越谷市
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越谷市(こしがやし)は、埼玉県の南東部に位置する市。日光街道の江戸から数えて3番目に位置する宿場越ヶ谷宿で知られる。特例市、彩の国中核都市、業務核都市に指定されている。
目次 |
[編集] 概要
2003年4月1日に特例市へ移行した。現在、中核市への要件を満たしている。
[編集] 「国民健康保険発祥」の地
旧越ヶ谷町が昭和10年に発足させた一般住民を対象とした日本初の健康保険制度「越ヶ谷順正会」は昭和13年の国民健康保険法(旧法)施行よりも3年早く発足している。このため越谷市は「越ヶ谷順正会」を「国民健康保険の発祥」と称しており、国民健康保険法施行10周年を記念して、昭和23年には「越ヶ谷順正会」を顕彰する「相扶共済の碑」が現在の市役所敷地内に立てられている。
この制度は、昭和初期の世界恐慌に加えて越ヶ谷町が県立高等女学校(現在の越ヶ谷高等学校)を誘致したことなどから町の財政が逼迫したことがきっかけと言われている。町の財政建て直しと滞納税を一掃するために有志が無尽講を設立した。そして病気が貧困の大きな原因となっていることから、その無尽講の利益で設立された。当時、勤労者を対象とした健康保険制度はあったが、農漁業、自営業者を対象とした健康保険制度はまだ無かった。
[編集] 地理
[編集] 地勢
- 埼玉県の南東部に位置する。
- 鉄道は、東武鉄道伊勢崎線が南北に縦断、JR東日本武蔵野線が東西に横断している。
- 元荒川、中川、綾瀬川、古利根川など、多くの河川が流れていることから、「水郷こしがや」と呼ばれる。
- 市域はほとんどが平地であり、山林、原野はほとんどない。
- 市街地の中心は新越谷駅・南越谷駅周辺と越谷駅周辺とに分散している。近年、商業の中心は伊勢崎線、武蔵野線の乗換駅である新越谷駅・南越谷駅周辺に移行しつつある。そのため、旧市街地としての越ヶ谷、赤山町あたりの再開発が必要であろう。
- 天然記念物に指定されている「越ヶ谷のシラコバト」は、かつては越谷市付近にのみ生息していたが、近年は生息地が広がっている。
[編集] 河川
元荒川、中川、綾瀬川、古利根川、新川、平新川、間久里川、新方川、葛西用水路、四条排水、八条用水、谷古田用水、末田大用水、須賀用水、出羽堀
[編集] 湖沼
大吉調節池
[編集] 歴史
[編集] 市町村名の由来
- 「越ヶ谷」は「越(腰)の谷」の意で、「こし 」は「山地や丘陵地の麓付近」の意、「谷」は「低地」の意であると思われる。つまり、「大宮大地の麓にある低地」を指す地名であろう。
なお、本来の地名は「越ヶ谷」であり、1954年、越ヶ谷町と他の町村が合併して新町制をとった際、本来の「越ヶ谷」と区別するために「ヶ」を取って「越谷町」となった。したがって、かつて宿場町があった越谷市の中央部は、現在「越谷市越ヶ谷」となっており、それ以外の「こしがや」が付く地名は、町制・市制に伴って出来た地名なので、「南越谷」「北越谷」「東越谷」などのように「ヶ」が入らない。 同様の理由で、「越ヶ谷高等学校」には「ヶ」が入り、「越谷北高等学校」「越谷南高等学校」などには「ヶ」が入らない。
[編集] 変遷
- 1897年12月11日 - 合資会社鈴木銀行が南埼玉郡越ヶ谷町(現・越谷市)に設立。
- 1898年11月29日 - 越谷貯蓄銀行が南埼玉郡越ヶ谷町に設立。
- 1954年11月3日 - 越ヶ谷町・大沢町・新方村・桜井村・大袋村・荻島村・出羽村・蒲生村・大相模村・増林村が合併し、越谷町となる。
- 1955年11月3日 - 草加町から井原・麦塚・上谷が分離し、越谷町に編入される。
- 1958年11月3日 - 市制施行により越谷市となる。
[編集] 行政
[編集] 歴代市長
- 初代 : 大塚伴鹿 (1958年11月19日 - 1970年10月1日、3期)
- 2代 : 島村平市郎 (1970年11月19日 - 1973年10月10日、1期)
- 3代 : 黒田重晴 (1973年11月11日 - 1977年11月10日、1期)
- 4代 : 島村慎市郎 (1977年11月11日 - 1997年11月10日、5期)
- 5代 : 板川文夫 (1997年11月11日 - )
[編集] 経済
[編集] 産業
[編集] 企業
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 海外
[編集] 地域
[編集] 健康
- 平均年齢:41.0歳(男40.3歳、女41.7歳) [平成18年1月1日現在]
[編集] 教育
[編集] 小学校
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[編集] 中学校
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[編集] 高等学校
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[編集] 専門学校
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[編集] 養護学校
- 埼玉県立越谷西養護学校
- 埼玉県立越谷養護学校
[編集] 短期大学
[編集] 大学
[編集] 隣接している自治体
[編集] 隣接していないが近接している自治体
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] かつて通っていた鉄道
[編集] 道路
- 高速道路
- 東埼玉道路(建設中)
- 一般国道
- 県道
- 埼玉県道19号越谷野田線
- 埼玉県道48号越谷岩槻線
- 埼玉県道49号足立越谷線
- 埼玉県道52号越谷流山線
- 埼玉県道80号野田岩槻線
- 埼玉県道102号平方東京線
- 埼玉県道115号越谷八潮線
- 埼玉県道161号越谷鳩ヶ谷線
- 埼玉県道324号蒲生岩槻線
- 埼玉県道325号大野島越谷線
- 埼玉県道380号柿木町蒲生線
- 埼玉県道404号越谷停車場線
- 埼玉県道405号北越谷停車場線
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 越谷レイクタウン(建設中)
- 越ヶ谷久伊豆神社
- 宮内庁埼玉鴨場
- 千疋屋
- キャンベルタウン野鳥の森
- 花田苑/こしがや能楽堂
- 見田方遺跡
- しらこばと水上公園
- ホタル観賞の夕べ :毎年7月中旬頃花田苑にて行われる。
- 越谷花火大会:毎年7月下旬から8月上旬の土曜日、市役所前(葛西用水河川敷)にて開催。
- 南越谷阿波踊り:日本三大阿波踊りの一つ。毎年8月下旬頃に3日間開催。
- シラコバト:越谷付近に生息している。国の天然記念物。
[編集] 越谷市を舞台としている作品
- とっても!ラッキーマン
- 童謡 『はとぽっぽ』 シラコバトの鳴き声がモチーフとされている。
[編集] 出身有名人
- かとうれいこ:女優
- 森圭介:日本テレビアナウンサー
- 鈴木健:野球選手(東京ヤクルトスワローズ・内野手)
- 広池浩司:野球選手(広島東洋カープ・投手)
- 本柳和也:野球選手(オリックス・バファローズ・投手)
- 若井友和:オートレーサー
- ガモウひろし:漫画家
- Hikaru:プロレスラー
- 森本健成:NHKアナウンサー
- 金田龍之助:俳優
- 越ケ谷吾山:日本語方言学者
- ATSUSHI:ミュージシャン(EXILE)
- 謙吾:格闘家
- 落合美穂:フリーアナウンサー
- 西川浩幸:俳優
- MORISHINS':シンガーソングライター
[編集] ゆかりのある人物
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 埼玉県の自治体等
-
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九州地方: | 久留米市 | 佐世保市 |
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