聖剣伝説3
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ジャンル | アクションRPG |
対応機種 | スーパーファミコン |
開発元 | スクウェア |
発売元 | スクウェア |
人数 | 1人~2人 |
メディア | 32Mbitロムカセット |
発売日 | 1995年9月30日 |
価格 | 11,400円(税別) |
売上本数 | 約80万本 |
『聖剣伝説3』(せいけんでんせつスリー)は1995年9月30日にスクウェアからスーパーファミコン用として発売されたゲームソフト。聖剣伝説シリーズ第3作。
目次 |
[編集] 概要
主人公の選択によって大きく3種類に分かれるストーリーが特徴。マナの力を用いた世界征服を狙う大国同士の争いと、暗躍する闇の勢力の争いに運命を翻弄される主人公たちの物語である。イラストレーションはアニメなどで有名な結城信輝。
前作『聖剣伝説2』で発見された致命的なバグも特になく、グラフィックもSFC最高水準のものだったが、敵味方ともほとんどの魔法・必殺技が回避不可能であるなど、アクション性が低くなったため評価は分かれる。当時のゲーム批評誌でも「あまりに中途半端なゲームシステム」と酷評された。ただ、現在でもキャラクターのファンアートが多く見られるなど、高い人気を維持していることは確かである。次世代ハードでの移植が最も熱望されつづけている名作でもあり、この声は年々高まっている。近年になって、大多数の聖剣ファンの間では結果的に期待はずれや所謂一種の「裏切り行為」となってしまった聖剣伝説4のあおりをうけ、アマゾンなどのユーザーレビューでは、「world of mana」による完全新作よりも、聖剣伝説2や本作の早い時期でのリメイクを望む声が後を絶たない。 しかし、当時のスタッフのほとんどはスクエアエニックスから離脱しており、リメイクは非常に困難ではあるが、ユーザーはメーカーの対応を待ち続けている。 ちなみに、本作品の19年前の話、王国ペダンをメインとして『聖剣伝説 HEROES of MANA』が、2007年3月8日に発売された。
[編集] システム
操作キャラクターが6人用意されており、ニューゲーム時に6人の中から主人公を1人、パーティメンバーを2人選択し、計3人の操作キャラクターで冒険を進めることになる。前作に引き続きリングコマンドシステムが採用されており、基本的システムは前作と大差はないが、今作品からクラスチェンジシステムが初登場する。
[編集] 戦闘
戦闘システムの基本的なフレームは前作をほぼ踏襲したものである。ただ必殺技の発動と魔法システムにマイナーチェンジが施されており、武器攻撃による必殺技は『敵に物理攻撃を当ててゲージをため、ゲージがたまると必殺技を発動させられる』ように変更された。すなわちレベルの高い必殺技を発動させるためには多く通常攻撃を当てる必要がある。
魔法システムも熟練度が廃止され、純粋に「知性」「精神」パラメータに能力依存するようになった。さらに魔法の詠唱にも詠唱時間が必要となり、この間にダメージを受けると詠唱がキャンセルされる。前作では可能だった攻撃魔法の重ねがけ(魔法発動中に素早くリングコマンドを出し、使用中の魔法を再び選択することで途切れることなく魔法を発動させられる)も不可能になったため、ダメージソースとしての能力が大幅に減退した。しかし発動しさえすれば確実にヒットするため、牽制には十分な役割を果たせる。
[編集] 成長
レベルアップ時に力、素早さ、体力、知性、精神、運の6つの能力値から1つを選択して成長させる。このため特定のパラメータに絞ってキャラクターの能力値を上昇させることも出来るが、各パラメータにはレベルやクラスごとに上限が設定されているため、能力値を一定数以上に成長させるにはレベルアップは勿論、クラスチェンジする事も不可欠となる。尚、HPとMPはレベルアップごとに成長する。
又、特定の能力値が一定値に達すると、レベルアップ時に魔法を修得する事ができる。修得できる魔法や修得条件はキャラクターやクラス毎に異なり、クラスチェンジ次第では修得した魔法の効果範囲が広がる事もある。尚、一度のレベルアップで修得できる魔法は1つに限られており、複数の魔法の修得条件を同時に満たした場合、特定の順序で選ばれた1つを修得し、他の魔法は次回のレベルアップ時に修得する。
[編集] クラスチェンジ
物語途中に出てくる『マナストーン』を通じて主人公たちはクラスチェンジをすることができる。各キャラクターは初期状態でクラス1に設定されており、2回のクラスチェンジを経て最終的にクラス3になることができる。クラスチェンジをすることでより強力な必殺技を使えるようになり、新たな技や魔法を習得可能になる。下位のクラスで習得可能な技が、クラスチェンジによって習得できなくなることはない。
クラスは大きく光と闇に分かれている。基本的に光は光魔法および補助・回復系統に優れ、闇は闇魔法および攻撃に優れている。また、光クラスと闇クラスでは装備可能なアイテムも異なり、基本的に闇クラスの武器のほうが威力が高い(闇クラスが攻撃に優れている理由の1つである)。
1回目はクラス1から2へのクラスチェンジで、キャラクターがレベル18以上になると可能になる。ここで光クラスと闇クラスのどちらかを選択する。
