清水英次
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清水英次(しみず えいじ、1947年12月14日 - 2005年7月5日)は、日本の元騎手(日本中央競馬会)通算550勝。叔父は元調教師の清水茂次調教師。京都府出身。
1967年デビューの騎手には、岡部幸雄、伊藤正徳、柴田政人ら、錚々たる面々が並んでいるが、彼等は(馬事公苑花の15期生)と呼ばれた長期騎手課程出身なのに対し、清水は1965年度4期の短期騎手課程出身である。また、デビュー翌年の1968年は、病気の為全く騎乗する事が出来ないなど苦労したが、トウメイと出会ってから才能が開花し、リーディング上位の常連騎手となった。テンメイで、天皇賞母仔制覇を成し遂げたが、テンメイが勝った天皇賞は、同一厩舎、同一馬主、同一騎手及び同一厩務員)の担当、おまけに同一出走頭数で同一馬番の馬が、同一着差(半馬身差)で勝ったという、偶然が重なったレースであった。またこのレースは、(カンパイ)が発生した事でも有名である。
牝馬との相性が良く、トウメイのほか、リーゼングロスやヤマノシラギクでの活躍が知られている。
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[編集] 略歴
[編集] 戦績
[編集] 獲得重賞
- マイラーズカップ(トウメイ)
- 阪急杯(トウメイ)
- 牝馬東京タイムズ杯(トウメイ)
- 天皇賞・秋(トウメイ)
- 有馬記念(トウメイ)
- 京都大賞典(テンメイ)
- 天皇賞・秋(テンメイ)
- 桜花賞(リーゼングロス)
- 4歳牝馬特別(リーゼングロス)
- シンザン記念(メジロモンスニー)
- 高松宮杯(メジロモンスニー)
- 毎日放送賞京都4歳特別(エイシンガッツ)
- スポーツニッポン賞金杯(ドウカンヤシマ)
- 朝日チャレンジカップ(ドウカンヤシマ)
- 北九州記念(タガジヨオー)
- ラジオたんぱ杯3歳ステークス(ナリタタイシン)
[編集] 主な騎乗馬
[編集] エピソード
- 晩年は若駒にレースを教えることに定評があり、「英次の脚決めが終わった」という言葉があった。これによりナリタブライアンとナリタタイシンは(ともに大久保正陽厩舎)才能を開花させ、GⅠ馬になっていった。