第25普通科連隊
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第25普通科連隊（だいにじゅうごふつうかれんたい）は、北海道紋別郡遠軽町の遠軽駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊第2師団隷下の普通科連隊である。警備担任区域は主に道北である。
目次 |
[編集] 沿革
[編集] 部隊の沿革
- 1951年（昭和26年）：遠軽に駐屯する部隊として、警察予備隊の第4連隊第3大隊（本部中隊、第9,10,11,12,13,14中隊）の編成完結。
- 1952年（昭和27年）6月：警察予備隊の第6普通科連隊第2大隊と改称し、金沢及び函館から139名が移駐してきた。
- 1952年（昭和27年）10月15日：警察予備隊の部隊から保安隊の部隊となる。
- 1954年（昭和29年）7月1日：保安隊の部隊から陸上自衛隊の部隊となる。
- 1962年（昭和37年）1月：第2師団の隷下部隊となり、第25普通科連隊編成完結。
- 1963年（昭和38年）10月：全長110mで、陸上自衛隊で一番長い新隊舎が落成した。
- 1995年（平成7年）3月：連隊に対戦車中隊が新設される。
[編集] 活動の沿革
- 1954年（昭和29年）8月：昭和天皇・香淳皇后を遠軽駅頭で奉迎する。
- 1979年（昭和54年）4月：連隊の3等陸佐以下49名が檜町本庁（防衛庁）警備に当る。
- 1993年（平成5年）3月-10月：自衛隊カンボジア派遣に隊員2名を派遣する。
- 1994年（平成6年）9月-12月：自衛隊ルワンダ難民救援派遣に連隊の3等陸佐以下15名を派遣する。
- 1996年（平成8年）1月：連隊対戦車中隊の1等陸尉以下35名が檜町本庁警備に当る。17年ぶりの任務。
- 2001年（平成13年）：自衛隊ゴラン高原派遣に隊員を派遣する。
- 2004年（平成16年）：第1次イラク復興支援群に隊員を派遣する。
[編集] 歴代連隊長
第25普通科連隊長は遠軽駐屯地司令を兼ねる。初代の居樹茂1等陸佐（当時）が第10代駐屯地司令で、9代ずつずれている（連隊長の代数に9を加えると駐屯地司令の代数となる。）。
| 代数 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 主な後職 |
|---|---|---|---|---|
| 初代 | 居樹茂 | 1962.01 - 1964.03 | ||
| 第2代 | 西田秀男 | 1964.03 - 1966.07 | ||
| 第3代 | 小川諭 | 1966.7 - 1968.3 | 陸士54期 | |
| 第4代 | 杉山晋 | 1968.3 - 1970.3 | ||
| 第5代 | 藤本松彦 | 1970.3 - 1972.3 | 第1ヘリコプター団長、第6師団長 | |
| 第6代 | 大沼茂 | 1972.3 - 1973.7 | ||
| 第7代 | 樺田資孝 | 1973.7 - 1975.7 | ||
| 第8代 | 南章 | 1975.7 - 1977.7 | ||
| 第9代 | 中俣壯一 | 1977.7 - 1979.3 | 防大幹事、第10師団長、幹部学校長 | |
| 第10代 | 國武宮生 | 1979.3 - 1981.3 | 関西地区補給処長 | |
| 第11代 | 桑葉芳 | 1981.3 - 1983.3 | ||
| 第12代 | 田中劭 | 1983.3 - 1986.3 | ||
| 第13代 | 三輪勤也 | 1986.3 - 1988.8 | ||
| 第14代 | 元植泰男 | 1988.8 - 1990.7 | ||
| 第15代 | 有馬征太郎 | 1990.7 - 1993.3 | ||
| 第16代 | 奈良暁 | 1993.3 - 1995.6 | 防大14期 | 第13旅団長 |
| 第17代 | 小池保治 | 1995.7 - 1997.12 | 第4師団副師団長 | |
| 第18代 | 袖山正美 | 1997.12 - 2000.7 | ||
| 第19代 | 幾田光治 | 2000.8 - 2003.3 | 防大19期 | 第5旅団副旅団長 |
| 第20代 | 武内誠一 | 2003.3 - 2004.3 | ||
| 第21代 | 鈴浩樹 | 2004.3.29 - 2005.12.4 | ||
| 第22代 | 手塚信一 | 2005.12.5 - |
- 特記ない限り、連隊長は1等陸佐
[編集] 部隊
- 連隊本部
- 本部管理中隊
- 第1中隊
- 第2中隊
- 第3中隊
- 第4中隊（教育中隊・コア化中隊。主に新隊員教育・陸曹候補生等の履修前教育などを担当）
- 重迫撃砲中隊
- 対戦車中隊
[編集] 主要装備
- 73式小型トラック
- 73式中型トラック
- 73式大型トラック
- 高機動車
- 89式5.56mm小銃
- 5.56mm機関銃MINIMI
- 84mm無反動砲
- 60式106mm無反動砲
- 81mm迫撃砲 L16
- 120mm迫撃砲 RT
[編集] その他
主に訓練は遠軽演習場や矢臼別演習場などで実施する。小銃射撃訓練、迫撃砲射撃訓練などを実施する。
