弦楽五重奏曲第2番 (ブラームス)
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弦楽五重奏曲第2番ト長調op.111は、ヨハネス・ブラームスが1890年夏ごろに作曲した弦楽五重奏曲である。
Brahms Op.111 G Dur, Streichquintett fur 2 Violinen, 2 Bratchen und Violoncell
- 完成は1890年夏頃、オーストリアの保養地イシュル Ischl に於て。
- カルベック Max Kalbeck の伝に拠れば、此の五重奏のリハーサルのあとに Kalbeck が「プラーター公園のブラームス (Brahms im Prater)」と銘打ったらと水を向けると Brahms はウインクして「そりゃあいい、可愛いお嬢さん方いっぱいのね！ (Nicht wahr? Und die vielen hubschen Maidchen drin.)」と答えたという。
- 一時は本作品を以って擱筆した作曲者の魅力が詰まった逸品。作品全体にワルツの主題がちりばめられ、自家薬籠中のロマの音楽（Hungarian gipsy-music) が終末部に展開される。
[編集] 構成
全4楽章、演奏時間 約20-30分。
- ()内は小節, Tempo：Key：Time signature.
- 1. Allegro non troppo, ma con brio：G Dur - (57) B Dur - (106) G Dur：Neunachteltakt. 全181小節
- 2. Adagio：D Moll：Zweivierteltakt. 全80小節
- 3. Un poco Allegretto：G Moll - (60) G Dur - (111) G Moll - (169) G Dur：Dreivierteltakt. 全183小節
- 4. Vivace ma non troppo presto - (248) animato：G Dur：Zweivierteltakt. 全287小節
[編集] 参考資料
- ポケット総譜 Edition Eulenburg No.238; Wilhelm Altmann の序文.
- CD: Deutsche Grammophon POCG3469/70 : アマデウス弦楽四重奏団 Amadeus Quartet & Cecil Arnowitz (録音1967年5月)
- CD: Capriccio 10 427 : Camerata Academica des Mozarteums Salzburg, 指揮 シャンドル ヴェーグ Sandor Vegh (録音1991年10-11月)
- 伝記: 三宅幸夫『ブラームス』（新潮文庫「カラー版 作曲者の生涯」）
[編集] 外部リンク
- ブラームスはお好き？ - おすすめの曲 Good Family さんのサイト
