Cresteaju

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**Cresteaju**
ジャンル	RPG（フリーソフト）
対応機種	PC
開発元	Shou
発売元	同上
人数	1人
メディア	ダウンロード
発売日	[ver.1.00]2001年7月30日 [最新ver.1.25]2004年5月15日
必要環境	・Windows2000/XP（またはこれと互換性のある環境）　※Windows98/Meでも動作の実例があるが作者による確認・保証はされていない・DirectX9以降必須・Direct3Dでハードウェアアクセラレーション使用可能で、VRAMを4M以上搭載しているグラフィックカード
その他	同人ゲームフリーウェア

■テンプレート（■ノート）

Cresteaju(クレスティーユ)はMicrosoft Visual C++で作成されたフリーゲーム。ジャンルはRPGで、作者はアマチュアゲームプログラマのShou。略称は「クレス」。また、前作AMEL BROAT(アメルブロート・略称「アメル」)と合わせて「アメクレ」と呼ばれることもある。

[編集] 概要

同じ作者による長編RPGの3作目(未公開ながら「石がすがすがしい」という作品が存在することから、ここでは「AMEL BROAT」を2作目と定義する)。世界観はファンタジーであるが、一般のファンタジーRPGに多く見られる魔王の類は登場しない。

戦闘画面は3D風のバトルフィールド上で2Dのキャラクターが動く形式で、システム的には位置取りにより、隊列と射線・魔法の効果範囲の概念を取り入れつつもベーシックなターン制コマンド選択方式である。この他にマイナス値が存在するLP（ライフポイント、HPに相当）や、魔法を使わないと徐々に回復するMC（マジックキャパシティ、MPに相当）、レベルアップ時に与えられる魔法修得値と修得コストによる魔法獲得（一般的なRPGではプレイヤーに選択権はない）など、基本システムにも独自の工夫が凝らされている。

ストーリー・世界設定において前作との関わりはみられないが、アイテム・魔法・モンスターの名前に前作のものがいくつか見られる。（「凍った豆腐」・「ディフュージョン」・「キラキラ」等）

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] ストーリー

新興宗教エターナルは「全ての人に永き幸せを」の題目の元、その巨大な軍事力で大陸を統一支配しようといた。彼らが崇め、その復活を目論んでいる古代神クレスティーユとは、遥か古代において主神・ディーンに次ぐ力を持ち、戦闘を司っていたとされる存在である。

大陸に点在する町（物語の舞台となるフィルガルト大陸には王国などの国家がなく、各都市は自治を行なっており、それには理由があることが後におぼろげに示唆される。）が次々とその支配下に置かれてゆく中、ついに主人公・ルナンの住む町クレスフィールドも直接攻撃を受ける。正面切っての戦いならば負けることはないと思われた町議会だったが、仲間の裏切りにより指導者ガゼールを無力化され、その侵攻にあえなく屈する。

戦いのさなか、かねてから親交のあった町への救援を求める手紙を議長ガゼールの娘・ルナンが託され、脱出するところから物語は始まる。

親の仇を追う剣士ディザ、師の影を追う学者サヴィアーらと偶然の出会いや一時的な利害の一致から手を組んだルナンは、様々な出会いと事件を経て成長してゆく。

仲間たちと互いの追うものが同じであることに気づいたとき、失われた幼い頃の記憶が蘇るとき、そして第３の勢力・魔導師クレイシヴによって古代神クレスティーユの正体が明らかにされるとき、物語は大きな転回点を迎える。

