林家小染
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林家 小染(はやしや こそめ)は上方落語の名跡。当代は5代目。なお、2代目林家染之助が前座名で小染を名乗っていた時期があるが、現在は代数に数えられていない。
- 初代 林家小染(?)は、初め4代目笑福亭松鶴門下で鶴丸。後、2代目林家染丸門下で初代小染を名乗り、後に花の家蝶福となる。本名、享年とも不詳。
- 2代目 林家小染(?)は、2代目林家染丸門下。活躍時期は昭和初期。本名、享年とも不詳。
- 3代目 林家小染(1918年7月5日- 1975年1月18日)は、後の3代目林家染語楼。本名は鹿田吉彦。享年56。
- 4代目 林家小染(1947年6月11日 - 1984年1月31日)は、3代目林家染丸門下。染丸の名跡を継ぐべく将来を嘱望されていたが、交通事故で早逝した。本名は山田昇。享年36。
- 5代目 林家小染(1963年2月21日 - )は、4代目小染門下。染八を経て、1996年に5代目小染を襲名。師匠・4代目小染の死後、2代目林家染二(後の4代目林家染丸)の預かり弟子となる。本名は上村政二。
[編集] 出典
- 『落語系圖』(月亭春松編)
- 『上方落語家名鑑』(やまだりよこ著、出版文化社、2006年)
- 『古今東西落語家事典』(諸芸懇話会・大阪芸能懇話会共編、平凡社、1989年)ISBN 458212612X