谷保天満宮
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谷保天満宮(やぼてんまんぐう)は東京都国立市にある神社。甲州街道沿いにある。社伝によると、903年(延喜3年)に菅原道真の三男・道武が、父を祀る廟を建てたことに始まるという。府社。式内社穴沢神社の論社でもある。
東日本最古の天満宮であり、亀戸天神社・湯島天満宮と合わせて関東三大天神と呼ばれる。
旧国鉄が南武線谷保駅の駅名を「やほ」としたため、地名の「谷保」までも「やほ」と言うようになってしまったが、本来の読み方は「やぼ」である。
それを裏付けるのが「野暮天」の語源についての逸話。 狂歌師の大田蜀山人(南畝)が、「神ならば 出雲の国に行くべきに 目白で開帳 やぼのてんじん」と詠んだ。 「野暮」と「谷保」の掛詞になっていて、ここから「野暮天」という言葉が生まれたのだが、「谷保」を「やほ」と読んだら掛詞にならない。そんなことしたらまさに「野暮天」なのである。
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[編集] 由緒
『天満宮略縁記』(谷保天満宮蔵)によると、903年(延喜3年)2月に菅原道真が薨去したとき、子息の道武は自ら像を刻み、廟を建てて祀ったのが谷保天満宮の創建だとされる。921年(延喜21年)11月に道武が薨去すると、道武も相殿に合祀されたという。
[編集] 祭神
- 主祭神:菅原道真
- 配祀神:菅原道武
- 配祀神:石土毘古神・天之日鷲命・倉稲魂命
『天満宮略縁記』によると菅原道武は道真の子息であるとしているのだが、道真の子息に道武というものは実在しないという。
[編集] 祭事
- 例祭は9月25日で、最も近い土日に万燈行列、花万灯、古式獅子舞が催される。また、100年に一度、大祭が行われ盛大な神事となる。
- 11月3日に、うそ替え神事や庭燎祭(ていりょうさい)が行われる。
[編集] 境内社
多摩川の河岸段丘に沿って造られている。甲州街道から石段を下って境内に入っていくという天満宮としては珍しい構造となっている。 そもそもの甲州街道は天満宮の南側を通り本殿より下に位置していたが、多摩川の流路がたびたび変わり渡し場が変遷していった結果、江戸中期以降は、ほぼ現在と同様に境内の北側に街道が敷かれたとされる。
学問の神・菅原道真を祀っており、またその歴史の長さから受験生やその親達がこぞって訪れ、受験シーズンには境内に合格祈願の絵馬が多数掛けられる。特に初詣の時は行列が見られるほど混雑するようになり、参詣者数は年々増加傾向にある。
甲州街道側にある梅園は梅の名所としても知られ、毎年3月には梅まつりが開催される。
- (境内社)
- (境内社)
- 稲荷神社
- 蒼守稲荷神社
- 淡島神社
- 第六天社
- 厳島神社
- (五社)
- 稲荷神社
- 妙義神社
- 日吉神社
- 熊野神社
- 天照皇大神宮
[編集] 文化財
[編集] 交通
[編集] 電車・バス
[編集] 車
- 駐車場:有り