X-5 (航空機)
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X-5は、アメリカ合衆国のベル社が開発した実験機で飛行中に主翼の後退角を可変する機構をもった最初の航空機である。
ドイツの計画機メッサーシュミットP.1101に可変後退角のアイデアはあったが、ベル社は電動モーターで、重力中心を保ちながら、後退角を可変にできるようにした。
2機のX-5が製作されて1951年に初飛行し、1機は1953年に事故で失われたが、もう1機は1958年までエドワーズ空軍基地で、自らの開発試験が終わったあとも、チェース・プレーンとして用いられた。現在はオハイオ州デイトンの空軍博物館に展示されている。
X-5は、広い速度域で使われる航空機に対する可変後退翼の利点を証明し、F-111やF-14での可変後退翼の採用をもたらした。
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