根本雄伯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
根本雄伯(ねもと たけのり)は、ポワトゥーシャラント管弦楽団の首席ホルン奏者。
[編集] 略歴
- 1969年 - 鎌倉生まれ。3歳よりヴァイオリンを、4歳よりピアノを始める。 藤沢市立第一中学校吹奏楽部でホルンを始め、15歳より古田儀左ヱ門、伊藤泰世の各氏に師事。
- 1987年 - 神奈川県立茅ヶ崎北陵高等学校卒業。同年東京藝術大学音楽学部入学。山元俊雄、守山光三、の各氏に師事する。
- 1992年 - フランス政府給費留学生として渡仏、パリエコールノルマル音楽院へ入学。ジョルジュ・バルボトゥに師事し、翌年満場一致で最高位ホルン演奏ディプロマ、並びに審査員特別賞受賞。同年、パリ国立高等音楽院、アンドレ・カザレのクラスへ入学する。
- 1996年 - 同音楽院を満場一致の一等賞を得て卒業。パリエコールノルマル音楽院のジョルジュ・バルボトゥのクラスに於いて勉強を再開。翌年満場一致で最高位コンサートプレイヤーディプロマ、並びに審査員特別賞受賞。また同校のフランソワーズ・ビュッフェ=アルセニジェヴィックのクラスに於いてピアノ演奏ディプロマを取得する。
- 1999年 - パリ国立高等音楽院大学院室内楽科へ入学、ゼフィール木管五重奏団のメンバーとしてモーリス・ブルグのもとで勉強する。同年トゥーロン国際音楽コンクール入賞、トレヴー国際ホルンコンクール第3位受賞。
- 2000年 - イタリアの『金の樫国際コンクール』で第2位を受賞した後、エクサン=プロヴァンス国際オペラフェスティヴァルのヨーロッパ音楽アカデミー管弦楽団で首席を務める。
- 2001年 - パリ国立高等音楽院大学院卒業。パリ音楽院室内管弦楽団、ルーアンオペラ座管弦楽団、パリ管弦楽団やアンサンブル・アンテルコンタンポラン等で研鑽を積む。
- 2003年 - マルセイユ国際木管五重奏コンクール『アンリ・トマジ』に於いて第3位受賞。同年国立音楽院教員国家試験に合格する。同年ローマ国際音楽トーナメント作曲部門特別賞受賞。パリ国際文化週間からの委嘱を初めとし作曲家としてもデビューする。
- 2004年 - ペレアス室内管弦楽団首席就任。また同年マルク・ミンコフスキー率いるレ・ミュージシャン・デュ・ルーブル入団、ナチュラルホルン、ピストンホルン等での演奏を行っている。
- 2005年 - ポワトゥーシャラント管弦楽団音楽監督のジャン=フランソワ・エッセールの招聘により同管弦楽団首席に就任、現在に至る。また室内楽奏者としてヨーロッパ各地を始め、南米、イスラエル等の音楽祭へ頻繁に出演する他、フランス国立放送や、クラシック音楽専用チャンネル《MEZZO》等にも数多く出演している。