2回目はクラス2から3へのクラスチェンジで、レベル38以上になることと、???の種を植えると手に入る特定のアイテムを使用することが条件となる。光と闇それぞれが2種類の中から選択する。(クラス2が光の場合、クラス3で闇クラスを選ぶことはできない。逆も同様)。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] キーワード
- マナ
- この世に存在する全ての源となるもの。近年、世界中から急速にマナが減少している。
- マナの女神
- 黄金の杖を振るい世界を創造した女神。現在はマナの樹に姿を変え、杖は剣に姿を変えて根元に刺さっている。現在、マナの枯渇により、樹が枯れ始めているという。
- マナの聖域
- マナの樹と聖剣が存在すると言われる聖域。この世界とは別の次元に存在し、普通の手段では辿り付く事はできない。
- マナストーン
- マナの結晶体である8つの石。古の魔法文明においては力の源として使用されたが、マナのエネルギーを奪い合う世界大戦が起こった為、大戦終結の折に封印された。現在、マナの枯渇から、アルテナ、ビーストキングダム、ナバールによるマナストーンを巡る争いが始まっている。
- 神獣
- かつて世界を危機に陥れた、闇の力から生まれた魔物。現在はマナの女神によって、8つのマナストーンに封じられている。無の化身であり、本来は決まった姿を持たない。
[編集] 登場キャラクター
[編集] 主人公
- デュラン
- 17歳。草原の王国フォルセナに住む傭兵。両親は亡く、今は妹と伯母との三人暮らし。父親はフォルセナの王リチャードの戦友であり、黄金の騎士と謳われたロキ。父や王に対して強い尊敬の念を持っている。武道大会に優勝し、王国一の剣士の座に輝いたが、その夜突如現れた紅蓮の魔導師に敗れ、プライドを粉々にされてしまう。彼を倒す力を求めて旅に出る。荒々しくも誇り高い少年剣士。
- 全キャラクター中最も力の値が高いパワーファイター。又、体力の値も高く、味方の壁もこなす最前線向きのキャラクターである。反面、知性と精神の値はケヴィンと並んで全キャラクター中最低で、魔法攻撃への耐性はそれ程高くは無い。クラスチェンジすると補助・回復系の魔法も覚え、パーティ中で唯一盾を装備できるようになる(盾は光のクラスのみ)。
- アンジェラ
- 19歳。魔法王国アルテナの王女。王家の娘でありながら全く魔法が使えない。それをコンプレックスに感じており、自分を見てくれない母への反発や寂しさも手伝っていつもいたずらをして城内を騒がせている。女王である母にマナストーンの力を開放するための生け贄になることを要求された時、感情の高まりによって秘められた魔力が暴走、城外へ転移することで難を逃れる。絶望の中、母に認められるだけの魔力を身につけるために旅立つ。わがままで子供っぽいところのある少女。なお、聖剣伝説 HEROES of MANAによると彼女の父親は英雄王との事。これにより、彼女はフォルセナの王女でもあることが判明した。
- 魔法攻撃を得意とするいわゆる黒魔術師タイプのキャラクターで、クラス1の時点で木・月を除く全属性の攻撃魔法を修得する事ができる。又、クラスチェンジによってより強力な上位の攻撃魔法も覚える。反面、力と体力の値はシャルロットと並んで全キャラクター中最も低く、接近戦には向かない。
- ケヴィン
- 15歳。獣人の国ビーストキングダムの王子(父が獣人王)。獣人の父と人間の母との間に生まれたハーフである。そのためか城に馴染めず、母を追い出した、という理由から父親との交流も殆どない。母がいなくなってからは、父である獣人王により冷徹な殺人マシーンへと鍛え上げられていくが、仔狼のカールと出会うことにより、優しさや思いやりの心を知った。以降は森で親友のカールと遊ぶのが楽しみだったがある日突如カールが凶暴化、襲いかかってきた際、窮地に立たされ自らの獣人の本能を抑えられずに獣人化し、カールを手にかけてしまう。カールの凶暴化が獣人王の策略だと知り、怒りのあまりに襲い掛かるが返り討ちに逢ってしまう。その後カールの蘇生の方法を見つけるために旅立つ。人間の世界に出た事がないため、やや世間知らずで、あまり流暢に話せない。
- 格闘技によって戦うパワーファイター。一撃の威力とリーチはデュランに劣るが、1回の攻撃が2ヒットするため、結果として与えるダメージはデュランより多くなる。又、体力が全キャラクター中最も高く、HPの成長が早い。更にケヴィンのみに備わっている特性として、シェイドの刻になると獣人化する。この状態では一撃当たりの攻撃力もデュランを上回り、リーチも長くなる。全キャラクター中、最も直接攻撃能力が高いキャラクター。クラスチェンジ後はデュラン同様に補助・回復系の魔法を修得する。
- シャルロット
- 15歳。聖都ウェンデルの光の司祭の孫。自らが慕う神官ヒースが謎の光の調査に向かうことを知り密かに神殿を抜け出すが、目の前でヒースが死を喰らう男にさらわれてしまう。彼を助けるために旅をすることに。エルフの血が流れているため成長が遅く、外見は非常に幼い。また口調も呂律が回らず、セリフにはひらがなが多い。しかし、性格は大人びていて生意気。
- 回復魔法を得意とする、アンジェラとは対照的な白魔術師タイプのキャラクター。クラスチェンジ前から回復魔法を修得する唯一のキャラクターであり、シャルロットがパーティにいるか否かで冒険の安全度が(特に序盤と終盤)かなり変わってくる。又、クラスチェンジすると攻撃用の魔法や特技も修得する。アンジェラ同様接近戦は苦手。
- ホークアイ
