池上彰
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池上 彰(いけがみ あきら、1950年8月9日-)は長野県松本市出身のジャーナリスト。日本ニュース時事能力検定協会理事。
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[編集] 主な経歴
東京都立大泉高等学校、慶應義塾大学経済学部卒業後、NHKに記者として入局。松江放送局、広島放送局呉通信部を経て東京報道局社会部にて警視庁・文部省などを担当。その後ドキュメンタリー番組の制作に携わる。趣味は読書。政治思想としては中道左派を著書でにじませているが、北朝鮮高官へのインタビューでは日本人拉致問題について拉致被害者の怒りを静かに代弁し、外見や物腰からは想像もつかない硬派の熱血漢でもある。
1990年から『ニュースセンター845』キャスター、1991年からは『イブニングネットワーク』キャスターとなる。前者では最後に何気なくダジャレを交える事で有名だった。
1994年より『週刊こどもニュース』にニュースに詳しい「おとうさん」役として出演。編集長兼キャスターを担当する。番組の中でもしばしば駄洒落を言っていた。2000年に発行した、ニュースについての解説本が注目を集めた。報道局記者主幹を最後に、2005年3月に退職し独立、同年8月6日放送の「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)で民放初登場を果たした。
NHK記者時代から一貫して、「難しく思われがちな社会の出来事を、なるべくわかりやすく噛み砕く」というスタンスを持っており、ニュースや自著、番組内でのコメントなどでもそれはうかがえる。他にも「国際問題は地図を見れば分かる」「歴史にIF(もしも)はない」という自論を繰り返し唱えている。
2005年12月に放送されたNHKのテレビドラマ「クライマーズ・ハイ」では日航ジャンボ機墜落事故関連の報道特番の実際の映像が流れていたがその中に彼が映っているところが確認できる。
1983年5月に発生した,日本海中部地震のときに,NHKの中継として秋田に向かった。
[編集] 主な著書
- 最新データから見えてくる「日本の常識」ウソ、ホント30問 ニッポン、ほんとに格差社会?
- そうだったのか!現代史
- そうだったのか!日本現代史
- そうだったのか!現代史 パート2
- そうだったのか!アメリカ
- 憲法はむずかしくない
- 池上彰のお父さんが読んで聞かせる楽しいおはなし 子どもが喜ぶ読み聞かせのコツ&本選び
- 経済のことよくわからないまま社会人になった人へ ひとめでわかる図解入り
- 『ニューヨーク・タイムズ』が見た第二次世界大戦
- こどもにも分かるニュースを伝えたい ぼくの体験的報道論
- やりたい仕事がある! 好きな仕事向いている仕事741職
- あなたの会社は狙われている!? ライブドア騒動が教えてくれるもの
- ニュースの現場で考える
- 日本語の「大疑問」
- なるほど!日本経済早わかり
- これで世の中わかる!ニュースの基礎の基礎
- 池上彰の新聞勉強術
[編集] 主な出演番組
- 「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS)
- 「ピンポン!」月曜日(TBS)
- 「情報プレゼンター とくダネ!」隔週金曜日(フジテレビ)
[編集] 外部リンク
- 『JAL123便墜落緊急報道特番』(NHK勤務時代に123便墜落事故の最新情報を社会部から伝える池上彰氏の姿がある)
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