房総丘陵
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房総丘陵(ぼうそうきゅうりょう)は、千葉県の房総半島中南部に広がる丘陵地帯。
正確な定義は存在しないが、概ね茂原市と木更津市を結んだ線以南の丘陵地帯を指す。一部は南房総国定公園の公園区域をなす。
北になるに従い標高が下がり、房総台地と呼ばれ、大網白里町から東金市、山武市まで続く。
[編集] 主な山
- 鹿野山(君津市)379m
- 鋸山(富津市・安房郡鋸南町)329m
- 愛宕山(南房総市)408m ---千葉県の最高峰
- 嶺岡浅間(鴨川市)336m
- 清澄山(鴨川市)377m
- 伊予ヶ岳(南房総市)337m
- 富山(とみさん)(南房総市)350m
[編集] 特徴
フォッサマグナの中にある新しい地層で、南部には「嶺岡帯」北部には「東金崖線」などの特徴ある地質帯があり、北東側の銚子市付近に見られる中生代の地層と好対照である。
- 嶺岡帯
- 愛宕山を主峰とする嶺岡山系沿いに東西に分布し、蛇紋岩、玄武岩、ハンレイ岩、石灰岩、チャート、閃緑岩、片岩、凝灰岩などが無秩序に分布しており、現存するプレートテクトニクスでは説明できない地質構造体である。
- 東金崖線
- 九十九里平野と東京湾岸との分水界で、大網白里町にある小中池付近には、南白亀川水系の支流小中川が、村田川を河川争奪した地形が見られる(なお、「崖線」は山武市から成田市(成田空港付近の下総台地)を経て、茨城県牛久市まで続いている)。
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