- 17歳。ナバール盗賊団の一員。親友のイーグルと共に、養父であったフレイムカーンの異変に気づくが、美獣イザベラの策略によってイーグルを殺した犯人とされ投獄される。イーグルの仇を取るため、また呪いをかけられたイーグルの妹ジェシカを救うためナバールを後にする。言動共に軽い感じで軟派な印象を受けるが、誇り高い義賊。
- ケヴィン同様、一度のコマンド入力で2回の攻撃を繰り出す接近戦タイプのキャラクター。力と体力はそれ程高くないが、手数の多さと必殺技ゲージのチャージサイクルに優れ、一撃の威力の低さを充分に補っている。又、運の初期値が全キャラクター中最も高く、パーティにホークアイがいる場合、彼に宝箱を取らせるのがセオリー。クラスチェンジ後はトラップや忍術と言った、ホークアイらしい特殊攻撃を修得する。
- 聖剣伝説 HEROES of MANAで、実年齢は推定19歳以上。フレイムカーンの孫でイーグル、ジェシカの甥に当たると判明するが、両親がナバールから追放されたため本人はそのことを知らない。
- リース
- 16歳。風の王国ローラントの王女。槍の使い手で王国アマゾネス騎士団の団長を務める。ナバール盗賊団に国を滅ぼされ、国王だった父親は死亡、弟のエリオットもさらわれてしまう。国家再興と弟の救出のため旅立つ。真面目で礼儀正しい性格だが、真面目ゆえに頑固で融通が利かないところもある。SFC時代、旧スクエアキャラクターの中で圧倒的人気を誇る。
- デュランに次ぐ力とホークアイに次ぐ素早さを備えた、攻撃力、回避率共に優れた接近戦キャラクター。それ以外の能力値も低くなく、全キャラクター中最もバランスの取れた能力値を持つキャラクター。クラスチェンジ後は味方の能力を上げる・敵の能力を下げると言った、パラメータを上下させる魔法を覚えるのが特徴で、ボス戦などの長期戦で特に効果を発揮する。
ちなみに、プロローグキャンペーンと銘打たれた発売前のキャンペーンで結城信輝デザインの各々の主人公のイラストが描かれた テレフォンカードが抽選プレゼントされた。 現在では非常に入手困難になってしまい、たまにインターネットオークションなどで出品されれば、相当なプレミアム価格で取引される。 その中でも特にリースのテレカは、さらに入手困難で価格も完品ともなれば、とてもテレフォンカードとはいえないようなプラチナチケット並みの超高値で取引されている。
[編集] マナの聖域
- フェアリー
- マナの女神に仕える妖精。世界の危機に勇者を導くのが役目。今回は四度目の世界の危機。危機を光の司祭に伝えるために地上に現れた一人のフェアリーは、持てるマナの殆どを使い果たし、序盤において主人公にとりついて行動をともにする。
[編集] 草原の王国フォルセナ
- 英雄王リチャード
- 草原の王国フォルセナの王。ロキ、フェアリー(主人公たちといるのとは別個体)と共に竜帝と戦った。理の女王ヴァルダとは旧知の仲で、彼女が娘であるアンジェラを殺そうとしたと聞いて驚く場面もあった。
- ウェンディ
- デュランの妹。歳の割りにしっかり者。
- ステラ
- デュランの伯母。シモーヌの姉で、ウェンディとデュランの面倒を見ている。
- シモーヌ
- デュランとウェンディの母親。病弱で、ロキが竜帝退治に旅立って程なくして病死した。
- 黄金の騎士ロキ
- デュランの父。剣術大会でリチャード王子(当時)を破ったフォルセナ一の剣士。12年前、フェアリー、リチャードと共に竜帝と戦い、相討ちになった。
- ボン・ジュール
- ボン・ボヤジの弟。何故かフォルセナに住み、何故か関西弁を喋る。アルテナのフォルセナ侵攻の際、フォルセナへ行くことができる唯一の吊り橋が落ちたのに、どうやって大砲を渡されたかも不明。彼の大砲でフォルセナ-マイア間を飛ぶ。
[編集] 魔法王国アルテナ
- 理の女王ヴァルダ
- 魔法王国アルテナの女王。アンジェラの母。極寒の地アルテナの気候を自らの魔力で温暖に保っている。魔法が全く使えない娘に関心が無く、マナストーンの封印を解く為にアンジェラを生け贄にしようとする。その為正気に戻った際は自分のしようとした事を恥じアンジェラに詫びた。実は英雄王リチャードとは恋仲で彼に黙ってアンジェラを産んだ経緯もある。
- 前述の非情な行為は、紅蓮の魔導師に心を操られていた事が原因であった。本当は心優しい母親であり、操られる前は魔法を全く使えないアンジェラのために、毎日マナの女神に祈っていたらしい。
- ホセ
- アルテナの魔術師に魔法を教える教育係。かつては大魔法使いだった。主人公がデュランかアンジェラで、かつアンジェラがパーティにいる場合、少し見ぬ間に成長したアンジェラを見てヴィクターと共に喜ぶ。
- ヴィクター
- アンジェラの生活指導役を務める青年。
[編集] ビーストキングダム
- 獣人王
- ビーストキングダムの王で、ケヴィンの父親。人間に虐げられて鬱屈する獣人たちの精神状態を憂いて打倒人間をスローガンにビーストキングダムを建国する。マナを巡る争いにも興味を示さない、誇り高い人物。ビーストキングダムの建国や聖都ウェンデルの侵攻は、全て獣人たちに自信をつけさせる為である。
- ケヴィンには、母親は幼いケヴィンを置いていなくなったと言っているが、実際は病による死別である。憎しみや怒りは力になるという考えを持つ彼は、ケヴィンの憎しみを自分に向けるために嘘をついていた。
- 本作中では獣人王で通している為に名前が不明だが、HOMにおいてガウザーという名前であることが判明した。
- ルガー
