阿覧欧虎
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阿覧 欧虎(あらん はくとら、1984年1月31日 - )は、ロシア・北オセチア共和国ウラジカフカス出身で三保ヶ関部屋所属の大相撲力士。本名アラン・ガバライエフ(Alan Gabaraev)。身長188cm、体重130kg。
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[編集] 来歴
ロシアでは露鵬、白露山兄弟が所属した道場でレスリングを学び、国内のジュニア王者になるまでに成長。だが、露鵬らの活躍に刺激を受け相撲に転向。
2006年10月、大阪府堺市で開催された第14回世界相撲選手権大会個人無差別級で優勝。団体では大将として同国初優勝の立役者となった。個人戦・団体戦で二度、この年の国体成年Aと全日本相撲選手権大会を制した市原孝行を倒している。露鵬の世話で三保ヶ関部屋に入門し、外国人の世界王者としては史上初の角界入りとなった。同じ出羽海一門である北の湖部屋の白露山が教育係を務めている。
四股名について師匠の三保ヶ関親方(元大関・増位山)は、「阿覧は発音が本名でもあるし、呼びやすい。ロシアは虎が有名なので、欧州から来た虎のように強くなってほしいという願いを込めた」と命名の理由を説明した。
2007年1月場所の前相撲で初土俵を踏み、翌3月場所では序ノ口優勝となった。
[編集] 主な成績
2007年3月場所終了現在
- 通算成績: 7勝0敗(2場所)
[編集] 各段優勝
- 序ノ口優勝: 1回(2007年3月場所)