福島空港
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福島空港 | ||||
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IATA:FKS - ICAO:RJSF | ||||
概略 | ||||
空港種別 | 第三種空港 | |||
管理者 | 福島県 | |||
開港日 | 1993年3月20日 | |||
運用時間 | 8:30 - 20:00 (JST) | |||
所在地 | 福島県石川郡 福島県須賀川市 |
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海抜 AMSL | 1,221ft (372m) | |||
位置 | 北緯37度13分38秒 東経140度25分50秒 |
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滑走路 | ||||
方向 | ILS | 全長 | 全幅 | 表面 |
01/19 | ?? | 2,500m | (60m) |
舗装 |
福島空港(ふくしまくうこう Fukushima Airport)は、福島県石川郡玉川村と須賀川市にまたいで位置する第三種空港。
ドラマ版「世界の中心で、愛をさけぶ」最終回の収録が行われた空港。2004年12月14日にペ・ヨンジュンが極秘来日した。周囲は自然豊か。2300台の駐車場が無料。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 航空管制
RDO | 118.05MHz,126.2MHz |
- RDOの担当は、国土交通省東京航空局福島空港出張所航空管制情報官が担当
[編集] 航空保安無線施設
局名 | 種類 | 周波数 | 識別信号 |
福島 | VOR | 113.45MHz | FKS |
福島 | DME | 1042.0MHz | FKS |
- 保守は、国土交通省東京航空局福島空港出張所航空管制技術官が担当
[編集] 就航路線
航空会社名が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便
[編集] 国内線
(JALエクスプレスの機材・乗務員で運航する便あり)
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- 大阪国際空港(2007年6月1日より運航開始)
(エアーニッポン、エアーセントラル何れかの機材・乗務員で運航)
- アイベックスエアラインズ・全日本空輸
-
- 大阪国際空港
とかち帯広空港、函館空港、広島西飛行場、福岡空港へも就航していたが、現在は休止している。
[編集] 国際線
- アシアナ航空・全日本空輸
[編集] 空港へのアクセス
- 路線バス
- 予約制バス
- 予約制乗合タクシー
下記場所より乗車人数2名以上で運行。 福島空港構内タクシー協議会配車センター
- JR利用
- 自動車利用
- あぶくま高原道路福島空港ICそば
[編集] 現状
- 利用者は開港数年後のピークを境に減っている。
- 福島市からは便数が多い仙台空港のほうが利便性が良い。しかし、一方郡山駅からのアクセスバスの所要時間は40分となり、仙台駅から仙台空港へのアクセスバスの所要時間、東京駅から東京国際空港への所要時間とほぼ同等であり、利便性という意味では大差は無い。県内主要都市、栃木県北の那須塩原地区、日光・鬼怒川地区、茨城県北地区からは2人以上で利用可能な事前予約制の低価格の乗り合いタクシー[1]も準備され立地の悪さをカバーする努力がなされている。(※仙台空港は2007年春仙台駅からの直通鉄道が開通しアクセス時間が約20分に改善される。)
- 福島市、郡山市、白河市の各都市からは東京まで新幹線で1時間半の近さであり、そのため東京国際空港への便を持たないのも利用率が伸び悩む要因でもある。
- 栃木県には空港が無く、福島空港も県南部に位置するので栃木県民に利用促進を働きかけている。
- 中部国際空港が開港した際に直行便が就航したが、愛・地球博終了後利用率が芳しくない。利用率低下の原因は郡山駅~名古屋駅を例に考えてみると空港利用の場合、郡山駅→バス移動(40分)→空港→手続き(20分)→飛行時間(90分)→空港→手続き(20分)→鉄道移動(30分)→名古屋駅で計200分。新幹線利用の場合は郡山駅→東北新幹線(やまびこで90分)→東京→東海道新幹線(ひかりで120分)→名古屋駅で計210分と共に大差がなく、乗り換え時間やアクセスバスの交通渋滞などを考慮すると新幹線移動のほうが速くて確実ともいえるからであろう。2006年度で休止予定であったが、自治体等の要望を受け、2007年度も運航継続するものの実績によっては再度休止を検討するという条件付きとなった。具体的な条件は明らかになっていないが、同じく条件付き継続となった他路線では、2007年度の搭乗率70%以上が2008年度以降の運航継続条件として明らかになっており、同程度の条件であることが予想される。
- 利用率低下の打開策としては、空港利用料金の引き下げによるチャーター便の運行促進が注目されている。2005年の国際チャーター便利用率は22%増しと好調であり首都圏からの近さを利用した国際チャーター便利用が期待される。
- 尚、当空港の駐車場は2300台収容可能だが、東京線を持たずかつ利用が芳しくない状況では供給過剰の状態にあるといえる(因みに、東京線を持っている青森空港でさえ駐車場の収容台数が約1800台である)。
- アシアナ航空は韓国線を2005年9月に週3便から週5便に増便したが、2006年9月再び週3便に減便した。利用率は70%と好調であったが、正規料金で利用するビジネス客が少なく、利用客は韓国に比べ割安な周辺ゴルフ場利用客と観光客など利益の出ないパックツアー客がほとんどで、結局採算が取れないためだった。アシアナ航空はこの機材をビジネス客の利用が好調な中国路線に振り向けた。しかし、再び2006年12月末より週3便を4便に増便予定[2]。
- 需要予測達成率は38.0%と、日本国内の空港ではワースト4位であり、運用方法、存在意義が問われている。(2006年現在)[1]
[編集] 註
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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