VENTスポ!
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VENTスポ!(う゛ぁんすぽ)は山梨放送で毎週日曜日16:55~17:30に生放送されているテレビ番組。ハイビジョン制作。2006年4月2日放送開始。サッカーJリーグ・ヴァンフォーレ甲府の応援が主目的である。
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[編集] 概要
正式なタイトルは『YBSスポーツ&ニュース VENTスポ!』である。ヴァンフォーレの情報の他に、県内ニュースの放送も番組内で行う。主なコーナーの詳細は後述。
[編集] 主なスポンサー
VENTスポ!のVENTはヴァンフォーレ甲府のVENT(ヴァン)であり、フランス語で「風」という意味。朝・昼・晩の「晩」(放送時間が夕方(晩)であるため)を連想させる言葉でもある。スポはスポーツの「スポ」である。
[編集] 出演者
以下、太字は山梨放送アナウンサー
- 前田真宏(キャスター)
- 石河茉美(キャスター、2006年5月28日放送分より出演、VTRナレーションを担当することもある)
- 羽中田昌(コメンテーター、2006年10月1日放送分より出演)
- 吉岡秀樹(ニュースコーナー担当)
- 櫻井和明(VTRナレーション、VF甲府のホーム戦が日曜夜の場合は中継も担当。)
- 富田智美(VTRナレーション、一部コーナー)
- 酒井康宜(VTRナレーション、一部コーナー)
[編集] 代理
- 植田有紀子
- 2006年7月23日 高校野球の中継でベンチリポートを担当していた吉岡アナの代理
- 2006年8月6日 取材に出ていた吉岡アナの代理
- 横内洋樹
- 2006年11月26日 吉岡アナの代理
- 2006年12月3日 吉岡アナの代理
[編集] 過去の出演者
- ヴァンフォーレクイーン(番組アシスタント。毎回2名が出演。視聴者からのメールの紹介などを行なっていた。これらの役割は主に石河キャスターが引き継いだ。)
- 火災報知器(スペシャルサポーター。2006年5月28日放送分からは主にVTRでの出演)
[編集] コーナー
[編集] ヴァンフォーレ甲府情報(ヴァンフォーレ甲府ニュース)
一週間のヴァンフォーレ甲府の試合状況などを伝えるコーナー。主に最初に放送されることが多いが、VF甲府の公式戦が日曜昼に開催され、番組開始時刻前後に終了した場合には取材VTRの編集作業が間に合わないため、編集作業が完了次第放送する。
[編集] 大木語録
ヴァンフォーレ甲府の大木武監督の発言の一部を紹介するコーナー。2006年5月28日以降は放送されていなかったが、同年7月23日放送分から復活した。前田キャスターに対して復活を望むメールが2通届いたために復活させたとのこと。
[編集] VENT of the match(ヴァン・オブ・ザ・マッチ)
2006年7月30日放送分から開始。前回放送からの間に行われたヴァンフォーレ甲府の公式戦で最も活躍した甲府の選手を紹介するコーナー。主に勝利した場合に放送されることが多い。特に目立った選手がいなかった場合には放送されないこともある。また、年度が替わっても今までに獲得したVENT of the matchの回数は持ち越される。
3回VENT of the matchに選ばれるとVENTスポ!が勝手に表彰しに行く。
[編集] 羽中田昌のアイ
2006年10月から開始。前回放送からの間に行われたヴァンフォーレ甲府の公式戦で負けもしくは引き分けの場合に放送されることが多い。甲府の敗因などを振り返り、改善点などを解説する。
コーナー名の「アイ」は「目(eye)」と「愛」に掛けている。コーナータイトルのロゴには目のイラストが描かれている。
[編集] 甲斐の熱血人!