[編集] 登場人物

[編集] 戦闘メンバー

ルナン: 主人公。推定18歳だが、幼い頃の記憶がないため正確には定かでない。クレスフィールド議会議長ガゼールの娘。故郷を襲撃されたことからエターナルと、そして窮地に陥れたフォールンを激しく憎悪するようになる。トマトと温泉が好き。あまり大きな武器は扱えず、戦闘では主に魔法を使って戦う。ほぼ全ての攻撃魔法を習得可能。通常よりも威力の高い物理攻撃／魔法攻撃、受けた攻撃を無効化すると同時に高威力の反撃を行うものなど多彩な必殺技を持つ。
ディザ: ルナンが森でエターナルと揉めていたところを助け、仲間になる。両親を殺した仇を追うために旅をしていた。触れると怪我をするほどの剛毛で、それを揶揄してタワシと呼ばれると激怒する。妹のナックに極度に甘い所があり、ルナンからシスコンと思われている。白兵戦を得意とし、出身地が魔法が盛んなアルシアのためかある程度の魔法も使える。必殺技はいずれも物理攻撃で、高威力かつ複数の敵にダメージを与えられるものが揃っている。
サヴィアー: 黒いマントに、眼鏡、赤いバンダナと怪しい格好をしている。博識で視野が広く、解説役にまわることもしばしばである。昔に師事していた研究者の行方を追って旅をしていた。大の酒豪。魔法と銃の扱いに長け、必殺技は全て銃関連。ちなみに、一番最初に出会うキャラでもあるが、気が付く人は少ない。
ナック: ディザの妹。大陸教会の僧侶。ライゼルのギャグに唯一理解を示し「お師匠様」と呼んで尊敬し弟子入りする。弱冠16歳にしてサヴィアーに劣らずの酒豪。唯一回復魔法をコンプリートでき、攻撃魔法も使える。必殺技には師であるライゼルの「笑撃波」と同等の効果を持つ「お師匠様の教え」がある。
ライゼル: 自称旅する大道芸人。お笑いショーと称して街や村、果ては山頂でゲリラ的にライブを行うが、仲間からも「寒いお笑い芸人の間違いだろう」と言われる有様。とあるイベントシーンを除き、作中でこれを賞賛するのはナックだけである。元傭兵であったが、ある出来事を境に廃業し以来旅芸人として世界中を回っていた。魔法を一切扱えず肉弾戦に特化しており、LPと力はキャラトップクラス。あらゆる敵の動きを止める「笑撃波」のほか、「大切離(おおぎり)」、「神堕雷(かなだらい)」と笑いにちなんだ名前の必殺技を持つ。
シンディー: 物静かで、どことなく影の漂う女性。謎が多い雰囲気からかサヴィアーが好意を抱いている。遺跡のガイド役としてルナン一行と合流する。剣・魔法を幅広く扱える万能型。
ユミ: 自称フィルガルト研究家。オイルレイクで調査中のところをルナンたちと出会う。言動にトゲがあり、その言い回しからディザとよく衝突する。研究家だけあってフィルガルトの歴史に詳しい。主な武器は銃。魔法もある程度扱える。

[編集] エターナル

アズグレイ: 「全ての人に永き幸せを」を標榜する組織エターナルの総帥。千年前に栄華を誇ったフィルガルト帝国のように、人が永く平和に暮らすためには政治的にも軍事的にも確固たる基盤の元で統治するのが最良であると考えている。大陸各地の人々あるいは町村を勧誘し服従を促し、それを拒む町や思想に否定的な人々に対しては武力を持って従わせる方針をとっている。帝国再建の計画の最終段階として大陸教会に語り伝えられるクレスティーユの復活を目指しており、その復活儀式の聖地としてルナンの故郷であるクレスフィールドが選ばれた。
フォールン: エターナル幹部の一人で、物語冒頭にてクレスフィールドを陥れたスパイ。エターナルに所属しているのは必ずしも思想に共鳴しているからではない。肉弾戦だけでなく魔法にも長けており、幹部の中では基本能力は最も高い。
ラーフィア: エターナル幹部の紅一点。アズグレイに共鳴し、エターナルの思想を大陸中に広めるべく尽力している。伝染病で故郷の村を失うという悲しい過去をもっている。かつての故郷を再生するためには多くの資金が必要でありそれもあってかエターナルに所属した。エターナルに所属している人々は共通の白い制服を着ているが彼女のものだけはピンクとなっている。
エド: エターナルの兵器開発長。マッドサイエンティストでエターナルの兵器を一手に仕切っており、戦闘では多数の兵器を使う。技のひとつ「入れ歯クラッシュ」は威力が高く、作者サイトの掲示板でファンへの知名度は本人より高いのではとの声が上がったこともある。

[編集] その他

クレイシヴ: 白髪の老人。ルナン一行の旅先に時折姿を見せては思わせぶりな発言を繰り返す。古代神の謎を始めとして物語の重要な鍵を一手に握る。
ガゼール: クレスフィールド議会議長で、主人公ルナンの父。その手腕から街の人々の信頼を集めている。エターナル襲撃時も先頭に立って侵攻を阻止し英武にも秀でている。フォールンの裏切りにより体の自由を奪われながらも尚抵抗し続け、アネート町長への手紙を託したルナンの血路を開いた。

[編集] 地理

この節は、書きかけです。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

Cresteajuの舞台となるフィルガルト大陸は緑豊かで広大な大陸で、周辺にも多数の小島を持つ。「中央山脈」によっておよそ南北に分けられ、北側は乾燥、南側は湿った気候となっている。街・村は南西部と北東部に多く、それぞれ「サウスフィルガルト」、「イーストプレーン」と呼ばれている。

