YS FLIGHT SIMULATION SYSTEM 2000
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YS FLIGHT SIMULATION SYSTEM 2000(わいえすふらいとしみゅれーしょんしすてむにせん)は、CaptainYS(山川機長)が開発しているフライトシミュレータである。通称YSFSまたはYSFLIGHT。1999年の公開以来、現在も開発が続けられているフリーソフトである。2001年にはソフトウェア大賞を受賞している。
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[編集] 特徴
- 軽量である
- YSFS には Standard(ソフトウェアレンダリング) とOpenGLとDirect3D(β版のみ)という3種類の描画方式が用意されており、(Windows版のみ。Linux版はOpenGLのみ。)ユーザーの環境にあわせて、より高速に動作する描画方式を選択できる。
- 拡張性が高い
- ネットワーク上にて公開されているデータ(アドオンと呼ばれる)をダウンロードすることによって、より多くの機体(航空機以外にも車両や船舶、ロボット、宇宙船、兵士に怪獣や昆虫などの生物まで存在する)やマップを楽しむことができる。追加のデータは日々増え続け、機体だけでも4000種類以上あるとされ、その全ての把握するのは不可能に近い。
- もちろんデータを自作することも可能で、技術的な解説や各種支援プログラムが、多くのサイトで公開されている。製作に関するプログラムなども基本的にはすべてフリーソフトでまかなうことができる。
- 自由度が高い
- などの飛行を行うことができる。
- 機能が充実
- 風および視程の調整や、昼夜の設定。
- 面倒な設定をせず、すぐに戦闘に入れる対空・対地・迎撃戦闘モード
- 敵および味方の機種や数を設定できる対空戦闘モード
- 機種および隊形を設定できる編隊飛行モード
- リプレイ機能
- 描画やフライトに関する各種オプション設定
- マウスXY軸が操縦桿に割り当てられる為、ジョイスティック無しでもスムーズに操作できる
- キー割り当てを自分に合うようにカスタムできる
- などの機能がある。また、フライト中に使える機能として、
- などがある。
- ネットワーク対戦が可能
- ネットワークを介して、他のプレイヤーと同時にフライトを楽しむことができる。通信にはTCP/IPを用いる。
- また、IGM(配布元への外部リンク)と呼ばれるロビーソフトを使用し、チャットを併用しながらフライトすることもできる。2ちゃんねるにおいてもコミュニティーが活発で、有志によってフライト用のサーバーが立てられている(外部リンク)。
- しかし、公式ページにも書いてある通り、ネットワーク対戦はLAN内での使用を目的として当初開発された為、同時飛行人数が増えると通信遅延(ラグ)が発生し、他機の位置や着弾の判定に支障をきたす場合がある。
- 戦闘がシューティングゲーム風
- このソフトはフライトシミュレーターではあるが、ソフトウェア側のシミュレートやAIの仕様と機体(特にデフォルトで入っているもの)の設定の関係で、戦闘においてはシミュレーターと言うよりはシューティングゲームに近い印象を与える。
低空飛行中の機体はレーダーで感知できないなどの現実に近い設定も出来る。
- もちろん、普通に航空機を飛ばしたりだったり、機体の設定によっては、シミュレーターと言う感じはちゃんとある。
- その他
- なお、YSFS支援サイトで配布されている日本語パッチを当てることにより、メニューバー等を日本語化することができる。
[編集] 動作環境
- Windows95/98/Me/NT4.0/2000/XP または Linux
- Pentium 300MHz or faster (500MHz or faster is recommended).
- 64MB RAM or larger (128MB or larger is recommended).
- DirectX 3.0 or later.
- Internet Explorer 6.0 or higher (マニュアルを読むために必要)
- 現在はバージョンアップにより、それなりの品質で飛行する場合は、スペックが上記よりも必要だが、設定により、上記でも快適に飛行する事ができる。