木津川 (大阪府)
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木津川(きづがわ)は、大阪府大阪市南西部を流れる淀川水系の下流における分流で一級河川。流路延長10km。
流域北部は住宅地、南部は倉庫・造船所などの工業地帯。
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[編集] 地理
西区中北部で淀川分流の土佐堀川から分かれ、西区中央部を南へ縦断。大阪ドーム近くの大正橋で西道頓堀川が東から合流し、西へ尻無川(岩崎運河)を分ける。大正区と浪速区、西成区との境界を成しながらなおも南下し、千本松大橋付近から徐々に南西流、そして西流へ転じる。下流では大正区と住之江区の境界となり、木津川運河を分けて大阪港南部(大阪南港東部)へ注ぐ。
[編集] 歴史
1699年(元禄12年)に掘削。1923年(大正12年)に改良され、運河としての性格を担うようになった。
[編集] 渡船
中・下流域で、両岸を結ぶ公営渡船が市営で運航されている。歩行者及び自転車専用で、無償。建設局による運航(木津川渡のみ港湾局)。渡船と対応する形で道路橋が併設されている箇所もあるが、木津川の貨物船運航に支障のないよう、ループ橋で建設されている。
- 落合上渡 大正区千島1丁目 - 西成区北津守3丁目 日中15分毎。
- 落合下渡 大正区平尾1丁目 - 西成区津守2丁目 日中15分毎。
- 千本松渡 大正区南恩加島1丁目 - 西成区南津守2丁目 日中15分毎。道路橋は千本松大橋が対応。
- 木津川渡 大正区鶴町2丁目 - 住之江区平林北1丁目 日中45分毎。道路橋は新木津川大橋が対応。
大阪市の渡船については、大阪市の公営渡船も参照。
[編集] 流域の自治体
(*は左岸に位置する自治体)
- 大阪市西区、大正区、浪速区*、西成区*、住之江区*