高田郡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高田郡(たかたぐん)はかつて広島県の北西部に存在した郡である。2004年3月1日に全6町(甲田・高宮・美土里・向原・八千代・吉田)が対等合併して安芸高田市に移行したことに伴い消滅した。
かつて高田郡域だった町村は現在広島市安佐北区・安芸高田市・三次市になっている。
目次 |
[編集] 高田郡に属していた町村(1889年の市町村制施行当時)
- 秋越村(あきこしむら)
- 有保村(ありほむら)
- 粟屋村(あわやむら)
- 生桑村(いけくわむら)
- 市川村(いちかわむら)
- 井原村(いばらむら)
- 可愛村(えのむら)
- 小田村(おだむら)
- 刈田村(かりたむら)
- 川根村(かわねむら)
- 北村(きたむら)
- 来原村(くるはらむら)
- 甲立村(こうたちむら)
- 郷野村(ごうのむら)
- 坂村(さかむら)
- 志屋村(しやむら)
- 高原村(たかはらむら)
- 丹比村(たんぴむら)
- 戸島村(としまむら)
- 長田村(ながたむら)
- 根野村(ねのむら)
- 船佐村(ふなさむら)
- 本村(ほんむら)
- 三田村(みたむら)
- 横田村(よこたむら)
- 吉田村(よしだむら)
(以上26村)
[編集] 沿革
- 1889年4月1日市町村制施行。当時の村数は26村。
- 1896年1月1日吉田村が町制施行して吉田町(初代)になる(1町25村)。
- 1926年1月1日甲立村が町制施行して甲立町になる(2町24村)。
- 1929年3月1日高原村が以下の通り三分割されて消滅する(2町23村)。
- 小山・竹原・福原→可愛村に編入。
- 下入江→郷野村に編入。
- 国司→吉田町に編入。
- 1929年4月1日坂・戸島・長田各村が対等合併した上で改称し、向原村が成立する(2町21村)。
- 1937年4月1日向原村が町制施行して向原町になる(3町20村)。
- 1949年10月1日市川村が以下の通り二分割されて消滅する(3町19村)
- 大寺地区→井原村に編入。
- 大寺地区を除く部分→秋越村と対等合併した上で改称し、高南村(こうなんむら)に移行する。
- 1950年4月1日粟屋村の所属郡が双三郡に変更される(3町18村)。
※粟屋村はその後1954年3月31日に三次市に移行して消滅。
- 1950年9月1日甲立町秋町が双三郡川地村に編入される。
- 1953年4月1日吉田町(初代)と可愛・郷野・丹比各村が対等合併して吉田町(2代)が成立する(3町15村)。
- 1954年3月31日有保村が以下の通り二分割されて消滅する(3町14村)。
- 保垣の全域及び有留の一部→向原町に編入。
- 有留の残部→高南村に編入。
- 1955年3月31日刈田・根野両村が対等合併した上で改称し、八千代村が成立する(3町13村)。
- 1956年4月1日生桑・北・本・横田各村が対等合併して改称した上で町制施行し、美土里町が成立する(4町9村)。
- 1956年4月1日甲立町と小田村が対等合併した上で改称し、甲田町が成立する(4町8村)。
- 1956年9月30日川根・来原・船佐各村が対等合併して改称した上で町制施行し、高宮町が成立する(5町5村)。
- 1956年9月30日井原・高南・志屋・三田各村が対等合併して改称した上で町制施行し、白木町が成立する(6町1村)。
- 1960年4月1日八千代村が町制施行して八千代町になる(7町)。
- 1973年10月22日白木町が広島市に編入される(6町)。
- 2004年3月1日全6町が対等合併して改称した上で市制施行し、安芸高田市が成立する。この結果高田郡が消滅する。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 広島県の郡 (消滅) | 広島市の歴史