- ビーストキングダムの獣人中でも、特に優れた戦闘能力を誇る男で人間討伐隊隊長。獣人王の力に憧れ、獣人王に鍛えられながらも戦いを嫌うケヴィンに羨望と嫉妬を抱いている。
- カール
- 子オオカミ。ケヴィンの友達。死を喰らう男の力により、凶暴化してケヴィンに襲い掛かり、獣人化したケヴィンに倒される。カールの凶暴化が、自らの潜在能力を引き出すための獣人王の策略だったと知り、ケヴィンは獣人王と対立する事になった。
- 実は幻術により仮死状態にされていただけで、ケヴィンはそうとも知らずに土葬してしまっていたため、あやうく本当に死ぬ所を獣人王に掘り起こされ助けられた。
[編集] 聖都ウェンデル
- 光の司祭
- シャルロットの祖父。息子の死後、孫のシャルロットをエルフの村から引き取った。
- ヒース
- シャルロットと仲の良いウェンデルの神官。強力なホーリーボールの使い手。オープニングで死を喰らう男に連れ去られ、「堕ちた聖者」として仮面の道士に仕える。
[編集] 砂の要塞ナバール
- フレイムカーン
- 義賊の集団、砂漠の嵐ナバール盗賊団の首領。イザベラに操られている。
- イーグル
- フレイムカーンの息子。ホークアイの親友。父の豹変にイザベラの影を感じて探りを入れるが、イザベラに殺される。
- ジェシカ
- フレイムカーンの娘、イーグルの妹。イザベラに『死の首輪』をつけられている。マナ・ストーン解放の媒介にされかけたがホークアイ達に助けられる。
- ニキータ
- 商人の一族であるネコ族を飛び出して盗賊になった。ホークアイをアニキと慕う。ネコ族には遠い親戚のチキチータ、昔の恋人のジョセフィーヌがいる。
- ビル&ベン
- ナバール忍者軍のニンジャマスターの二人組。忍法『合』で合体し、文字通り一心同体になって戦う。美獣に操られている。彼らの魂は美獣によって、火のマナストーン解放の生贄に利用されてしまう。
[編集] 風の王国ローラント
- ジョスター
- 山岳地帯にある風の王国ローラントの王にしてリースの父。目が見えないため周囲の気配を知ることができ、勘が鋭い。ナバール盗賊団の襲撃により死亡。
- エリオット
- ローラントの王子。リースの弟。ナバール忍者軍にさらわれ、ドレイ商人に売られたのち、邪眼の伯爵に買われた。黒の貴公子の次の体に選ばれる。主人公がホークアイかリースの時は、フェアリーに最後の力でローラントまで転送され、主人公が他のキャラである場合は、利用価値を無くしたと言って美獣がローラントに送り返す。
- ライザ
- ローラントのアマゾネスの生き残り。リースに代わってアマゾネスの生き残りをまとめている。
- アルマ
- リース、エリオットの乳母。グラフィックはお婆ちゃんだったが、HOMによって3の時点で意外に若い事が判明(理の女王よりも若い)。元ワルキューレであり、ジョスターに恋いこがれていた。
- 本作ではリースOPで、一回エリオットの場所を訪ねるという程度の扱いだったが、HOMで一躍スターダムにのぼりつめた。
- メルシー
- アマゾネス隊長兼王女のリースに対しても、ため口で自己紹介をするアマゾネス。ボン・ボヤジの従妹であり、彼女の大砲でローラント-バイゼル間を飛ぶ。
- ミネルバ
- リース、エリオットの実母。エリオットを産み、帰らぬ人となった。
[編集] 精霊
- ノーム
- 地を司る精霊。
- ウンディーネ
- 水を司る精霊。人情話に弱く、何故か方言で喋る。
- サラマンダー
- 火を司る精霊。自らの属性を表すような熱い性格。
- ジン
- 風を司る精霊。語尾に「ダスー」と付けて喋る。
- ドリアード
- 木を司る精霊。気弱だが、秘められたマナの力は8精霊中最も強い。
- ルナ
- 月を司る精霊。
- ウィル・オ・ウィスプ
- 光を司る精霊。一番最初に仲間になる。口癖は「ういっス!」。
- シェイド
- 闇を司る精霊。
[編集] 邪悪なる者たち
便宜上、「(ボス名)サイド」という分類を行っている。
[編集] 竜帝サイド
- 紅蓮の魔導師
- 紅蓮のマントに身を包んだアルテナ出身の魔術師。かつては魔法使いとしては落ちこぼれだったが、竜帝に命の半分を捧げた代償として理の女王をも凌ぐ強力な魔力を授かった。たった一人でフォルセナ城に侵入し、剣技大会で優勝したデュランを一蹴した。本名不明だが、ユーザーの中には何故か『ブライアン』という声も。
- 黒耀の騎士
- 紅蓮の魔導師と共に竜帝に仕える黒い甲冑に身を包んだ騎士。凄まじい剣技の使い手。デュランには全く身に覚えが無いが、彼と浅からぬ因縁がある模様。
- その正体はデュランの父親『黄金の騎士ロキ』。かつて竜帝と相打ちになり死亡したが、紅蓮の魔道士の命の半分により復活した竜帝に魂を支配されてしまう。
- 竜帝
- ドラゴン族の帝王。主人公がデュランかアンジェラの時、ラストボスとなる。
- 12年前ドラゴン族をひきいて第二の世界大戦を引き起こした。フェアリーとロキの捨て身の攻撃で相討ちになり死亡したが、紅蓮の魔導師との取引により復活した。
- ラストバトルでは本来の姿である、画面に収まりきれないほどの巨大な竜、ヒュージドラゴンへと変わる。
[編集] 仮面の道士サイド
- 死を喰らう男
- 道化師の格好をした、人の魂を喰らう妖魔。狡猾な性格だが言動は紳士的。獣人王に取り入り、ウェンデルへの進軍をそそのかす。
- 堕ちた聖者
- 死を喰らう男に攫われた神官ヒースが、仮面の道士により闇に染められてしまった姿。
- 仮面の道士ベルガー
