東京車掌区
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東京車掌区(とうきょうしゃしょうく)とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)東京支社の車掌が所属する組織である。
国鉄時代から続く歴史と伝統を持つ車掌区で、国鉄では「車掌区の中で花形の部署」とも呼ばれており、東京駅を発車する特急は東京車掌区が全てを受け持った。しかし成田エクスプレスの運転開始により九州ブルトレの受け持ちがなくなりかつての華やかさはない。だが東京駅を発車する特急や団体客が乗車する臨時列車は、全てではないものの東京車掌区が担当しており現在でも「花形」と言えるだろう。
以前は熱海でJR東海の車掌に引継がないで沼津まで乗務していた時もあった。
[編集] 乗務線区
- 優等列車
- 特急踊り子・スーパービュー踊り子・リゾート踊り子:東京~伊東間(一部は新宿運輸区・国府津運輸区・熱海運輸区受け持ち)
- 快速ムーンライトながら:東京~熱海間
- 特急成田エクスプレス:大船・大宮~成田空港間
- 普通列車
[編集] 過去に担当していた九州夜行列車
- 寝台特急さくら - 東京~長崎・佐世保間全区間。1991年改正からJR九州門司車掌区に移管され、その後みずほ廃止を機に1994年にJR西日本下関乗務員センターとの間であかつき号と入れ替え。1999年佐世保編成廃止とはやぶさとの併結を機にJR九州博多車掌区に移管し2005年3月に廃止される。
- 寝台特急富士 - 東京~大分間。1991年改正からJR九州大分車掌センターがそれまで担当していた大分~南宮崎間を含め全区間を受け持つ。その後運転区間が大分までに短縮される。2005年のはやぶさ併結を機に本州内はJR西日本下関乗務員センターが担当し九州内は今も大分車掌センターが担当する。また併結しているはやぶさは九州内は今も博多車掌区が担当している。
- 特急東海 (列車)。東京~熱海間 2007年3月17日に廃止される。