祇園新道
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祇園新道(ぎおんしんどう)は広島県広島市中区紙屋町から同市安佐南区緑井に至る延長8.5kmの国道54号バイパスである。従って、祇園新道を別名祇園バイパスとも呼ぶ。都市圏北部からの大量の自動車交通を都心部に導入する幹線道路、山陽自動車道と都心部を結ぶアクセス道路であるとともに、中央分離帯の高架上に新交通システムを導入し、自動車交通からの転換を図るため、都心直結型の道路構造になっている。更には、標準幅員50mの中に、環境施設帯として副道や樹木帯を設置するとともに、地下には共同溝を先行整備するなど、交通、環境、生活基盤の機能強化を図った、画期的な道路である。
なお、全線が国道183号・国道191号・国道261号との重複区間である。
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[編集] 概要
[編集] 沿革
- 1968年(昭和43年) 調査開始
- 1971年(昭和46年) 祇園バイパスとして事業化
- 1974年(昭和49年) 区画整理の問題が難航し、白紙撤回される
- 1977年(昭和52年)7月 都市計画決定(新交通システムの導入決定)
- 1978年(昭和53年) 用地着手
- 1981年(昭和56年) 工事着手
最初は、祇園新橋、昭和橋などの構造物を進めるとともに、祇園新橋以南の広島県道37号広島三次線との重複区間では、現道の交通を切り廻しながら施工を行う。
山陽自動車道広島ICの開通に合わせる形となり、その後、こうへい橋の架け替え、祇園新橋上り線の架設、多車線化、環境整備などを促進していく。
[編集] 通過市町村
[編集] 主な接続道路
[編集] 備考
[編集] 主な構造物
- 新こうへい橋
- 祇園新橋
- 昭和橋