- かつて光の司祭と共にウェンデルを統治していた闇の神官でヒースの父。主人公がケヴィンかシャルロットの時、ラストボスとなる。
- 本来は優しい男で、不治の病に侵された少女を治す為に禁呪である『転生の秘法』を研究していたが、禁呪を解読した時には一足遅く、少女を助けることができず、さらに禁呪を研究した罪で聖都から追放された。禁呪の闇の呪いで顔は醜く歪み、その顔を隠す為に仮面を被っている。又、禁呪の闇の呪いによって精神さえも歪んでしまい、世界を死の世界に変えるために自らに『転生の秘法』を掛けて不死身の怪物と化した。
- ラストバトルでは本性を表し、ダークリッチに変貌する。
[編集] 黒の貴公子サイド
- 美獣イザベラ
- 黒の貴公子に忠誠を誓う魔界の住人。真の姿はその名の通り美しい銀色の体毛を持った獣。絶世の美女の姿でナバールの頭目フレイムカーンを操り、ナバールを自らの手中に納めた。
- 邪眼の伯爵
- 赤い目と蒼白の肌が特徴的な魔界の住人。現世を魔界にするという黒の貴公子に同調して従っている。
- 主人公がホークアイかリース以外の時、他の勢力に敗北し黒の貴公子が死んだ後もマナの剣を奪い、魔界を開こうとするが、黒の貴公子を慕う美獣によって殺害される(美獣からすれば、それは黒の貴公子の死を汚すことだった)。
- 黒の貴公子
- 魔界の王子。主人公がホークアイかリースの時、ラストボスとなる。
- 『光の城』と呼ばれる城を持つ国の王子として生まれたが、国を滅ぼす呪われた王子という預言により産まれた時から幽閉される。心が闇と絶望に染まった所を魔界の王に目をつけられ、後継者に選ばれ魔力を与えられ、国を滅ぼした。闇のマナストーンを魔界から召還していったん死亡した。苦い記憶のある体からエリオットの体へと移ろうと目論んでいる。
- ラストバトルではアークデーモンに変身する。
[編集] その他
- ボン・ボヤジ
- 大砲屋。大砲で主人公たちを飛ばし、遠くの場所に移動させることができる。『スーパーキャノンマーク2』『ハイパーデラックススペシャルキャノンV2』『大砲2ごう君』など大砲を適当に改名する。弟のボン・ジュール、従妹のメルシーなどにも大砲を送り付ける。
- 賢者ドン・ペリ
- 小人の種族・コロボックルの賢者。世界大戦のおり、リチャード王子に策を授けて勝利に導いた奇跡の戦術家。本来コロボックルは人間を嫌うが、世界の危機を感じ、主人公たちに協力する。
- リロイ
- 光の司祭の息子、シャルロットの父親。エルフのシェーラと恋仲になるが、エルフと人の交わりは寿命を短めると光の司祭に反対された為、エルフの村に駆け落ちした。
- シェーラ
- 妖精王の娘、シャルロットの母親。リロイと結婚してシャルロットを生んだが、人間との交わりによって寿命を縮め、リロイ同様早死にした。
- 妖精王
- エルフの国ディオールの王。彼もシャルロットの祖父に当たる。
- ブースカブー
- 火山島ブッカにいる巨大なカメのような生き物。ダークプリーストに崇められている。本来は人に心を許さないので近付くのは危険。
- フラミー
- マナの女神がつかわした「翼あるものの父」と呼ばれる山と空の守護精霊の子供。名前はリース(パーティにリースがいない場合はフェアリー)がつける。翼あるものの「父」だが、性別はメス(「ぼく」と呼びかけた際に怒りだしたことから判明)。
- ブラックラビ
- デュランかアンジェラが主人公の場合の終盤ダンジョン「ドラゴンズホール」の隠し部屋に登場する黒いラビ。いわゆる隠しボスの類で、その強さはラストボスに勝るとも劣らない。倒すと稀にモーグリに変身できるモーグリバッジを落とす。
- なお、ゲームデータ上は他の二つの終盤ダンジョンにも登場するようにはなっているらしいが、何らかの手違いがあったのか、ブラックラビのいる場所には辿り着けない仕様となっている。
[編集] 神獣
かつて太古の昔、世界を危機に陥れた存在。現在はマナの女神によって、8つのマナストーンに封じられている。本来は『無』の化身であり、決まった姿を持たないが、8体に分割されている現在はそれぞれの属性に見合った災厄を宿した姿で現れている。全ての神獣が一つになった時世界は滅びるといわれている。
- ザン・ビエ
- 火のマナストーンに封印されていた神獣。
- 変幻自在に姿を変え、竜の頭部だけ実体化する。太古から、火災などの原因はこの神獣のせいだといわれていたらしい。フィールド上に、本体以外に攻撃できる箇所がもう一つある。
- フィーグムンド
- 水のマナストーンに封印されていた神獣。
- 巨大なトカゲのような外見で、竜のような強固なウロコを持ち、その姿を称して氷河のようだといわしめている。天井や画面外に移動することがあり、その時は通常攻撃が届かない。
- ダンガード
- 風のマナストーンに封印されていた神獣。
- 二つの頭を持つ巨大な怪鳥。主人公達が辿り付いた時にはすでに封印から解き放たれ空中にいたため、フラミーの頭の上で戦うことになる。画面が切り替わることがあり、その時は敵・味方のステータスや武器属性が初期状態に戻ってしまう。余談だがこの戦闘の際にデュランが魔法を使うと、剣を突きたてられてしまう可哀想なフラミーの姿が見れる。
- ランドアンバー
- 土のマナストーンに封印されていた神獣。
- 土の塊から造られた、巨大な魔法生物。空中に浮かび、機械的で巨大な両腕を振るう。弱点となるオレンジ色のコアがむき出しになっている。
- ドラン
- 月のマナストーンに封印されていた神獣。
