新常磐交通
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 〒970-8035 福島県いわき市明治団地4-1 |
設立 | 2006年2月1日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 路線バス |
代表者 | 代表取締役社長 髙野將弘 |
資本金 | 3,500万円 |
従業員数 | 505名(2003年10月1日現在) |
外部リンク | http://www.joko.co.jp/ |
新常磐交通株式会社(しんじょうばんこうつう)は福島県浜通りに路線を展開しているバス会社。
目次 |
[編集] 概要
近年、多額の債務を抱えている「常磐交通自動車」の経営改善策として、2006年2月1日にこれまで路線バス・観光バス・運輸などの事業を行っていた常磐交通自動車から、子会社の「常交中小型自動車」へ営業譲渡をし、社名を「新常磐交通」に改称した。譲渡後の新常磐交通は、100%株主で東京のタクシー会社である「グリーンキャブ」の傘下となる(グリーンキャブはそれ以前にも、長野県のバス会社千曲バスも傘下に入れている)。
なお、営業譲渡後の路線バス事業などについては、これまで通り維持する。営業譲渡に伴い、既存の常磐交通自動車については、浜通り旅客運送に名称を変え、債務処理に専念する。
[編集] 歴史
営業譲渡以前の常磐交通自動車の沿革については常磐交通自動車#歴史を参照のこと。
- 1983年9月 常交中小型自動車を設立。
- 2006年1月12日 常磐交通自動車から子会社の「常交中小型自動車」への路線バス・観光バス・運輸の3事業の営業譲渡を国土交通省東北運輸局から認可される。
- 2006年2月1日 常磐交通自動車の事業を「常交中小型自動車」へ営業譲渡すると同時に、社名を「新常磐交通」へ改称する。(営業譲渡後の常磐交通自動車については、浜通り旅客運送に名称を変え、債務処理に専念する。)
- 2006年4月 南相馬市原町区内の福島交通による一部路線を移管。
- 2006年12月15日 高速バス「小名浜―東京」線の運行開始(JRバス関東、東武バスセントラルと共同運行)。
[編集] 所属する車両
現在、いすゞ・日野・日産ディーゼル(UD)車が配属されている。いすゞと日野で車両数の90%を占める。かつては観光車「スワン号」にネオプランやUDのダブルデッカー(2階建て車)が配属されていたが、維持にコストがかかることと、老朽化のため路線車より早く廃車となってしまった。 なお、北営業所管内では、貸切車としても使われるため、トップドア車を数多く配置している(デザインは、貸切車と同じカラー)。前後ドア車も少数在籍するが、一部を除いて前乗り前降りとなっている。
[編集] 営業所・窓口
[編集] いわき市 いわき中央営業所管内
- いわき中央営業所(平・小名浜地区系統、高速バス運用を担当)
- 湯本車庫(子会社の常交いわき観光自動車車庫、 湯本・植田地区系統を担当)
- 小名浜車庫(中小型事業部車庫、折り返しバスの待機所)
- 上遠野車庫(一部のバスがここで駐在する)
- 上三坂車庫(一部のバスがここで駐在する)
- 上荒川待機所(折り返しバスの待機所、高速バスいわき~郡山~会津若松線.いわき~福島線の始発地)
以下の案内所は、回数券などの販売窓口業務のみ。
- いわき駅前案内所
- 小名浜駅案内所
- いわき好間案内所
- 植田駅前案内所
- 湯本駅前案内所
[編集] 相双地区 北営業所管内
- 北営業所(浪江町所在。南相馬市原町区の路線を担当。バスカード利用不可)
- 富岡車庫(富岡駅発系統を担当、子会社の常交相双小型観光自動車車庫もここにある)
- 川内車庫
[編集] その他地域
[編集] 高速バス路線
- いわき号 - 浪江・いわき駅~東京駅(JRバス関東・東武バスセントラルと共同運行)
- いわき号 - いわき小名浜~東京駅(JRバス関東・東武バスセントラルと共同運行)
- 仙台~いわき線 - 勿来~仙台(JRバス東北と共同運行)
- いわき~福島(福島交通と共同運行)
- いわき~郡山~会津若松(福島交通、会津バスと共同運行)
- いわき~福島空港(中小型事業部の運行)
- いわき~TDL
- シーガル号 - いわき・日立~京都・大阪(近鉄バスと共同運行)
[編集] 外部リンク
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