斎藤守慶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
斎藤 守慶(さいとう もりよし、1928年11月26日~)は毎日放送元社長・会長・最高顧問。東京都出身(本籍は福岡県)。父は福岡県知事(官選時代)などを務めた斎藤守國。
[編集] 来歴・人物
東京大学経済学部卒業後、1951年に毎日新聞社へ入社。1955年、大阪テレビ放送(現・朝日放送テレビ)に出向し、1958年に毎日放送へ中途入社。1971年にテレビ営業局長、1973年に取締役、1978年に常務取締役を歴任。1985年に社長就任し、1997年から5年間にわたり会長を務めた。2002年より相談役名誉会長となり、2006年現在、現職。その他には財団法人放送番組センター会長、大阪文化団体連合会会長などをそれぞれ務めている。
1958年、毎日放送の前身の新日本放送(NJB)がテレビ放送の免許を取得した際に、社名を新日本放送から「毎日放送」に社名を変更し、斎藤は大阪テレビ放送から毎日放送に出向、テレビ営業の仕事に関わった。毎日放送テレビはラジオ東京テレビ(KRT、現・TBS)とネットを組むことを計画していたが、KRTの今道潤三常務(後のTBS社長)からKRTとのネット工作を一蹴された時も、その現場にいた。毎日放送テレビは日本教育テレビ(NET。現・テレビ朝日)とネットを組んで開局した。テレビ開局から16年後の1975年3月31日、TBS系列にネットチェンジした。
1983年の常務取締役事業本部長時代に『サントリー1万人の第九』を企画発案。第一回以来、毎日放送のビッグイベントとして恒例となり、例年にコンサートを要約した番組には企画・斎藤守慶とスタッフロールにクレジットとして記載されている。
[編集] 著書
- 『放送が世界を動かす』TBSブリタニカ
- 『放送新時代~「星の時代」の挑戦~』TBSブリタニカ
- 『文化の広場・文化の言葉』大阪文化団体連合会