野津鎮雄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
野津鎮雄（のづしずお、天保6年9月5日（1835年10月26日） - 明治13年（1880年）7月22日）は、大日本帝国陸軍の軍人。陸軍中将。薩摩国（現・鹿児島県）生まれ。
野津道貫は弟。大山巖の相談を受け、「君が代」の選定に関わったとされる。
[編集] 略歴
- 天保6年（1835年）、薩摩藩士野津七郎の子として生まれる。
- 青山愚痴に天山流砲術を学ぶ。
- 文久3年（1863年）、薩英戦争。隊長として沖小島を守る。
- 慶応3年（1867年）、小隊監軍として京都御所を守護。その後小隊長。
- 慶応4年（1868年）、戊辰戦争で五番隊長となり鳥羽伏見の戦い、奥羽・箱館に転戦。
- 明治4年（1871年）、陸軍大佐兼兵部少丞、その後兵部大丞。
- 明治5年（1872年）、少将に進む。
- 明治7年（1874年）、佐賀の乱。歩兵と砲兵の指揮官として出陣。
- 明治8年（1875年）、陸軍築造局局長、のち熊本鎮台司令長官。
- 明治9年（1876年）、東京鎮台司令長官。
- 明治10年（1877年）、西南戦争出征。第一旅団司令長官。陸軍中将。
- 明治11年（1878年）、中部監軍部長。名古屋・大坂鎮台管下の教育検閲管掌。
- 明治13年（1880年）、天皇の随行を命ぜられるが出発前に病に倒れ死去。
