ウラディーミル・アシュケナージ
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ウラディーミル・アシュケナージ(Vladimir Ashkenazy, Влади́мир А́шкенази, 1937年7月6日 - )は、ピアニスト・指揮者。名前のとおりユダヤ系だが、母はロシア人。
ロシアのゴーリキー(現在のニジニ・ノヴゴロド)に生まれ、1955年、モスクワ音楽院に入学。その間にショパン国際ピアノコンクール2位、チャイコフスキー国際コンクール優勝など、さまざまな賞を受賞した。モスクワ音楽院卒業後、ロンドンへ移住。その後、妻の故国アイスランドのレイキャヴィークに定住。その後アイスランド国籍を取得し、旧ソ連国籍を離脱した。レパートリーは非常に幅が広く、得意なショパンや、ラフマニノフやチャイコフスキー、スクリャービンといったロシア系作曲家を中心に、古くはバッハから、近現代はショスタコーヴィチまでほぼ網羅した演奏をこなす。
1970年から指揮活動を始め、フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団などで指揮者をつとめ、2004年、NHK交響楽団(N響)の音楽監督に就任した。現在はピアニストとしてよりも指揮者としての活動が活発で、本年度はN響のコンサートで定期的に指揮棒を振っている。
[編集] 展覧会の絵
アシュケナージはムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」への思いいれが強く、ピアノ原曲の演奏ばかりでなく、アシュケナージ自身による管弦楽用編曲と指揮、ムソルグスキーのオリジナル譜面の復刻を行っている。