理研グループ
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理研グループ(りけんグループ)は戦前の理研コンツェルンの流れを汲む企業グループ。理研コンツェルンは財団法人(のちに特殊法人化→独立行政法人移行で現在に至る)理化学研究所から生まれた関連会社群からなる新興財閥だが、財閥解体により崩壊し、現在は企業グループとしての体裁をなしていない。政府との関与が濃厚なため、戦後、融資系列が旧第一勧業銀行・旧日本興業銀行(現みずほ銀行・みずほコーポレート銀行)などとなっている企業が多い。
[編集] 現存している関連各社
- リコー(芙蓉グループと親密だがMUFG色濃厚)
- 科研製薬(芙蓉懇談会から離脱も、東レと親密関係継続中)
- リケンテクノス(旧・理研ビニル工業、芙蓉グループ・三井グループと緊密)
- 理研ビタミン(旧勧銀系列だがT-ZONEキャピタル・武田薬品色濃厚)
- リケン(日立金属と緊密)
- 理研電線(古河電工グループ)
- オカモト(旧・岡本理研ゴム、丸紅など旧安田グループ色強い)
- 理研コランダム(オカモト翼下、日本で有数の原石発掘会社)
- 理研計器(旧興銀・旧富士銀系列で、みずほ企業グループの中で唯一の計測機器メーカー)
- エルゴテック(旧・理研鋼機→トーヨコ理研、のちに清水建設傘下に入り、セコムと極東貿易の支援下で再建中)