武蔵川部屋
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武蔵川部屋(むさしがわべや)は、日本相撲協会所属の相撲部屋。
昭和56年元横綱三重ノ海剛司が出羽海部屋から独立して興した。
出羽海部屋は常陸山の「不許分家独立」の不文律により長年分家独立を認めなかったが、この武蔵川部屋は大正8年に当時まだ現役の横綱栃木山が常陸山直々に許可を受けて春日野部屋を創設して以来実に62年ぶりの円満独立だった。
円満独立できた背景には、三重ノ海の人格を評価して武蔵川の名跡を譲った元理事長の先代武蔵川(元前頭出羽ノ花)が、独立を全面バックアップしたことがあげられる。
- 昭和初期の武蔵川部屋
雷系の元幕下鴨緑江の武蔵川親方が、1931年に中川親方(元雷部屋の鬼鹿毛)が亡くなったあと、残された弟子たちを引き取り一時期部屋を興した。三熊山美夫が十両に昇進したが、1933年に部屋を閉じ、三熊山も含めた弟子は鏡山部屋に移籍した。
目次 |
[編集] 武蔵川親方
- 三重ノ海剛司(元横綱・三重)
[編集] 現役幕内経験力士
[編集] 横綱・大関
横綱
- 武蔵丸光洋(67代・米国ハワイ)
大関
[編集] 幕内
小結
平幕
[編集] 十両
[編集] 幕内優勝力士
[編集] 所属年寄
- 武蔵丸 光洋(元横綱・武蔵丸)
- 藤島 武人(元大関・武双山)
- 山分 裕司(元小結・和歌乃山)