砂
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砂(すな、sand)は、岩石が風化・浸食・運搬され生じた砕屑物(砕屑性堆積物)、または、岩石が人工的に破砕された砕屑物、及び、珊瑚・貝殻などの破砕物を、その粒子の粒径で分類したもののひとつ。河川の下流、河口、海岸、海底によく見られる。
粒径が1/16mm(62.5μm)~2mmのものをいう。さらに細かく、極細粒砂(very fine sand、62.5~125μm)、細粒砂(fine sand、125~250μm)、中粒砂(medium sand、250~500μm)、粗粒砂(coarse sand、0.5~1mm)、極粗粒砂(very coarse sand、1~2mm)に分類されることもある。砂より粒径の大きいものを礫 (gravel)、小さいものを泥 (mud) という。
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[編集] 主な利用法
[編集] 別名など
- 砂でできた堆積物が続成作用により岩石になったものを「砂岩」と呼ぶ。
- 鉄(鉄鉱石)が砂となったものは「砂鉄」と呼ぶ。
- 石英を中心とする砂(砂浜)には、音の出る「鳴き砂」と呼ばれるものがある。
- 砂と小石が混ざったものは「砂利」と呼ばれる。
[編集] 砂による地形
[編集] 星の砂
一つ一つの粒が星形をしている。日本沖縄、台湾澎湖諸島などの名産。正確には、有孔虫という生物の殻で、砂ではない。