山梨県内のスポーツクラブなどの活動を紹介するコーナー。プロのスポーツクラブなども紹介されることがある。
[編集] VENTスポ!青春アミーゴ
山梨県内の中学・高校・大学の部活動やVF甲府のジュニアユースなどを紹介コーナー。2006年5月28日放送分から開始。テーマ曲は修二と彰の青春アミーゴ。開始当初は火災報知器のふたりが担当していた。
[編集] スポーツキッズ列伝
山梨県内のスポーツ少年団などの活動を紹介するコーナー。VENTスポ!青春アミーゴの小学生・幼稚園児版といえるコーナー。こちらも開始当初は火災報知器のふたりが担当していた。
上記2コーナーは担当者がいる場合、コーナー名は「(担当者名)の青春アミーゴ」となり担当者は活動の一部に実際に参加する。
[編集] まみのマミ知識
2006年5月28日放送分から開始。その回に取り上げたスポーツに関する豆知識を石河キャスターが紹介する。コーナー名は「豆知識」の「豆」と石河茉美(-まみ)キャスターの名前に掛けている。 このコーナーのロゴの一部には豆をモチーフにしたと思われるキャラクタが描かれているがこれも上記と同様にキャスターの名前に掛けている。
[編集] ニュース
17:20頃放送。県内ニュースを中心に伝える。このニュースは2006年3月まで17:25~17:30に放送されていた山日YBSニュース(現在のYBSニュース)を内包したものである。また、天気予報と修学旅行安否情報も伝える。
このコーナーで使用されるニュースの見出しは番組オリジナルのもので、見出しの背景の基本色は緑である。 この見出しはニュースコーナー以外のコーナーでも使用されることがある。ヴァンフォーレ甲府情報で使用する場合は背景の基本色がヴァンフォーレ甲府のチームカラーである青となる。
2006年9月まではスタジオの(テレビ画面で見た場合の)左側でニュースを読み上げていたが、同年10月からは右側で読み上げるようになった。
[編集] VENTスポ!ロスタイム
番組のエンディングコーナー。主にメール紹介(時間が少ないときはカット)と、VENTスポ!toto(下記)の当選者と問題発表が行われる。
コーナー名はサッカーのロスタイムからつけられていて、コーナー開始時に石河キャスター(ヴァンフォーレクイーンが出演していたときはヴァンフォーレクイーン)による残り時間の発表がある。ロスタイム=残り放送時間で画面右上に残り時間が表示される。
[編集] VENTスポ!toto
各回で出題される4択問題の正解者にヴァンフォーレ甲府グッズなどをプレゼントするコーナー。
問題は主に次回放送までに開催されるヴァンフォーレ甲府の公式戦で甲府が何点取れるか(A:0点,B:1点,C:2点,D:3点以上)という問題もしくは番組の内容から出題される。FIFAワールドカップ開催期間中など、試合がない場合はその日の番組の内容を問うクイズが出題される。前者の問題が出題される場合は解答受付は試合の前に締め切られる。またもし、1週間に公式戦が2試合あった場合は先に行なわれる試合(主に水曜開催の試合)を問題の対象とすることが多い。
- そのほか、行われるスポーツの大会等に応じて期間限定で放送されるコーナーが存在する。
[編集] その他・備考
- エンディングの最後に前田キャスターが「来週(年末の場合は『来年』)も、笑点の前はVENTスポ!!」等と言うのが恒例となっている。また、石河キャスターが加わってからは石河キャスターも「VENTスポ!」の部分を共に言うようになった。
- 山梨文化会館(山梨放送本社ビル)の電光掲示板等でこの番組が宣伝されるときは「VENT」の読み方を間違えないように「VENT(ヴァン)スポ!」と表記される。
- 2006年6月から放送されている山梨放送・テレビ山梨共同の地上デジタル放送開始を告知するCMには、両局の代表番組(2番組ずつ)の出演者が出演している。YBSの代表番組であるこの番組からも各出演者が出演したが、この番組には出演していない植田有紀子アナウンサーもこの番組の持ち回りの一場面に登場した。
- 2006年6月18日にテレビ朝日系列で独占中継されたFIFAワールドカップ・日本対クロアチア戦を山梨放送でも特例で同時ネット放送(系列外ながらハイビジョン放送)したが、その中継が開始するまでの穴埋めとして、山梨放送は「VENTスポ!野球とサッカーの橋渡しはまかせろスペシャル」(新聞やネット上の番組表などでの表記は「VENTスポ!ゴールデンスペシャル」)と題する特別番組を放送した。ゴールデンタイムにテレビで生放送の自社制作番組を放送するのは極めて異例である(過去に22時台で自社制作番組(一億人の富士山等)を放送したことがある)。しかし、日本テレビ系列でこの日に放送が予定されていた「PRIDE&SPIRIT 日本プロ野球」の延長時間によっては、このスぺシャル番組の放送時間は最長32分、最短2分と、放送可能な時間は直前までわからなかった。結果、野球中継が最大延長時間まで放送されたため、21:30から2分間だけの放送となってしまった。内容は日本代表のハイライトVTRと出演者による応援メッセージだった。オープニングは無く、挨拶の後すぐにVTRが流された。なお、他のテレビ朝日系列のない地域においても一律に、テレビ朝日との同時ネットが各地域の民放1局に対し行われた。これは、国民の関心が極めて高い番組であることを考慮して、日本代表の試合を視聴できない世帯をなくすための救済措置である。
- 番組宣伝CMはスポーツ番組という関係上か、その時期に開催されているスポーツの大会に合わせたものが流される。CMのナレーションは前田キャスターが担当している。
- 山梨県にはFNS系列の放送局が存在しないため、春高バレーコーチングキャラバンの特集はYBSのこの番組で制作。その際に使用されたコーナータイトルにはFNSの表記が残されたままであった。
- 2006年12月10日放送分のVENTスポtotoの当選者発表では「VF甲府は川崎フロンターレから何点奪えるのか」という問題だったが、正解である選択肢「D:3点以上」には応募者が無かったため当選者がいなかった。その為プレゼントは次の回にキャリーオーバーとなった。ちなみにこの放送回の前の天皇杯の試合において甲府は川崎相手に5点取っていた。
- 火災報知器のふたりはWebページで紹介されてはいたものの2006年夏以降出演していない状態となっていたが同年12月24日の放送に久々に出演した。これ以降Webページでの紹介が削除され、事実上最後の出演となった。
- 2007年3月18日の放送で、ニュースコーナーの冒頭でスタジオの照明が一瞬停電になって、ニュース終了直後前田キャスターによるお詫びがあった。
[編集] 外部リンク
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