戸河内駅
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戸河内駅(とごうちえき)は、広島県山県郡戸河内町上本郷字中坪780(廃駅当時、現:広島県山県郡安芸太田町戸河内字中坪780)に存在した西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線の駅(廃駅)。
加計~三段峡間が開通した1969年7月27日に開設されたが、JR可部線非電化区間(可部~三段峡間、延長46.2km)の廃止に伴い、2003年12月1日に廃駅となった。
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[編集] 駅名の由来
- 駅のある地域の自治体名(広島県山県郡戸河内町)から。
[編集] 駅の様子
- 駅舎があり、委託駅だった。
- プラットホームは島式一面二線で、交換可能駅だった。但し、廃止前には列車交換は行われなくなり、上り線(北側)の線路しか使われなくなった。
- 駅舎とプラットホームは下り線路と平面交差の通路で結ばれ、東側からプラットホームに上がっていた。
[編集] 駅の周辺
- 旧戸河内町の中心部に当たり、戸河内町役場(現:安芸太田町役場)と戸河内町立国民健康保険病院(現:安芸太田町戸河内病院)があった。
- 太田川が駅の裏側(北側)を流れている。
- 駅のすぐ南側を国道191号が通っている。
[編集] 沿革
- 1969年(昭和44年)7月27日 国鉄(当時)可部線・加計~三段峡間開通と同時に開設される。当時の所在地表示は広島県山県郡戸河内町上本郷であり、それは廃止まで変わることはなかった。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄の分割・民営化により可部線がJR西日本の路線に移行する。
- 2003年(平成15年)12月1日 JR可部線・可部~三段峡間が廃止され、戸河内駅も34年4ヶ月の歴史に終止符を打つ。
[編集] 現状
駅舎、プラットホーム、駅付近のレールなどはすべて解体・撤去され、跡地にはバス待合所が建設された。
[編集] 備考
- JR可部線のうち加計~三段峡間の建設当時の路線名称は本郷線と称していたが、「本郷」は、この戸河内駅のある辺りの地名である。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
可部線(廃線区間)