関大前駅
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関大前駅(かんだいまええき)は、大阪府吹田市にある阪急電鉄千里線の駅。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。駅構内は、東側に半径を持つ若干きつめのカーブを描く線形を持つ。改札は南北双方に1ヶ所ずつあり、東西双方に出ることができる(どちらも地下で、エスカレータはない)。関西大学へは南側を出ると近い。駅員は北側に配置されている。すぐ上を名神高速が通る。
千里山駅との駅間距離は800m強しかない。これは阪急電鉄で最も短い駅間距離である。
[編集] のりば
- ■北千里・山田・南千里方面行のりば
- ■大阪(梅田)・天下茶屋・京都・神戸・宝塚方面行のりば
- ※阪急電鉄では2線までの駅には基本的にのりば番号は設定しない。
[編集] 駅周辺
- 関西大学千里山キャンパス(学部によっては徒歩10分弱かかる)
- 駅名の通り、関西大学の学生や大学関係者に利用者が多い。関西大学第一高等学校と関西大学第一中学校の生徒もこの駅を使用する。このため、授業開始前や授業終了後の時間帯には駅構内・駅周辺は学生たちで溢れかえる。また、大学は休日も資格試験や模擬試験の会場として利用される。休日や入試シーズンには在学生の利用者は減るが、その代わりに受験生たちで溢れかえるようになる。混雑時には名神高速道路のガード下、下り線ホーム梅田・天下茶屋方面の外側にある臨時切符売り場が稼働する。当駅から大学の正門へと抜ける通りの一帯は、書店・飲食店・ゲームセンターなど雑多の店がひしめき合う関西屈指の学生街となっている。
- 佐井寺
- 吹田千里山西郵便局
[編集] 歴史
- 1921年(大正10年)10月26日 北大阪電気鉄道の花壇前駅開業。
- 1922年(大正11年)4月17日 花壇前~千里山間に大学前駅開業。
- 1923年(大正12年)4月1日 路線譲渡により、両駅が新京阪鉄道の駅となる。
- 1930年(昭和5年)9月15日 会社合併により、両駅が京阪電気鉄道千里山線の駅となる。
- 1938年(昭和5年)9月15日 花壇前駅を千里山遊園駅に改称。
- 1943年(昭和18年)10月1日 会社合併により、両駅が京阪神急行電鉄(1973年に阪急電鉄に社名変更)千里山線の駅となる。
- 1943年(昭和18年)12月1日 千里山遊園駅を千里山厚生園駅に改称。
- 1946年(昭和21年)4月7日 千里山厚生園駅を再び千里山遊園駅に改称。
- 1950年(昭和25年)8月1日 千里山遊園駅を女学院前駅に改称。
- 1951年(昭和26年)4月1日 女学院前駅を花壇町駅に改称。
- 1964年(昭和39年)4月10日 花壇町駅と大学前駅を統合して関大前駅開業。
[編集] 利用状況
2004年の1日平均の利用客は約35,210人である(出典:大阪府統計年鑑)。千里線では、最も利用者が多い駅となっている。