風蓮湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
||||
---|---|---|---|---|
![]() 風連湖岸のタンチョウ |
||||
所在地 | 北海道(根室支庁) | |||
面積 | 57.5 km² | |||
周囲長 | 96 km | |||
最大水深 | 11.0 m | |||
平均水深 | 1.0 m | |||
貯水量 | - km³ | |||
水面の標高 | 0 m | |||
成因 | 海跡湖 | |||
淡水・汽水 | 汽水 | |||
湖沼型 | 貧栄養湖 | |||
透明度 | 4.0 m |
風蓮湖(ふうれんこ)は、北海道根室市、野付郡別海町にまたがる湖。野付風蓮道立自然公園に含まれる。
目次 |
[編集] 地理
北海道東部・根室半島の付け根に位置する。面積57.5km²は、汽水湖としてはサロマ湖、能取湖に次いで北海道第三位であるが、周囲96kmは汽水湖としては全道一。直接根室湾に面しており、湖面の標高は0m。
主な流入河川は風蓮川、別当賀川、ヤウシュベツ川。
[編集] 生物相
砂州である春国岱(しゅんくにたい)には、砂丘に自生する日本唯一のアカエゾマツ林や国内最大級のハマナスの群落がある。
周囲には湿地帯が広がり、タンチョウの営巣や水鳥の飛来地となっている。
また、湖とそれに伴う湿原の重要性から、日本国政府は春国岱とともに「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」(ラムサール条約)が指定する湿地の候補として選定した。2005年10月21日には国内での登録を終え、2005年11月8日第9回会議で正式に決定された。
[編集] 利用
ハクチョウの飛来地として有名。渡り鳥が多数訪れることで知られる。別海十景にも指定されている。
- 道の駅
- スワン44ねむろ
[編集] 交通
湖の北・西岸には別海町・標津郡標津町・根室市に通じる国道243号・国道244号が走る。また、南岸には根室市・厚岸郡浜中町に通じる国道44号が走る。