韓国鉄道2000系電車
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韓国鉄道公社2000系電車 | |
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両数 | 6(盆唐線)/10(安山線、果川線、ソウルメトロ4号線)両 |
起動加速度 | 3.0km/h/s |
営業最高速度 | 110km/h |
減速度 | 3.5km/h/s(常用最大)
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車両定員 | 148(48(座席)+100(立席))人(先頭車) 160(54(座席)+106(立席))人(中間車) |
編成定員 | 1048人(立席)+528人(座席)=1576人(10両編成)
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全長 | 20000mm(従来型、トングリの中間車), 20250(トングリの先頭車)mm |
全幅 | 3200mm |
全高 | 4500mm |
車両重量 | 33,0t(Tc)、38,0(M1)、42,0(M2)、 32,0(T1)、27,5(T2) |
編成重量 | 355.0 t(10両編成) 215,5t(6両編成) |
軌間 | 1435mm |
電気方式 | 直流1,500V/交流2,5000V (60Hz) |
編成出力 | 230kW×20=4600KW(10両編成)
230kW×12=2760KW(6両編成) |
駆動装置 | 三相交流かご式誘導電動機 |
制御装置 | VVVFインバータ制御(GTO,IGBT) |
ブレーキ方式 | 交直流回生ブレーキ併用 電気指令式空気ブレーキ |
保安装置 | ATS(安山線区間)/ATC(ソウルメトロ4号線, 果川線、盆唐線区間) |
2000系電車(2000けいでんしゃ)は、韓国鉄道公社が保有する通勤形電車。安山線・果川線とその乗り入れ先のソウルメトロ4号線(首都圏電鉄4号線)および盆唐線で使用されている。
目次 |
[編集] 概要
1993年に試作車(2030編成)が登場した。これは1994年の果川線開業とソウル地下鉄4号線との直通運転に備えたものである。日本の技術協力によるVVVFインバータ制御と、ステンレス車体を採用した交直流電車である。これらの車両は安山駅に隣接した安山電動車事務所に配備された。当初6両編成であったが、10両に増強され、烏耳島駅への延伸開業と共に広大な電動車事務所も開所した。VVVFインバータ制御装置は、初期に製造された編成は東芝製、あとは東芝との技術提携を結んだ韓国・宇進産電製である。
また、1994年の盆唐線開業に際しては6両編成が投入された。こちらは交流電化路線を専ら走行するため、ワンマン運転に対応した交流型電車として製造されている。
1999年に製造された2077編成からは大幅なデザイン変更を行い、その丸っこい外観からトングリと呼ばれている。車体はステンレス車体に橙色と茶色の細帯が巻かれていた。公社化に伴って、盆唐線専用編成が、先頭車正面とドア部のみ黄と紺の塗装に変更された。さらに盆唐線の従来顔車も新塗装になり、安山線・果川線での運用車も水色と紺色に塗装変更された。
2x77編成から2x81編成は、1999年に試作的に前面形状のみを変更し製造したグループである。当初はステンレス地にオレンジ帯、旧CIを貼り付けて製造されたが、2005年の韓国鉄道公社発足に伴い2004年度後半までに暫定的に「KORAIL」のロゴマーク貼り付けを行った。その後2006年1月頃までに恒久的な新塗装化(乗り入れ先であるソウルメトロ4号線のラインカラーである水色をドア上部に、紺色をドア下部にそれぞれ配置、前面部の塗りわけはその逆に配置、ロゴマークは前面に白抜き、側面に正規版を貼り付け)が行われ、同時に車内の不燃化工事・車両番号ステッカーの貼り付け・行先方向幕LED化が施された。
2x82編成から2x87編成は、2003年度に投入された。当初から新塗装(ドア部のみ上部黄色、下部紺色、前面部の塗りわけは逆、ロゴマークは前面、側面共に正規版を貼り付け)で製造された。当初から新CI(KORAILのロゴマーク)を貼り付けていた。また行先表示機と列車番号表示機も当初からLED表示装置を採用していた。その後不燃化と車両番号ステッカーの貼り付けを実施した。
[編集] 歴史
[編集] 編成
2100番台ディーゼル機関車が2128まで使用している為、車号は30から始まる。ただし、2100番台は2006年10月現在、廃車が進んでいるため、2000系が99まで到達した後には01~29も使われると予想される。
[編集] 10両編成
- 2030型 Tc
- 2230型 M
- 2330型 M'◇◇(下枠交差形パンタグラフ2基)
- 2830型 T
- 2530型 M'◇◇
- 2430型 T1(補助電源、変圧器)
- 2930型 T
- 2630型 M
- 2730型 M'◇◇
- 2130型 Tc
[編集] 6両編成
- 2030型 Tc
- 2230型 M
- 2330型 M'◇◇
- 2830型 T
- 2530型 M'◇◇
- 2130型 Tc
[編集] 編成の呼び方
普段は‘2X81編成’のように呼ばれているが、これは鉄道ファンの表現であり、韓国鉄道公社などからはたいてい‘2081-2181編成’のように呼ばれているという。
[編集] 関連項目
現用車両 |
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高速鉄道用: KTX 電気機関車: 8000形, 8100形, 8200形 ディーゼル機関車: 7500形, 7300形, 7200形, 7100形, 7000形, 4400形 蒸気機関車: 901形(運行休止中) 電車(電動車、電気動車)1000系, 2000系, 3000系, 5000系, 6000系 気動車 (ディーゼル動車): 101系(DHC), 111・251系(DHC), 9211系(NDC), 9501系(CDC) 客車: セマウル形, ムグンファ形 |
過去の車両 |
ディーゼル機関車:6300形, 6200形, 6100形, 6000形, 5000形, 4300形, 4200形, 4100形, 4000形, 3200形, 3000形, 2100形, 2000形 電車(電動車、電気動車): 9900系ムグンファ形(EEC) 気動車(ディーゼル動車): 9201系(DEC), 日本製動車 客車: トンイル形, ピドゥルギ形 |
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