庄司紗矢香
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
庄司紗矢香(しょうじ さやか、1983年1月30日 - )は、国分寺市出身のヴァイオリニストである。
目次 |
[編集] 生い立ち
[編集] 幼少時代
東京に生まれたが、3歳の時、母の美術の仕事の関係で2年間シエーナで生活した。最初ピアノを習っていたが、シエーナでのキジアーナ音楽院のコンサートでヴァイオリン演奏を見たことがきっかけとなり、5歳からヴァイオリンを始めた。帰国後、国分寺市内の小学校に進み、1994年、6年生の時に第48回全日本学生音楽コンクール東京大会、全国大会で第1位を獲得した。
[編集] ヨーロッパ留学
1995年、キジアーナ音楽院において、ヴァイオリンをウート・ウーギ、室内楽をリッカルド・ブレンゴーラに学び、1997年にはイスラエルより奨学金を得てシュロモ・ミンツに学んだ。同年、14歳でリピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際コンクール・ジュニア(17歳未満)部門で日本人として初めて優勝し、ルツェルン音楽祭にルドルフ・バウムガルトナー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団のソリストとして出演した。また、リピンスキ・ヴィエニヤフスキ・コンクールで審査員を務めていたザハール・ブロンに声を掛けられ、1998年以降、ケルン音楽大学でブロンに師事する。また、同年、ルツェルン祝祭管弦楽団とヨーロッパ演奏旅行を行い、ウィーン・ムジークフェラインザールでウィーン・デビューを果たした。1999年、第46回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールにコンクール史上最年少、かつ日本人として初めて優勝した。
[編集] 近年の活動
2000年、ズービン・メータにその才能を認められ、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだ。以来、世界の楽団とヨーロッパを中心に、日本、アメリカ、南米、ロシア、イスラエルで定期的に活動している。これまでにウラディーミル・アシュケナージ、シャルル・デュトワ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、ネヴィル・マリナー、リッカルド・シャイー、チョン・ミュンフン、ピンカス・ズッカーマン、エリアフ・インバル、ガリー・ベルティーニ、ウラディーミル・スピヴァコフ、ルチアーノ・ベリオ、ユーリ・バシュメットらと共演した。また、室内楽についても、2001年のヴェルビエ音楽祭以降、積極的に取り組んでいる。2004年、富士ゼロックスのCMに起用され、ヒューマン・ビートボクサーのAFRAと共演している。2005年、ケルン音楽大学を卒業し、パリに移った。使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1715年製ストラディヴァリウス「ヨアヒム」である。
[編集] レコーディング
- パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第1番」他
- ルーブル・リサイタル
- プロコフィエフ「ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番」他
- メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」、チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 日本のヴァイオリニスト | 1983年生 | 東京都出身の人物