Si (堂本剛)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| [síː] | ||
|---|---|---|
| 堂本剛 の アルバム | ||
| リリース | 2004年8月18日 | |
| 録音 | - | |
| ジャンル | J-POP | |
| 時間 | 65分36秒 (初回盤) 72分59秒 (通常盤) |
|
| レーベル | ジャニーズ・エンタテイメント | |
| プロデュース | 堂本剛 | |
| チャート順位 | ||
|
||
| ゴールド等認定 | ||
|
||
| 売上枚数 | ||
|
||
| 堂本剛 年表 | ||
| ROSSO E AZZURRO (2002年) |
[síː] (2004年) |
|
[síː]（スィー）は、堂本剛の2枚目のアルバム。2004年8月18日発売。発売元はジャニーズ・エンタテインメント。
[編集] 解説
2002年にはKinKi Kidsとしての活動も行いながらシングル『街／溺愛ロジック』、アルバム『ROSSO E AZZURRO』をそれぞれリリースし、どちらもオリコンチャートで1位を獲得している。初ソロから2年の間を置き、再開されたソロ活動の集大成とも言えるアルバムになっている。本作も先行シングルの『WAVER』とともに、オリコンチャートで1位を獲得している。
本作でも作詞・曲、更にプロデュースも本人が担当し、単なるアイドルの商業的なソロ作品ではなく、シンガーソングライターとしての才能と生き様を存分に発揮した意欲的な作品になっている。それでも堂本剛は“アイドルグループKinKi Kidsの1人”であるだけに、一般的な音楽ファンが購入することが少なかったのか、セールス的にはシングルや前アルバムと同水準に落ち着いている。初動セールスに著しく偏ってることや、シングルの売上とほとんど同じであることからも一般的印象が薄いことが見て取れる。
タイトルの[síː](スィー、シー)には、「考える」の「See」、「海」や「潮」・波を意味する「Sea」、彼女・男性から見た恋人を意味する「She」の意味がある。この3つのキーワードは本作のコンセプトにもなっており、歌詞の内容からも読み取れる。また、恋愛をテーマにした曲よりもむしろ「考える」「考えさせられる」内容の曲や、変調の用いられた曲、掻き鳴らすようなギターの曲など様々なタイプの楽曲が収録されている。恋愛がテーマの曲ですら、純愛や永遠の愛といった壮大なテーマではなく、濃く深い内容である。それでいて収録曲は16曲、収録時間は72分(通常盤)にも及び、大変凝りに凝った作品であることも窺える。
初回盤は全56ページにも及ぶブックレット、シングル『ORIGINAL COLOR』のPVや撮影・製作のメイキング映像を収録したDVD付属。通常盤にはジャケット違い及びボーナストラックを追加収録し、ブックレットは計14ページのジャバラブックレットを封入している。このボーナストラック『DEVIL』は7分にも及ぶ楽曲で、この違いで通常盤と初回盤の収録時間に大きな差が出ている。全編に渡りで剛自らエレクトリックギターを演奏し、インスト曲でも当然参加している。ジャケットは水族館の水槽をバックに撮影されたものであり、コンセプトの1つである海や、剛自身が好む熱帯魚とも関連のある写真である。
[編集] 収録曲
- pencil
(作曲:堂本剛)- インスト曲。
- 恋のカマイタチ
(作詞・作曲:堂本剛)- シングル「WAVER」収録曲。
- 誰かさん
(作詞・作曲:堂本剛)- エレキギターを主にした楽曲。
- リュウグウノツカイ
(作詞・作曲:堂本剛)- “龍宮の使い”をテーマにした、幻想的かつアップテンポで明るい楽曲。
- 海を渡って
(作詞・作曲:堂本剛)- こちらは恋愛をテーマにした楽曲。
- ココロノブラインド
(作詞・作曲:堂本剛)- 「WAVER」収録曲。比較的直接的な恋愛をテーマにした数少ない楽曲。
- ナイト ドライブ
(作詞・作曲:堂本剛)- 語りかけるような歌い方が特徴的な楽曲。
- very sleepy!!
(作曲:堂本剛)- インスト曲。!!の付いたタイトルも宛ら、重く激しいロック色のサウンド。
- くるくる
(作詞・作曲:堂本剛) - ORIGINAL COLOR -version [sí:]-
(作詞・作曲:堂本剛)- 2ndソロシングルのメイントラックであるが、シングルバージョンよりも後奏が長い。シングルバージョンではフェードアウトであったが、アルバムバージョンとして別テイクで終了させている。
- Saturday
(作詞・作曲:堂本剛)- 後2006年の「The Rainbow Star」でも見られるような、管楽器が効果的に使われたアップテンポの楽曲。
- See You In My Dream
(作詞・作曲:堂本剛)- “儚く消えた夢”というより、願いが叶わない憤りなどが歌詞の内容になっている。
- PINK
(作詞・作曲:堂本剛) - DEVIL ※通常盤にのみ収録
(作詞・作曲:堂本剛)- 演奏時間7分23秒にも及ぶ大作。ソロライブでも本編の最後に演奏された曲で、アルバムの中ではかなり重要な位置を占めている楽曲である。
- ビーフシチュー
(作詞・作曲:堂本剛)- 演奏はピアノが中心になっている。
- 50 past 12 (AM)
(作曲:堂本剛)- インスト曲。
| 前作 | 堂本剛のソロワークアルバム | 次作 |
|---|---|---|
| ROSSO E AZZURRO | Coward |
| オリコン週間アルバムチャート第1位 2004年8月30日付 |
||
| 前作: 槇原敬之 『EXPLORER』 |
堂本剛 『[síː]』 |
次作: BUMP OF CHICKEN 『ユグドラシル』 |
 |
この「Si (堂本剛)」は、アルバムに関連した書きかけ項目です。加筆、訂正などして下さる協力者を求めています。（Portal:音楽 Wikipedia:ウィキプロジェクト アルバム） |
