B.J.アプトン
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メルヴィン・エマヌエル・"B.J."・アプトン(Melvin Emanuel "B.J." Upton, 1984年8月21日 - )は、アメリカメジャーリーグ、タンパベイ・デビルレイズに所属する野球選手。遊撃手。右投右打。洗練された打撃センスを持ち、パワー・アベレージ双方の面で結果を残せる選手と広く考えられているが、遊撃手として守備が必ずしも優れているとは言えない点が、現在までマイナーリーグに留まってきた唯一の理由といえる。デレク・ジーターも過去守備に悩まされたことがあったために、アプトンもいずれ遊撃手として大成するのではないかと考える人もいる。2005年マイナーのダラム・ブルズで53失策、打率.301、41盗塁。
2004年8月1日にメジャーデビュー。デビルレイズ史上最も若い選手となり、ベースボール・アメリカ誌では野球界の有望な選手として2位にランクされた。弟のジャスティン・アプトンは2005年のドラフトで全体1位。ドラフトの順位という点では過去最高の兄弟となる。
2006年7月31日デビルレイズ傘下のダラム・ブルズからメジャーへ昇格。翌日のトロピカーナ・フィールドでのホームゲーム(対デトロイト・タイガース)で、二回に打席へ入る際ブーイングを受けるも、その打席で投手のジャスティン・バーランダーから単打を放つ。2三振の後、八回4度目の打席では二塁打を打ち、カール・クロフォードの二塁打で生還した。三塁手を守りエラーは無かった。