海岸線 (台湾)
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管理者 | 台湾鉄路管理局 |
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営業距離 | 竹南 - 彰化間91.2km |
開業日 | 1920年12月15日開通 |
1922年10月11日全線開通 | |
駅数 | 16 |
電化区間 | 全線 |
複線区間 | 部分 |
海岸線(かいがん/ハイアンせん、ピンイン:Hăiànxiàn)は、台湾鉄路管理局の鉄道路線。台湾鉄路管理局の西部幹線の一部として建設された。通称は海線である。実際の運行形態は縦貫線を参照。
目次 |
[編集] 歴史
台湾総督府により台湾縦貫鉄道が計画された際に山線と海線双方が比較された結果。山線の旅客及び貨物の運輸需要が大きい事と艦砲射撃による被害を防止できる観点から山線(現在の台中線)が建設された。
台湾農作物の輸出量が増加し輸送量の増大が求められるようになると、山間部を走る山線では機関車の動力不足もあり、輸送本数の増大が不可能となり、多くの貨物が駅に山積みされるという所謂滞貨事件が発生するに至った。1919年、台湾総督の明石元二郎は山線沿線の保守勢力を抑え海線の建設による輸送量増大に着手した。
1920年12月15日、山線の王田駅(現在の成功駅)より清水までの通称王田支線(現在は一部が成追線となっている)が開通し、1922年10月11日に海線が完工した。それと同時に縦貫線の一部に編入し、追分駅を設置、彰化駅までの直通運転を実現し、貨物列車が山間部の台中駅を経由する必要がなくなり、台湾の南北輸送が大幅に改善された。
[編集] 運行形態
[編集] 使用車両
- 自強号
- PP
- EMU100
- EMU300
- 通勤電聯車
- EMU500
- EMU600
[編集] 駅一覧
駅名 | 駅番号 | 累計キロ | 等級 | 備考 | 所在地 | |
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竹南駅 | 118 | 125.7 | 一等 | 縦貫線 (北段)と接続。海岸線分岐。 | 苗栗県 | 竹南鎮 |
談文駅 | 119 | 130.4 | 甲簡 | 造橋郷 | ||
談文南信号場 | 132.0 | 甲簡 | ||||
大山駅 | 120 | 137.2 | 甲簡 | 後龍鎮 | ||
後龍駅 | 121 | 140.9 | 三等 | |||
龍港駅 | 122 | 144.9 | 招呼 | |||
白沙屯駅 | 123 | 153.2 | 三等 | 通霄鎮 | ||
新埔駅 | 124 | 156.3 | 甲簡 | |||
通霄駅 | 125 | 162.0 | 三等 | |||
苑裡駅 | 126 | 168.2 | 三等 | 苑裡鎮 | ||
日南駅 | 127 | 176.0 | 甲簡 | 台中県 | 大甲鎮 | |
大甲駅 | 128 | 180.6 | 二等 | |||
台中港駅 | 129 | 185.9 | 二等 | 清水鎮 | ||
清水駅 | 130 | 191.9 | 三等 | |||
沙鹿駅 | 131 | 195.1 | 二等 | 沙鹿鎮 | ||
龍井駅 | 132 | 199.7 | 三等 | 龍井郷 | ||
大肚駅 | 133 | 204.7 | 三等 | 大肚郷 | ||
追分駅 | 134 | 209.7 | 三等 | 成追線接続駅 | 大杜郷 | |
大肚渓北信号場 | 211.2 | - | 廃止。旧名南王田駅 | 清水鎮 | ||
大肚渓南信号場 | 213.1 | 台中線分岐駅 | 彰化県 | 彰化市 | ||
彰化駅 | 149 | 216.9 | 一等 | 縦貫線 (南段)接続駅 |
営業キロは基隆駅を起点に計算 大杜渓信号場、大杜渓信号場、彰化駅は海岸線経路で距離を計算
[編集] 関連項目
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西部幹線 | 縦貫線 (北段) - 海岸線 - 成追線 - 台中線 - 縦貫線 (南段) - 屏東線 |
東部幹線 | 宜蘭線 - 北廻線 - 台東線 |
南廻線 | 南廻線 |
旅客支線 | 平渓線 - 旧山線 - 内湾線 - 集集線 - 林口線 |
貨物支線 | 深澳線 - 基隆臨港線 - 台中港線 - 高雄臨港線 - 花蓮臨港線 |
建設線 | 沙崙線 - 六家線 |
計画線 | 恒春線 - 海生館線 - 北宜直線鉄道 - 中横鉄道 |
廃止線 | 新店線 - 淡水線 - 新北投線 - 中和線 - 松山飛機場線 - 東勢線 - 神岡線 - 水上機場支線 - 東港線 |
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