- 巨大な爪、牙、角を持つ魔獣。月のマナストーンが封印されていた「月読みの塔」の最上階で戦うことになる。
- ミスポルム
- 木のマナストーンに封印されていた神獣。
- にやけた目と口が彫られている巨大なカボチャで、顔が付いた2本の不気味な触手を振りかざす怪物。自身がダメージを受けている時、攻撃している時に表情が変わる。
- ライトゲイザー
- 光のマナストーンに封印されていた神獣。
- 邪悪な目を持つ巨大な魔法生物。ぶよぶよした球体のような外見で、ふわふわ浮遊し、テレポートや大きくバウンドをしながら移動する。
- ゼーブルファー
- 闇のマナストーンに封印されていた神獣。
- 三身一体の顔だけ存在する妖魔。左右の顔は老婆のようであり、本体となる中央は若い女性のような顔をしている。左の顔は物理的パワー、右の顔は魔法、本体となるあと一つは特殊技を使用する。本体以外の2体は再生可能。
[編集] クラスチェンジデータ
[編集] デュラン
- 基本クラス ファイター 必殺技:十文字斬り
[編集] 光クラス
- 光クラスにチェンジしたデュランは回復魔法を覚え、攻撃と回復をこなす万能キャラクターになる。更に盾を装備できる様になり、接近戦での回避率も向上する。
- クラス2 ナイト 必殺技:3段斬り(単体)
- 回復魔法が使える。 盾装備ができる。
- クラス3 パラディン 必殺技:閃光剣(全体)
- パラディンにチェンジするとセイントセイバーを覚える事ができる。終盤は特に光属性を弱点とするモンスターが多くなる為、必殺技が全体攻撃であることも合わせて光クラスの中でも攻撃重視のクラスと言える。
- クラス3 ロード 必殺技:魔法陣斬(単体)
- ロードにチェンジするとヒールライトを全体に掛ける事ができる様になる。更にティンクルレインも修得する事ができ、高い攻撃力とシャルロット並みの回復能力を併せ持った更なる万能キャラクターになる。尚、必殺技はデュランのクラス3の中で唯一単体攻撃である為、攻撃面に関しては些か物足りない点も否めない。
[編集] 闇クラス
- 闇クラスにチェンジしたデュランはセイバー魔法を修得し、敵の弱点を衝く事ができる様になる。又、修得する必殺技は全て全体攻撃のもので、セイバー魔法と合わせて攻撃特化のキャラクターとなる。
- クラス2 グラディエーター 必殺技:旋風剣(全体)
- 4属性のセイバー魔法が使える。
- クラス3 ソードマスター 必殺技:真空剣(全体)
- ソードマスターにチェンジするとグラディエーターで覚えた4属性のセイバー魔法を全体に掛ける事ができる様になり、即座に味方全員が敵の弱点を衝く事ができる様になる。又、リーフセイバー、ムーンセイバーといった吸収系のセイバー魔法も修得し、回復役のMPが尽きても回復に対応できる様になる。
- クラス3 デュエリスト 必殺技:大地噴出剣(全体)
- デュエリストにチェンジしたデュランは全てのクラス3の中でもトップクラスの攻撃力を誇る、肉弾戦特化のキャラクターとなる。ダークセイバーを覚える事もできるが、終盤では闇属性を吸収するモンスターも少なくなく、役立てる機会は余り無い。
[編集] アンジェラ
- 基本クラス マジシャン 必殺技:ダブルアタック
- 6属性の攻撃魔法を覚える
[編集] 光クラス
- 光クラスにチェンジしたアンジェラは4属性と光属性の上位の攻撃魔法を覚える。時期的には神獣戦の少し前にクラス2にチェンジする事になる為、これらの戦いにおいて大いに力を発揮できる。尚、闇属性の魔法に関しては新たに修得するものは無い。
- クラス2 ソーサレス 必殺技:ピンクタイフーン(単体)
- 4属性と光属性の上位の攻撃魔法を修得する。
- クラス3 グランデヴィナ 必殺技:スパイラルロッド(単体)
- グランデヴィナにチェンジすると、ソーサレスで覚えた上位攻撃魔法の全体掛けが可能になり、攻撃力が更に向上する。魔法の奥義ダブルスペルはアンジェラの魔法の奥義の中では最も消費MPが少なく、多用が可能。またアンジェラのクラス3の中で武器による攻撃力が最も高いクラスである。
- クラス3 アークメイジ 必殺技:ダンシングロッド(単体)
- アークメイジにチェンジすると、グランデヴィナ同様上位攻撃魔法の全体掛けが可能になる。魔法の奥義レインボーダストはダブルスペルより消費MPが高いものの、その分威力も高い。
[編集] 闇クラス
- 闇クラスにチェンジしたアンジェラは4属性と闇属性の上位の攻撃魔法を覚える。修得魔法や魔法の奥義など、全体的に光クラスよりも強力。ただ、闇属性以外の上位攻撃魔法はクラス3にならないと修得できない。
- クラス2 デルヴァー 必殺技:スターアタック(単体)
- 上位の闇属性攻撃魔法を使える。
- クラス3 ルーンマスター 必殺技:10t(単体)
- ルーンマスターにチェンジすると4属性の付加効果付き攻撃魔法を修得する。又、闇属性の攻撃魔法を全体掛けも含めて全て修得、デススペルはアンジェラのレベル次第ではボスに対しても999ダメージを与えられる。
- クラス3 メイガス 必殺技:ホットショット(単体)
- メイガスにチェンジすると上位の4属性攻撃魔法を修得する(全体掛けは不可能)。更に最高の攻撃力を持つ魔法の奥義エインシャントを覚える事ができる。
[編集] ケヴィン
- 基本クラス グラップラー 必殺技:夢想阿修羅拳
[編集] 光クラス
- 光クラスにチェンジしたケヴィンは、光クラスのデュラン同様回復魔法を修得し、攻撃と回復をこなす万能キャラクターとなる。又、自らの攻撃力を上昇させる秘孔を覚え、ウィスプの刻でもシェイドの刻並みの攻撃力を発揮できる。クラス3になると木属性の魔法を修得する。
