朝日自動車グループ
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朝日自動車グループ(あさひじどうしゃグループ)は、東武鉄道グループの傘下にある、朝日自動車をトップするバス・タクシー事業者を中心に構成される企業グループである。 グループ全体の営業エリア(高速バス除く)は、埼玉県東部・北部・群馬県・栃木県西部・千葉県北西部・茨城県南西部に渡る。
ただし、一般的には、各社とも「東武(鉄道)グループ」とのみ紹介する場合が多い。 また、直系の親会社はあくまで東武鉄道である企業が多く、資本関係がどれだけのあるかは不明。
なお、東武鉄道グループのタクシー事業者は、ほとんどが朝日自動車グループに属するが、バス事業者に関しては、他に東京都心部・埼玉南部・中部・千葉西部中心の東武バスグループと栃木県東部の東野交通グループの3つに分かれる。
目次 |
[編集] グループ傘下企業
- 朝日自動車(埼玉北部・群馬南部)
- 川越観光自動車(埼玉北部)
- 国際十王交通(旧国際ハイヤー。埼玉北部・群馬県伊勢崎市)
- 関越交通(群馬県全域)
- 茨城急行自動車(茨城南西部・千葉南西部・埼玉県越谷市)
- 阪東自動車(千葉県柏市我孫子市)
- 日光交通(栃木県日光)
- 東武ダイヤルバス(栃木県鬼怒川温泉)
- 東北急行バス(高速バス)
- 朝日カーメンテナンス(旧三進自動車。車両整備)
- 金龍自動車交通(東京23区)
[編集] 元グループ企業
- さくら観光自動車
- 1995年、朝日自動車に吸収され消滅。
- 桐生ハイヤーセンター
- 2000年3月、桐生朝日自動車(1995年に分社化して設立)に吸収合併され消滅。
- 群馬観光タクシー
- 2000年10月、国際ハイヤーに吸収合併され、会社としては消滅の後、国際ハイヤーの群馬県下の営業所を含め、関越交通に事業譲渡して完全消滅。
- 吾妻観光自動車
- 2002年10月、関越交通に吸収合併され消滅。
- 両毛観光バス
- 2002年10月、国際ハイヤーに吸収合併され消滅。
- 十王自動車
- 2004年1月、国際ハイヤーに吸収合併され消滅(国際ハイヤーは合併の際に国際十王交通に商号変更)。
- 足利自修工業
- 2005年4月、三進自動車に吸収合併され消滅(三進自動車は合併の際に朝日カーメンテナンスに商号変更)。
[編集] そのほか
- グループ統括として、朝日自動車の代表者である横山登氏が国際十王交通・茨城急行自動車・東武ダイヤルバス・朝日カーメンテナンスなどの代表を、川越観光自動車の代表者である飯塚和彦氏が関越交通の代表をそれぞれ兼任している。
- なお、東武興業株式会社もタクシー事業を行っているが、この会社の主要な事業はレジャー部門に分類される上、会社規模も朝日自動車より大きい為、当グループには含まれないと考えられる。
[編集] 外部リンク
朝日自動車グループ(統括事業者:朝日自動車)
(事業別に掲載。複数事業ある場合は、重複記載あり) | |
一般路線バス | 朝日バス(朝日自動車)ASAHI ○●、川越観光バス(川越観光自動車)K.K.J. ○●、茨急バス(茨城急行自動車)IBAKYU ○、関越交通 KKK/KAN-ETSU ●、桐生市おりひめバス(桐生朝日自動車)、国際十王バス(国際十王交通)KOKUSAI/JUO ○●、東武ダイヤルバス TDB、日光交通 NIKKO、阪東バス(阪東自動車)BANDO (○はバス共通カード導入およびPASMO導入予定、●は朝日バスグループ共通路線バスデザイン導入事業者) |
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高速バス | 川越観光自動車 K.K.J./KAWAGOE KANKO、関越交通 KAN-ETSU KOTSU/Azalea Express、国際十王交通 KJK/Kokusai Juo、東北急行バス Tohoku Express |
貸切/観光バス | 朝日自動車 ASAHI、関越交通 KAN-ETSU KOTSU、国際十王交通 KJK/Kokusai Juo、東武ダイヤルバス TDB、日光交通 NIKKO、阪東自動車 BANDO |
(バス事業者は、別途朝日バスグループというくくりができている。) | |
タクシー | 朝日タクシー(朝日自動車・桐生朝日自動車)、関越交通、国際十王タクシー(国際十王交通)、金龍自動車交通、日光交通 |
そのほかの事業 | 朝日カーメンテナンス:自動車整備、国際十王交通:貸駐車場・貸事務所(ビル)・旅行代理、日光交通:ロープウェイ・ドライブイン |