感じるジャッカル
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感じるジャッカルは、2001年~2002年にフジテレビで放送されたコントバラエティ番組。
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[編集] レギュラー出演者
[編集] 沿革
- 2001年10月スタート。毎週月曜の深夜に30分間放送。「はねるのトびら」の直前の時間帯に放送されていた。
- 2002年4月より「NEW GENERATION」枠(月曜深夜・60分)の一つとして、5週に1回のペースで放送される。他の番組は「はねるのトびら」、「ワンナイR&B」、「BACK-UP!」、「トーキョープラズマボーイズ」。
- 2002年8月7日にポニーキャニオンよりDVD・ビデオが発売された。
- 2002年9月9日、放送終了。
[編集] 概要
- タイトルの中にイヌ科の動物であるジャッカルを入れている事からも分かる通り、スタッフ等で笑う犬シリーズの延長線上にあった番組(前の枠笑う子犬の生活のリニューアルの意も含まれていた様子)で、本家の笑う犬の方でも、笑う犬メンバーと共に「感じるジャッカル」のコントを行う特別編があった。
- 一部スタッフや構成などは、後に「ロバートホール」シリーズにも受け継がれた。
- 番組の評価は高く、特にコントの完成度は高かった為に終了を惜しむ声があったが、最終回で長井が自虐的に言っていたように、同時期に放送されていた「はねるのトびら」の人気の影に隠れる形となった。
- 某雑誌で出演者である中川家が、「感じる~」では非常に追い詰められていたという旨の発言をしている。当時M-1グランプリ初代王者となり人気が突出していた中川家は番組内でも大きなポジションを担っていた。
- 番組終了に関しては、構成作家として入っていた宮藤官九郎が、自身の関わる大人計画のサイトでの質問コーナーで、反対に疑問を投げかけるほどだったが、キャラクター的に商品展開などが難しいなど大人の裏事情が大きかったとの話も、漏れ聞こえている。
- 番組の特徴として、職業作家の作ったネタだけでなく出演者自身が作ったネタ(コンビで発表したネタのリメイクも含む)も採用されていた事が挙げられる。もっとも「ダウンタウンのごっつええ感じ」をはじめ他のコント番組でも出演者がコント制作に関わっている場合が多い。
- 30分枠時代はトークはエンディング、企画はシャカ大熊の長渕剛のマネによるライブ程度で、全編ほぼコント構成されていた。しかし60分枠になると、他の番組と競わせる枠という特性上、生き残りがかかり、時間帯昇格などを意識したような企画モノが全体の半分を占めるようになっていた。
- オープニング曲にアル・クーパーの"Jolie"を起用。メンバーとともにシーナ&ロケッツのシーナとその娘鮎川陽子が踊る模様が話題に。番組のオシャレ感をイメージづけた。
[編集] ネタとキャラクター
ネタとキャラクター名()は作家。出演者が書いたもののみ記載。
- ジャッカモニ(各出演者)
- 当時人気だったミニモニのパロディ。ミニモニのような出で立ちの出演者が一言ネタをする。
- ダイヤモンド牛山(大熊)
- ゾル夫とゲル子
- ゾル夫(中川家礼二)と謎の女性ゲル子(ホームチーム与座)のシュールコント。ゾル夫の正体は会社社長で、部下のホームチーム檜山を不思議な世界へ巻き込んでゆく。最終回でゾル夫とゲル子は見事結婚。
- パニックマン(檜山/剛)
- 中川家剛がパニック障害の経験に基づき?書いたネタ。敵の音符星人(シャカ、檜山)に気を遣わせ、助ける対象には突っ込まれてしまい、パニックに陥ってしまう。
- イヤーン空手(大熊)
- 本来はシャカの持ちネタ。「イヤーン、イヤーン、イヤンイヤン」のかけ声で一言ネタ連発。最後は植松が竹刀で叩かれるなど酷い目にあうが、一度瓦割りに成功し周囲はもとより、本人達も驚いていた。
- LOVE天使
- 中川家礼二、シャカが扮するLOVE天使が「デキそうでデキない」訳ありカップル(中川家剛、相沢真紀)を、少子化に歯止めをかけるという大義名分でHに導こうとする。
- タンクトップス
- トリオ・ザ・カンフー
- バイオコップ
- ブルーライト予備校
- 中川家礼二が講師役を演じて人気だったコーナー。