- クラス2 モンク 必殺技:旋風脚(全体)/トルネードスロー(単体)
- 回復魔法を使える。 秘孔を使える。
- クラス3 ゴッドハンド 必殺技:白虎衝撃波(全体)/スターダストボム(単体)
- ゴッドハンドにチェンジすると木属性魔法のオーラウェイヴを修得する。この魔法はキャラクター1体の必殺技ゲージをMAXにすると言うもので、クラス3の必殺技の連発も可能になる。必殺技が全体攻撃であることも含め、攻撃特化のキャラクターと言える。
- クラス3 ウォーリアモンク 必殺技:玄武百烈脚(単体)/ブローインパクト(単体)
- ウォーリアモンクにチェンジするとヒールライトを全体に掛ける事ができる様になり、終盤でも1級の回復要員として通用するようになる。又、リーフセイバーを修得し、敵からMPを奪い取って繰り返し回復を行える。デュランのロードと同系統のクラスと言え、必殺技が単体攻撃なのも同様。
[編集] 闇クラス
- 闇クラスにチェンジしたケヴィンはクラス3になるまでは特技や魔法を修得しない、これまで通りの肉弾戦特化のキャラクターとなる。光クラスに比べやや地味な感は否めないが、ケヴィンの長所を充分に活かせるクラスチェンジとも言える。クラス3になると、光クラスとは対照的に月属性魔法を修得する。尚、ケヴィンのみ、クラス2以降の全てのクラスに必殺技が2つずつ設定されている。
- クラス2 バシュカー 必殺技:真空水月斬(単体)/バスタードスラム(単体)
- クラス3 デルヴィッシュ 必殺技:朱雀飛天の舞(全体)/ベリィトゥバック(単体)
- デルヴィッシュにチェンジしたケヴィンは、敵からHPを吸収するムーンセイバーを修得する事ができ、準HP回復役として自身と仲間の安全性を高めることが可能になる。
- クラス3 デスハンド 必殺技:青竜殺陣拳(全体)/デッドクラッシュ(単体)
- デスハンドにチェンジしたケヴィンは、デュランのデュエリストと並ぶ最強クラスの攻撃力を有するキャラクターとなる。クラス3のケヴィンの中でも特に攻撃力が高いクラスと言える。
[編集] シャルロット
- 基本クラス クレリック 必殺技:ぼかすか
- 回復魔法を覚える
[編集] 光クラス
- 光クラスにチェンジしたシャルロットは4属性のセイバー魔法を修得し、回復だけでなく味方の攻撃力アップも行えるようになる。又、ホーリーボールも修得し、直接攻撃に参加できるだけの戦力も得る。
- クラス2 プリーステス 必殺技:じゃんぷ(単体)
- 4属性のセイバー魔法を覚える。 ホーリーボールを覚える。 ヒールライトの範囲が広がる。
- クラス3 ビショップ 必殺技:はりせんちょっぷ(単体)
- ビショップにチェンジすると補助系の光属性魔法を多数覚え、更に戦闘補助に特化する。又、特技のターンアンデッドはアンデッド族モンスターに対して999ダメージを与える特技で、この効果はボスにさえ有効である。
- クラス3 セージ 必殺技:どかーん(単体)
- セージにチェンジすると、全体的にプリーステスを純粋に強化した様な魔法の修得の仕方をする。4属性のセイバー魔法、ホーリーボールが全体に掛ける事ができる様になり、更にセイントビームを修得する。
[編集] 闇クラス
- 闇クラスにチェンジしたシャルロットは、モンスターを召喚して敵にダメージを与える特技を修得する。召喚されるモンスターは魔法生物や悪魔など、クラスの特色が表れる。尚、クラス2以降のシャルロットはヒールライトの全体掛けが可能となり、回復能力に更なる磨きが掛かる。
- クラス2 エンチャントレス 必殺技:だっしゅ(単体)
- 魔法生物召喚が可能。 ヒールライトの範囲が広がる。
- クラス3 ネクロマンサー 必殺技:めちゃくちゃ(単体)
- ネクロマンサーにチェンジすると、クラス名が示す通りアンデッドモンスターを召喚しての攻撃を修得する。又、闇属性の補助魔法もいくつか覚え、特にブラックカースは敵の複数のパラメータを1度に低下させる事ができる強力な魔法。
- クラス3 イビルシャーマン 必殺技:でかでか(単体)
- イビルシャーマンにチェンジすると、悪魔族モンスターを召喚しての攻撃やグレートデーモンの特技であるデーモンブレスなど、悪魔にまつわる特技を多数修得する。魔法や特技による攻撃はクラス3のシャルロットの中でも最強と言えるが、その反面シャルロットのクラス3の中では唯一ティンクルレインの全体掛けが不可能で、回復能力では劣る。
[編集] ホークアイ
- 基本クラス シーフ 必殺技:背面斬り
[編集] 光クラス
- 光クラスにチェンジしたホークアイは木・月属性の魔法を修得するのが特徴。木・月系の魔法には他の6属性に比べ特殊な効果を持つものが多く、トリッキーな戦術を立てることが可能。又、宝箱を開けた際に登場することがあるトラップによる攻撃を覚えるのも特徴。
- クラス2 レンジャー 必殺技:飛燕投(全体)
- 木・月属性魔法を覚える。 トラップ攻撃を覚える。
- クラス3 ワンダラー 必殺技:バラの舞(単体)
- ワンダラーにチェンジすると、セイバー系魔法を除く全ての木・月系魔法を修得できる。これらの魔法にはワンダラーしか修得しないものも多く、ワンダラーならではの戦術を立てることが可能。
- クラス3 ローグ 必殺技:千枚斬り(単体)
