朝日バスグループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
朝日バスグループ(あさひバスグループ)は、東武鉄道グループの傘下にある、朝日自動車グループのうち、朝日自動車を統括事業者とする、バス事業者グループの名称である。
また、これらの事業者は、朝日バスグループという名称を用いずに「朝日自動車グループのバス事業者」という呼ばれ方もする。
目次 |
[編集] グループ構成事業者
- 朝日自動車(ASAHI - 朝日バス) - 埼玉県東部・北部、群馬県南部、茨城県南西部。統括事業者。
- 川越観光自動車(K.K.J. /KAWAGOE KANKO - 川越観光バス) - 埼玉県南西部
- 国際十王交通(KJK /Kokusai Juo/KOKUSAI/JUO/JUO BUS - 国際十王バス) - 埼玉県北部、群馬県南部
- 旧 国際ハイヤー(国際バス)。十王自動車との合併時に社名・ブランド名変更。
- 関越交通(KKK /KAN-ETSU /KAN-ETSU KOTSU /Azalea Express - 関越交通バス) - 群馬県
- 茨城急行自動車(IBAKYU - 茨急バス) - 埼玉県南東部、千葉県、茨城県
- 阪東自動車(BANDO - 阪東バス) - 千葉県
- 日光交通(NIKKO) - 栃木県日光地区
- 東武ダイヤルバス(TDB ) - 栃木県鬼怒川地区
- 東北急行バス(Tohoku Express ) - 長距離高速バス
- 桐生朝日自動車 - 桐生地区。
- 朝日バスグループWebページに同社のリンク(Webページ)が用意されていないので、同社は、「朝日自動車グループ」に含んでも、「朝日バスグループ」には含めないという考え方もある。
[編集] 元グループ事業者
- さくら観光自動車
- 1995年、朝日自動車に吸収され消滅。
- 吾妻観光自動車(AGATSUMA /AKK - 吾妻観光バス)
- 2002年10月、関越交通に吸収合併され消滅。
- 両毛観光バス(RYOMO /R.K.)
- 2002年10月、国際ハイヤーに吸収合併され消滅。
- 十王自動車(JUO/JUO BUS - 十王バス/十王観光)
- 2004年1月、国際ハイヤーに吸収合併され消滅(国際ハイヤーは合併の際に国際十王交通に商号変更)。
[編集] 概要
以前、東武鉄道のバス事業本部で、関東(特に北関東)一帯において、東武バスというブランド名で路線バス網を展開していた。
しかし、慢性的な赤字を抱える路線・地域が増えていた。 そこで、当初は、群馬や茨城、埼玉北部、中部、東部などを中心に採算の取れない路線の廃止などを進めていた。
しかし、それでも赤字を抑えることはできず、現地の関連子会社へと順次路線譲渡していった。 その各子会社に対し、東武鉄道は、朝日自動車を統括事業者とする朝日バスグループを形成させた。
なお、譲渡されなかった路線は、東武バスグループに分社化・継承された。
また、朝日バスグループに属されなかった東武グループとは関係の無い地元事業者に一部路線が引き継がれている(廃止代替バス)が、本項目とは直接の関係はないので、説明は省く。
[編集] 車両
乗合バス用の車両は、朝日バス・川越観光バス・国際十王バス(熊谷営業所はほぼ全て、伊勢崎営業所は6台中3台)・東武ダイヤルバス(一部)・関越交通(一部)の5事業者において、共通デザインが導入されている。朝日自動車(菖蒲営業所開設時)・川越観光バス(森林公園営業所開設時)・国際十王バス熊谷営業所(旧国際バス)は、東武バスからの移管時は、朝日共通デザイン(開始に際して導入した新車)と東武デザイン(移管車)が混在していたが、順次塗替えまたは廃車により、東武デザインを淘汰して行った。関越交通・国際十王バス伊勢崎営業所(旧十王バス)には、従来共通デザイン車はなく、オリジナルのデザインであったが、2006年頃より順次朝日バスからの移籍により、共通デザイン車が増えてきている。
白地に青いラインと、赤い半円(だ円)で構成される。 赤い半円内には、ブランド名のアルファベット表記を白抜きの斜体で中央より上寄りの位置に切れ間があるデザインで記載(ASAHI ・K.K.J. ・KOKUSAI ・TDB ・KAN-ETSU )されている。
グループの他の事業者には導入されていない。茨急バスでは、朝日バスから車両の移籍を受けているが、関越交通・国際十王バス伊勢崎営業所とは異なり、茨急バスオリジナル塗装に変更してから導入しており、今後も共通デザインは導入しないものと思われる。
貸切バスは、関越交通の高速バス、東北急行バスを除き、東武グループ共通デザインで統一されている。オレンジを基調とした暖色系の色調と、ホワイトの緩やかな曲線で構成されている。
その他のデザイン車に関しては、それぞれの事業者の記事を参照のこと。
[編集] バス共通カードとPASMO
朝日バス・川越観光バス・国際十王バス熊谷営業所・茨急バスにおいて、バス共通カードが導入されている。いずれも、各社関連施設で購入できる。 ただし、カード自体は独自に発行してはおらず、(販売するカードは)東武バス(東武バスセントラル)発行のカードとなっており、導入各社は東武バスグループとして扱われる。
バス共通カードを導入している上記各事業者は、2007年3月運用開始を開始したPASMOを2007年度以降、順次導入する予定である。PASMOにおいても、東武バス(東武バスセントラル)傘下企業の扱いとなる。
[編集] 関連項目
- 朝日カーメンテナンス - 朝日自動車グループ。東武鉄道グループの車全般の検査等を担当。
- 東武鉄道のバス事業者グループ
[編集] 外部リンク
(事業別に掲載。複数事業ある場合は、重複記載あり) | |
一般路線バス | 朝日バス(朝日自動車)ASAHI ○●、川越観光バス(川越観光自動車)K.K.J. ○●、茨急バス(茨城急行自動車)IBAKYU ○、関越交通 KKK/KAN-ETSU ●、桐生市おりひめバス(桐生朝日自動車)、国際十王バス(国際十王交通)KOKUSAI/JUO ○●、東武ダイヤルバス TDB、日光交通 NIKKO、阪東バス(阪東自動車)BANDO (○はバス共通カード導入およびPASMO導入予定、●は朝日バスグループ共通路線バスデザイン導入事業者) |
---|---|
高速バス | 川越観光自動車 K.K.J./KAWAGOE KANKO、関越交通 KAN-ETSU KOTSU/Azalea Express、国際十王交通 KJK/Kokusai Juo、東北急行バス Tohoku Express |
貸切/観光バス | 朝日自動車 ASAHI、関越交通 KAN-ETSU KOTSU、国際十王交通 KJK/Kokusai Juo、東武ダイヤルバス TDB、日光交通 NIKKO、阪東自動車 BANDO |
(バス事業者は、別途朝日バスグループというくくりができている。) | |
タクシー | 朝日タクシー(朝日自動車・桐生朝日自動車)、関越交通、国際十王タクシー(国際十王交通)、金龍自動車交通、日光交通 |
そのほかの事業 | 朝日カーメンテナンス:自動車整備、国際十王交通:貸駐車場・貸事務所(ビル)・旅行代理、日光交通:ロープウェイ・ドライブイン |
カテゴリ: バス関連のスタブ記事 | 朝日自動車グループ | 朝日バスグループ