パリ管弦楽団
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パリ管弦楽団(Orchestre de Paris ) 1967年にパリに設立されたフランスのオーケストラ。パリ音楽院演奏協会管弦楽団を発展的に解消し、フランス文化省の大臣アンドレ・マルローと音楽局長のマルセル・ランドスキの要請により、シャルル・ミュンシュを首席指揮者に迎えて新たに設立された。ところがミュンシュは1968年に急逝してしまう。1969年から1971年まで音楽顧問を務めたのが、ほかならぬヘルベルト・フォン・カラヤンであった。カラヤン後はゲオルグ・ショルティが首席指揮者を務めた後、ダニエル・バレンボイムが15シーズンに渡って首席指揮者を務めた。バレンボイムの後を受けたセミヨン・ビシュコフ離任後の首席指揮者には、1998年から2000年までクリストフ・フォン・ドホナーニが音楽監督として就任している。
ドイツ系フランス人(アルザス人)のミュンシュ以下、暫定的に統率したカラヤン、就任当時ドイツからイギリスに国籍を移したばかりだったショルティ、ドホナーニ、エッシェンバッハと歴代ドイツ系の指揮者が多いが(オーストリアで学んだバレンボイムもドイツ志向の強い音楽家である)にもかかわらずサウンドは一貫してフランス的な明晰さを維持している。
1998年に、長らく拠点であったサル・プレイエルが個人投資家に買収されて閉鎖され、楽団が追い出されたため、2002年よりテアトル・モガドール(Théâtre Mogador)をとりあえずの拠点に移している。だが現在では、2006年9月に、サル・プレイエルへの復帰が予定されている。
ミュンシュ時代のブラームスやラヴェルの録音、ショルティ時代のリストの録音、バレンボイム時代の近代フランス音楽集や、ビシュコフ時代のラフマニノフの録音などが代表的録音である。現在はエッシェンバッハのもとで、ブルックナーやマーラー、シュレーカーなどの「世紀末ウィーン」の音楽に取り組んでいる。
[編集] 歴代首席指揮者
- シャルル・ミュンシュ (1967年 - 1968年)
- ゲオルク・ショルティ (1972年 - 1975年)
- ダニエル・バレンボイム (1975年 - 1989年)
- セミヨン・ビシュコフ (1989年 - 1998年)
- クリストフ・エッシェンバッハ (2000年 - )
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