温見峠
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温見峠（ぬくみとうげ）は、福井県大野市と岐阜県本巣市根尾を結ぶ国道418号（国道157号との重複区間）の峠。最高地点の標高は1,050m。
能郷白山の鞍部にあり、峠の名前は旧西谷村にあった集落の名前に由来する。現在も大野市温見として名前は残るも廃村となっている。岐阜県側の根尾村大河原（現在の本巣市根尾大河原）も廃村になっている。
[編集] 歴史
鎌倉時代は越前府中（福井県越前市）と鎌倉（神奈川県鎌倉市）とを結ぶ最短ルートとして重宝されたほか、戦国時代には朝倉氏が温見峠から美濃の国へ攻め入り、朝倉滅亡後は織田信長が越前一向一揆で、温見峠からも越前に攻め入られた。江戸時代には結城秀康が関所を設けて敵の侵入を監視した。このように歴史の深い場所でもある。
[編集] 現況
現在は国道418号（国道157号重複）が走っているが、当地が豪雪地帯（積雪2～3m）であるために、大野市中島から本巣市根尾能郷までの間は除雪を行わずに通行止になる。例年、雪が収まる3月ごろから除雪を集中的に行って5月ごろに通行止が解除される。
また、現在は夏期でも福井県側では平成16年7月福井豪雨の影響で部分的に路肩が流失しているため、通行には細心の注意を払う必要がある。2007年04月現在、温見峠・本巣市根尾能郷間が土砂崩れによって終日通行止である。
通行止になった場合でも迂回路はなく、大野市（旧和泉村）や郡上市から国道158号（油坂峠道路）を通行する必要がある。
石川県白山市と勝山市と結ぶ国道157号谷トンネル（谷峠）や池田町と岐阜県揖斐川町を結ぶ国道417号冠山峠道路（冠山峠）のように抜本的に道路を改良する計画は持ち上がっていない。
[編集] 外部リンク
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