[編集] 街・村

クレスフィールド: クレスフィールド高地の東の麓にある街。エターナルの襲撃を受け、後にエターナルの聖地となる。
ウェスカ: 中央山脈の南、クレスフィールド高地の西にある街。いろいろな旅に役立つ情報が得られる。
セーネ: ウェスカとアネートをつなぐ道の途中にある街。
アネート: ルナンが手紙を届ける場所として旅の目的地にした街。
ドーグリ: アネートの南にある村で、村興しが目下の課題。
フェイマル: アネートの対岸にある街。
トレイア: 中央山脈の南の湖の畔の村。湖を主な観光資源としている。
ノーステリア: 中央山脈の麓の街で、山脈の南部とイーストプレーンをつなぐ経路として発展した。街の中央に広場があり、自由に商売ができる自由市となっている。サヴィアーの出身地。
ダイ: イーストプレーンの村。奥に森があり、そこで幻の珍獣モリウニを見かけたという人がいる。
マークス: イーストプレーンとウェストデザートの境界に位置する街。様々な道具の原材料となるダワン石が採れる。かつて盗賊団に襲われたとき、当時賞金稼ぎだったライゼルが手助けをした。
アルシア: 住人のほとんどが魔道師の村。ディザとナックの出身地。
セノウ: 過去に伝染病が流行り、住人がほぼ全滅した村。ルナンはその生き残りで、その後クレスフィールドに移り住んだ。
ゼビアマイン: イーストプレーンのほぼ中央に位置する炭鉱都市。
ツーリア: フィルガルト大陸きっての工業都市。街全体が石で覆われ、近代的設備を持っている。エターナルの支配下では、奴隷居住区・エターナル居住区・市民居住区に分かれている。
バイツ: 大陸北西にある神の山の麓の街。
シルバースター: 銀が採れる街で、大陸で使われる銀のほとんどはここで産出されたものを使っている。
サンピアス: ユミの出身地。現在は誰も住んでいない。
ユールクレイラ: 温泉が名物の街。街中を温泉の川が流れている。

[編集] 建造物

古代図書館: クレスフィールドの北部にあり、貴重な書物がたくさん収められている図書館。
全フィルガルトウニ連盟本部: 通称、「全ウ連」。全国のウニ好きが集まる連盟。会長の指示のもと、会員は語尾に「ウニ」をつけることが推奨されているウニ。
格闘場: 6種のランクの敵と戦い、勝てば商品をもらうことができる。
豆腐職人の家: イーストプレーンにあり、伝説の豆腐を作ることを夢見る豆腐職人とその弟子が住んでいる。
毛糸屋さん: イーストプレーンにあり、毛糸を渡すとお礼がもらえる。
グラウンドシップ船着き場: 各地の主要な街であるウェスカ・ノーステリア・ゼビアマインのそばにあるグラウンドシップの港。

[編集] 遺跡・洞窟

地の遺跡: フェイマルの北にある遺跡。
水の遺跡: フェイマルの北西にある遺跡。
ノーステリアの洞窟: ノーステリアの東の山の麓にある洞窟。
ノーステリアの遺跡: ノーステリアの西の森の中にある遺跡。
流砂の遺跡: かつて大陸に神聖フィルガルト帝国があったとき、処刑場として使われた施設の跡。
蜃気楼の塔: 大陸の隅にあるにもかかわらず、中央山脈のオイルレイクまで見渡すことのできるほど高い塔。
忘れられた遺跡
イリーディア: かつて大陸を支配した神聖フィルガルト帝国の首都の跡。その位置については、学者が議論を重ねても分かっていない。
滅びの遺跡
小島の洞窟
竜の祠

[編集] 森林

ウェスカ北の森
セーネ北西の森
ドーグリ南の森
幻惑の樹海: クレスフィールドの南に広がる迷路のような森。
ダイの森

[編集] 地形

クレスフィールド高地: 中央山脈から南に伸びる高地帯。
中央山脈: フィルガルト大陸のほぼ真ん中をを東西に横切る山脈。山の峰には黒い油を湛えたオイルレイクが広がっている。
イーストプレーン: フィルガルト大陸の北東部に広がる広大な平地。中央に大クレーターがある。中央山脈に吹き付ける湿った北風が雨を降らす。
ジーダイ島: フィルガルト大陸の東側、南北に細長い島。あまり人の手が入っておらず、古い遺跡が点在する。
ウェストデザート: フィルガルト大陸の北西部の砂漠。グラウンドシップでないと進入することもかなわないため、古い遺跡が当時のまま砂の中に残っていることもある。
南部大雪原: フィルガルト大陸最南部の雪原地帯。あまりの寒さに、豆腐でさえも硬く凍ってしまう。

[編集] BGM

作者自身の作曲・打ち込みによるBGMは全41曲、合計2時間22分13秒に及ぶ。ゲーム本体を起動せずに曲だけを聴く手段として配布されているCresJuke!!（一定の条件を満たすセーブデータが必要）のほか、現在は販売終了している手焼きのサウンドトラック、ファンサイトで現在もミラー配布されている再録版MP3データなどが存在する。