長村駅
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長村駅(おさむらえき)は1928年5月1日から1972年2月19日まで設置されていた上田交通真田傍陽線の駅。廃線と同時に廃駅となった。
[編集] 概要
この駅は最初駅員配置駅・交換駅として設置されながら合理化の影響で廃止直前には貨物側線をもつ単なる無人駅となってしまったという悲しい(?)歴史を持った駅である。この駅は小県郡長村(のちに傍陽村・本原村と合併して真田町、現在は上田市)唯一の教育機関村立長尋常高等小学校(戦時中村立国民学校。1947年4月1日から村立長小・中学校となるが1955年に小学校のみになる。のちに真田町立長小学校、現在は上田市立長小学校)の近くにある事と大日向駅への延伸(実現せず)を見越して駅員配置駅・交換駅として開業した。当然当初は駅舎・駅員が配置され切符が販売されていた(※ 1960年代の上記線切符に長村駅から○○駅ゆきとあるものが残っているのが何よりの証拠)が上田駅方面の上りホームが貨物側線となり行き違い設備は廃止。さらに駅員が合理化により無配置になり上田交通になってから駅舎が解体された。なぜこういう歴史を辿ったかは不明だが多分次駅が終点の真田駅という事から行き違い設備を維持する必要がなくさらに合理化しやすかったのだろう。
駅の廃止後は上田交通→上電バスのバス停留所となったが国道144号が現在の上田市道にあった時代から「長小学校前停留所」と変更されている。
[編集] 隣の駅
上田交通真田傍陽線(廃線)