映美くらら
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映美 くらら (えみ くらら、本名:本山麻衣子 1979年6月15日 - )は、熊本県出身の女優。元宝塚歌劇団月組トップ娘役。
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[編集] 略歴
幼少のころからバレエを習っていた。
熊本信愛女学院中学の修学旅行で宝塚歌劇と出会い、1997年に宝塚音楽学校に入学。
1999年3月、85期生として宝塚歌劇団に入団。同年『ノバ・ボサ・ノバ』で初舞台を踏んだ後、星組に配属。可憐な若手娘役として将来性を見込まれ、早くから新人公演及びバウホール公演のヒロインを努める。
2001年、入団3年目で、月組に組替えし、紫吹淳の相手役としてトップスターに就任。全国ツアーを回った後東京宝塚劇場『大海賊/ジャズマニア』でトップ娘役就任。就任当初は娘役として未熟であったのは否めないが、本人の努力や紫吹の指導もあり可憐な娘役に変貌を遂げる。
2004年の紫吹の退団後、後任の彩輝直とコンビを組み、全国ツアー『ジャワの踊り子』にてコンビお披露目公演。『飛鳥夕映え/タカラヅカ絢爛II』で1作のみ大劇場公演を務め、2004年10月10日の同公演東京公演千秋楽をもって歌劇団を退団。
宝塚退団後は、女優として活動しており、2005年1月には『ナニワ金融道6』でテレビドラマ初出演。 「オフィス設計」イメージキャラクターとして、CMにも出演中。
[編集] 宝塚時代の主な舞台
[編集] 星組時代
- 2000年、バウホール公演『花吹雪・恋吹雪』茶々
- 2001年、『花の業平』新人公演:藤原高子(本役:星奈優里) *新人公演初ヒロイン
- 2001年『ベルサイユのばら2001』小公女/オスカルの少女時代<二役> 新人公演:ロザリー
- 2001年、バウホール公演『イーハトーヴ 夢』宮澤トシ *バウホール公演初ヒロイン
[編集] 月組娘役トップスター時代
- 2001年、東京宝塚劇場『大海賊/JAZZ MANIA』エレーヌ *トップ披露公演
- 2002年、『ガイズ&ドールズ』サラ
- 2002年、全国ツアー『サラン・愛/ジャズマニア』
- 2002~03年、『長い春の果てに/With a Song in my Heart』エヴァ
- 2003年、『花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン』ジル
- 2003~04年、『薔薇の封印』リディア/ポーラ/ジェニファー<三役>
[編集] 退団後の出演作品
[編集] TVドラマ
- ドラマの公式サイトでは「撮影日誌」「映美くららの楽しいバレエ」を担当した。
[編集] CM
- 「オフィス設計」イメージキャラクター
- サントリー 天然水 阿蘇 合唱篇
[編集] 舞台
- 2006年『十二夜』(中日劇場)オリヴィア役