荻野アンナ
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荻野 アンナ(おぎの あんな 1956年11月7日 - )は、日本のフランス文学者、小説家。本名、荻野安奈。
アンナ・ガイヤールとして神奈川県横浜市中区に生まれ育つ。父はイタリア、スペイン、クロアチアなどの血を引くフランス系米国人。母江見絹子は画家で、岡本太郎らと交流した。荻野の文学研究や創作活動には、母親の強い影響があると自認している。
小学生時代に日本へ帰化し、荻野姓となる。フェリス女学院高等学校から慶應義塾大学文学部仏文科を卒業。フランス政府給費留学生としてパリ第4大学に留学し、ラブレーを研究する。のち、慶應義塾大学大学院博士課程修了。
小説家としては『背負い水』で芥川賞を受賞。『ホラ吹きアンリの冒険』で読売文学賞を受賞。無類の駄洒落好きとして有名で、芥川賞の受賞を電話で知らされて、「あ、しょう」と答えたことがある。
現在、慶應義塾大学文学部教授。2007年、内閣官房「美しい国づくり」プロジェクト・企画会議委員。