広島県立尾道北高等学校
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広島県立尾道北高等学校(ひろしまけんりつ おのみちきた こうとうがっこう)は、広島県尾道市長江に位置する県立高等学校である。通称は、「北高」または「尾北」。総合学科を設置している。
公立高入試の単独選抜制度導入により、広島県東部の公立進学校の先駆的存在となっている。
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[編集] 校風
学校ぐるみで厳しい進路指導を行っており、最近では学校規定の鞄でしか登校できなくなった。 また、国公立大学の進学率に対する熱意は相当のものであり、2004年度には国公立大学合格者が68%、2005年には公立校としては県内初となる70%という大台に乗せる快挙を達成した。その反面、私立大学対策などへのサポートは甘く教職員個々での対応のみとなっているという問題もある。 生徒数は一学年240人(定員)、浪人する生徒が少ないという特徴がある。 又、近年は京大の合格者を安定的に送り出すなど、県下有数の進学校として位置づけられている。
[編集] 沿革
[編集] 経緯
- 大正14年文部省告示第127号を受けて、広島県尾道中学校として設立。
- 昭和2年に槇が峠新校舎(現在地)に移転し、昭和8年に県立に移管。
- 第二次世界大戦降伏後の学制改革によって、広島県尾道高等学校となる。同時に中学校を併設。
- 昭和30年に美ノ郷分校は廃止。
- 昭和41年に向島分校の閉校。
- 昭和43年広島県条例第45号により、広島県尾道高等学校は広島県立尾道北高等学校と改められた。
- 平成9年に広島県立尾道東高等学校との総合選抜試験実施の最終年となる。この年の入学者が普通科最後の生徒となる。
- 平成10年度入学者より総合学科へ転科。
現在尾道北高等学校は、地元尾道を始め各方面で活躍している。
[編集] 教育方針
人格の完成を目指し,民主国家における健全な社会人としての資質を育成するために、(1)個を大切にする学習活動の充実、(2)個性の尊重と進路の保障、(3)健康の増進と情操の陶冶、(4)節度と責任、敬愛と協力を重んずる態度の育成、(5)基本的人権に対する理解の深化と自主的精神の育成、について推進する。
[編集] 建学の精神
至誠一貫
[編集] 校訓
自尊・自恃・自制
[編集] 学校行事
[編集] 生徒会活動・部活動など
[編集] 演劇部
広島県高等学校総合文化祭演劇大会
[編集] 全国高等学校クイズ選手権・中国大会
[編集] 著名人
- 恵谷治(ジャーナリスト) - 北朝鮮事情に詳しいことで有名
- 大林宣彦(映画監督) - 尾道三部作、新尾道三部作、成城大学中退
- 青山高治(アナウンサー) - RCC中国放送、広島修道大学卒
- かわぐちかいじ(漫画家) - 沈黙の艦隊、ジパング他、明治大学卒
- ユーキあきら(漫画家) - 魔物ハンターりおな、内気なゴースト他
[編集] 行事
- 体育祭 --- 9月
- 槙ヶ峰祭(文化祭)--- 5月
- 持久走大会 --- 2月(1・2年生のみ びんご運動公園にて)
「槙ヶ峰祭」は正しくは「槙峰祭」である。 また、同校の同窓会には「槙峰同窓会」と名前がつけられていて同様であるが、各種の印刷物にも間違った表記のものが多い。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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