鯛めし
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鯛めし(たいめし)は鯛を素材とする郷土料理の一つである。
[編集] 愛媛の鯛めし
「鯛めし」は、地域によって、大きくは二つの種類に分けられる。
- 鯛の刺身をご飯に載せ、特製のタレと生卵、ゴマやきざみねぎなどの薬味を混ぜたものをかけて食べるもの。載せる前にタレにいったん浸ける場合もある。タレは醤油を主体に、その店・家庭独自のものが用いられる。 - 宇和島などの南予で主に食べられる。
- 郷土研究家の土井中照氏によると、南予地方の鯛めしが、今日の姿で紹介されるようになったのは昭和60年代以降のことで、それ以前は素材に鯛のほか鯵などが用いられることもある「ひゅうが飯」であったという。昭和60年代以降、「鯛めし(ひゅうがめし)」の表記がみられる様になったと指摘している。同氏は、南予地方の名物料理をつくりたいという観光政策が影響しているのではないかとみている。(土井中照『愛媛たべものの秘密』(アトラス出版)による)
- どちらの鯛めしも、最後はご飯と混ぜて食べる。
[編集] 駅弁
- 鯛を使った駅弁の一つ、今治の「瀬戸の押寿司」は2006年5月の日本経済新聞土曜版の駅弁特集で全国一位に輝いた。
- 静岡の鯛飯は炊き込みご飯の上に鯛の身のソボロを散らしたものである
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