樋之沢駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
樋之沢駅(ひのさわえき)は1927年11月20日から1972年2月19日まで設置されていた上田交通真田傍陽線の駅。廃止と同時に廃駅となった。
[編集] 概要
小県郡神科村大字樋之沢地区に設置されたためこの駅名となった。当駅は二面二線のホームを持つ交換駅であったが開業時は唯一の交換駅であった。駅は廃止時点まで田圃の中に設置されていたが駅舎・駅員を配置し駅員が切符を販売する駅であった。これは豊里村(のちに豊殿村、現在は上田市)の住民が上田市市街地へ通勤するのに利用していた事から乗降客が多い駅であった事をうかがわせる証拠といえよう。
2006年現在廃止後にここが駅であったと偲ばせる物はどこの駅でもなくなっているがこの駅だけは廃止後ホームだけが残り2006年現在草木が生い茂るものの現存している。公園前駅以外では駅跡が残っているのだ。
ちなみに駅の廃止後は上田交通→上電バスのバス停留所となっている。
[編集] 隣の駅
上田交通真田傍陽線(廃線)