松原団地
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松原団地(まつばらだんち)は、埼玉県草加市にある旧日本住宅公団造成の住宅団地。1962年(昭和37年)入居開始。完成当時、東洋最大規模と言われたマンモス団地である。 団地はA地区~D地区に区分されており、西側は国道4号線に面し、東側は、東武伊勢崎線の松原団地駅に隣接している。 都市再生機構(UR)による建て替え事業の対象となっており、当初の計画では2015年(平成27年)までに全ての再開発が完了する予定である。
住居は主に4階建ての中層棟で、ボックス型ポイントハウスや、テラスハウスも存在する。 各地区には商店街も存在するが、居住者の高齢化や生活スタイルの変化により近年は閉店する店も多い。 また、団地内敷地は水田地帯を開発した低地帯で1970年代以降、台風や大雨によって伝右川の水位が増すとしばしば冠水に悩まされた。東京外環自動車道の工事に併せて1996年(平成8年)綾瀬川放水路が整備されて以後、大きな冠水は起きていない。
また、単身でも入居申し込みのできる1DK・2DKタイプの住居も存在し、最も安い1DKで1ヶ月の家賃は28,100円(平成18年度)である。 前述の建て替え事業により再開発対象住宅は退去期限付き2010年(平成22年)3月末日まで貸し出されている。
[編集] バス路線
松原団地駅西口からD地区までを朝日自動車越谷営業所が路線バスを一部循環で運行している。 この路線バスは、獨協大学を通過するが徒歩圏である為、獨協大生がバスを利用することは少ない。 松原団地駅西口駅前が再開発されるまでは、比較的交通量が少なかったためバスはほぼ定時で運行していたが、朝夕は交通量が増えまれに遅れる事がある。