- ローグにチェンジすると、上位のトラップ攻撃に加えてパンプキンボムなどの多数の武器攻撃を修得する。木・月系の魔法はレンジャーの時に修得したものしか使えないが、全体掛けが可能。全体的にレンジャーを純粋に強化した様な能力を持ち、攻撃力ではワンダラーを上回る。
[編集] 闇クラス
- 闇クラスにチェンジしたホークアイは忍術を修得し、アンジェラ並みの魔法攻撃要員となる。更に手裏剣や反則技など、光クラスとは方向性の異なる武器攻撃も修得する。
- クラス2 ニンジャ 必殺技:残影斬(単体)
- 手裏剣が使える。 忍術を修得する。
- クラス3 ニンジャマスター 必殺技:影潜り(単体)
- ニンジャマスターにチェンジすると手裏剣と忍術の全体掛けが可能になる。忍術は属性付きダメージを与えるだけでなく、敵のパラメータを低下させる効果も持っている為、忍術の全体掛けの効力は大きい。
- クラス3 ナイトブレード 必殺技:分身斬(全体)
- ナイトブレードにチェンジすると多数の反則技を修得する。又、攻撃力が高めな上に必殺技が全体攻撃と言う事もあり、デュランやケヴィンなみの攻撃要員としても期待できる。
[編集] リース
- 基本クラス アマゾネス 必殺技:旋風槍
[編集] 光クラス
- 光クラスにチェンジしたリースは味方のパラメータを上昇させる魔法を覚える。この系統の魔法は特に長期戦、多数の敵が出現した場合やボス戦などで力を発揮する。又、クラス3になると神を召喚しての攻撃が可能。
- クラス2 ワルキューレ 必殺技:真空波動槍(全体)
- 味方の能力を上昇させる魔法を修得する。
- クラス3 ヴァナディース 必殺技:光弾槍(全体)
- ヴァナディースにチェンジしたリースは、リースのクラス3の中で最も攻撃力が高く、唯一全体攻撃の必殺技を修得する攻撃特化のキャラクターとなる。又、チビッコ効果のあるフレイア召喚の特技を覚え、魔法による全体攻撃も可能。反面、能力アップの魔法に関しては全体掛けを修得しない為、ボス戦での速効性は他の3クラスに劣る。
- クラス3 スターランサー 必殺技:流星衝(単体)
- スターランサーにチェンジすると、能力アップ魔法の全体掛けが可能。アップ効果を素早く味方全員に行き渡らせる事ができるのは、特にボス戦では大きなアドバンテージとなる。沈黙効果のあるマルドゥーク召喚による全体攻撃も可能。
[編集] 闇クラス
- 闇クラスにチェンジしたリースは光クラスとは対照的に敵の能力を低下させる魔法を修得する。単一の目標に対して使用する場合、能力ダウン魔法は一度で全ての味方キャラクターに対してアドバンテージを生む為、ボス戦での速攻性は能力アップ魔法を上回るものがある。又、クラス3になると魔獣や竜を召喚しての攻撃が可能。
- クラス2 ルーンメイデン 必殺技:飛天槍(全体)
- 敵の能力を低下させる魔法を修得する。
- クラス3 ドラゴンマスター 必殺技:竜牙槍(単体)
- ドラゴンマスターにチェンジすると毒付加効果のあるヨルムンガンド召喚による全体攻撃が可能になる。魔法の全体掛けは修得しないが、ボス戦など敵が1体しかいない戦闘においては然程問題は無い。
- クラス3 フェンリルナイト 必殺技:百花乱舞(単体)
- フェンリルナイトにチェンジすると能力ダウン魔法の全体掛けを修得する。能力ダウンの魔法はその性質上、多数の敵が登場する通常の戦闘では能力アップ魔法ほど使い勝手が良くないが、フェンリルナイトはその弱点を克服している。又、ラミアンナーガ召喚による全体攻撃が可能。
クラス3の光闇各2種ずつを区別するため、ユーザーの間では、攻略本などの記載順を元に、「光光」「光闇」「闇光」「闇闇」という呼び方を使うことがある。
- 光クラス1 - 光光クラス
- 光クラス2 - 光闇クラス
- 闇クラス1 - 闇光クラス
- 闇クラス2 - 闇闇クラス
※クラス3の最強武器4種は、リストの上から下へ向かって強くなる法則がある。(光光の装備がもっとも弱く、闇闇クラスがもっとも強い)。ケヴィンのデルヴィッシュとデスハンドの装備性能については、この順序が逆になっており、デルヴィッシュの装備が強い。このことから、「デルヴィッシュが実際の闇闇クラスである」と言われることがある。これはロムカセットのデータに基づくもので、公式にはデスハンドが闇闇クラスとして紹介されている。
[編集] BGM
前作に引き続いて、作中のBGMは菊田裕樹が担当。『オリジナル・サウンド・ヴァージョン』と銘打たれた、3枚組・全60曲収録のサウンドトラックがポリスターより1995年8月25日に発売されている。
「変だけど格好いいモノを目指した」と氏が語った通り、あえて電子楽器をベースにせず、少ない同時発音数でも音が厚く聞こえるアコースティック楽器をベースにして作られている。SFCの厳しい環境制約下において電子音楽とトラッド・ミュージックスタイルの融合を実現させた意欲作として評価は高い。
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[編集] 参考文献
- 株式会社スクウェア監修、『聖剣伝説3 基礎知識編』、NTT出版、1995年
- 株式会社スクウェア監修、『聖剣伝説3 完全攻略編』、NTT出版、1995年
FF外伝(新約) - 聖剣伝説2 - 聖剣伝説3 - 聖剣伝説4
LEGEND OF MANA - CHILDREN of MANA - HEROES of MANA - FRIENDS of MANA
漫画: PRINCESS of MANA