びんちょうタン
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びんちょうタン | |
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ジャンル | 癒し系 |
漫画 | |
作者 | 江草天仁 |
出版社 | 学習研究社→マッグガーデン |
掲載誌 | メガミマガジン→月刊コミックブレイド |
発表期間 | メガミマガジン2003年11月号 - |
巻数 | 既刊2巻 |
テレビアニメ | |
原作 | 江草天仁 |
監督 | 古橋一浩 |
シリーズ構成 | 古橋一浩 |
キャラクターデザイン | 斎藤哲人 |
アニメーション制作 | スタジオディーン |
製作 | びんちょうタン製作委員会、TBS |
放送局 | TBS系 |
放送期間 | 2006年2月 - 2006年3月 |
話数 | 全12話 |
コピーライト表記 | ©江草天仁・Alchemist 「びんちょうタン」製作委員会 |
ゲーム: びんちょうタン しあわせ暦 | |
ゲームジャンル | 箱庭ゲーム |
対応機種 | プレイステーション2 |
発売元 | マーベラスインタラクティブ |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2007年4月26日(予定) |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
びんちょうタンは、ゲームキャラクターグッズのアルケミストが企画する備長炭を擬人化したキャラクター。同時にアルケミストのマスコットでもある。原作・キャラクターデザインは江草天仁。登場人物全ての名称が、炭製品に関連している。ネーミングは「炭」と「たん」をかけたもの。
目次 |
[編集] 沿革・掲載誌の変遷
2003年、『アルケミストのサイト』でトップページに掲載された「あぶっちゃうヨ! びんちょうタン」が初出(現在はサイト内「過去トップ画像集」収録の「びんちょうたん初登場」で見ることが可能)。
その後、『メガミマガジン』(学習研究社)2003年11月号の情報コーナー「キャラクターキャッチアップ」に最初の4コマが掲載される。最初はページの片隅でひっそりと連載されていたが、口コミで人気が広まり2ページのコーナーにまで発展。増刊『メガミマガジンクリエイターズ』にも総集編と新作4コマが掲載され、2005年7月号まで連載された(この時の連載は、単行本1巻に「ぷろとたいぷ」として収録されている)。なお、メガミマガジンでは4コマの連載終了後もファンページ「炭焼き友の会」が2006年9月号まで続いていた。
2005年6月から、『月刊コミックブレイド』(マッグガーデン)で改めて連載開始。それに伴い、以前と同じ内容の4コマも何本か描き直されている(『メガミマガジン』で連載終了した際のびんちょうタンとクヌギたんとの友情の芽生えまでは、こうした状況が続くと思われる)。
2006年2月から同年3月までTBS・BS-iでテレビアニメ化された。
キャラクターなどの設定は、原作者自身が発行する同人誌でコミックやアニメに先立って公開されており、コミックマーケットが開催されるたびに新しい設定が追加されたものが発行されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場キャラクター
- びんちょうタン(声優:野中藍)
- 両親はなく、人里離れた山奥に一人で生活している女の子。生活は決して豊かではないが、大自然の中でのんびりと暮らしている。ただ、小さい頃はおばあちゃんと一緒に暮らしていた為、時々一人ぼっちである現状に寂しさを抱く事も。着ている着物はおばあちゃんに作ってもらったものである。真っ白なご飯が大好きで、お米が無くなると町へ働きに出かける。頭の上の備長炭で水をきれいにしたり、ごはんを炊く釜に入れられたり、靴箱の臭いを取ったりする。誕生日は5月7日。
- クヌギたん(声優:野川さくら)
- 大金持ちの一人娘。過保護に育てられ、学校へ行く時以外は、自宅の敷地から一歩も外へ出た事が無かった。お花が大好きな一方で、大の虫嫌いである。住む世界が違いすぎるためか、学校ではクラスメイトと打ち解けることができず、友達がいない。びんちょうタンとは身分を超えて親友になる。誕生日は4月1日。
- ちくタン(声優:門脇舞)
- 薬師の見習いで、発明が大好きな女の子。その発明がびんちょうタンを不幸にすることも。いつでも元気いっぱいなのだが、苦手の暗がりへ行った時や、お腹が空いている時だけは元気がない。一方で仕事へ行く時以外は何時もちくリンと一緒、とても面倒見の良い優しい子でもある。びんちょうタンが一番最初に出会うお友達。誕生日は8月24日。
- ちくリン(声優:福圓美里)
- ちくタンの妹。ちくタンの真似事をよくする。ちくタンに似て、ちくリンもいつも元気いっぱいである。誕生日は8月6日。
- ユーカリたん(声優:中原麻衣)
- おっとりしている。頭にコアラが乗っている。兄弟が多いため家計は火の車。軽食店でアルバイトをしているが、しばしばへまをする。遠い国からやってきたため言葉はカタコト。誕生日は9月17日。
- 作者によれば本作とは別に、彼女の一家を主人公とする大家族の物語の構想があるらしい。
- あろえ(声優:斎藤桃子)
- 普通の家庭で育った普通の女の子。学校のテストは常に50点、おみくじを引けばいつも中吉など、何をやっても普通なのが彼女の普通ではないところである。泳ぐのが大好き。夏場は暑さで倒れるため、ちくタンに助けられることも。つんつんした髪はとても硬くて鋭いようで、ビニールプールや封筒を簡単に突き破ってしまう。誕生日は6月15日。
- びんちょうタンの友達にする予定はなかったが、同人誌の裏表紙に誤ってイラストを掲載したことからフィギュアのラインナップに加えられてしまい、格上げされたという経緯がある。
- れんタン(声優:佐藤利奈)
- 神主の祖父と住職の祖父を持つためか、勘が鋭く、くじ引きに強い。おじいちゃんの木魚がお気に入りで、事あるごとに持ち出している。甘味店「たらや」の団子が大好物。誕生日は2月10日。
- アベマキ
- クヌギたんの従姉妹。誕生日は3月30日。
- ナレーションのおねえタン(声優:井上喜久子)
- ナレーション。ただし、ドラマCDではちくリンが「発明」によって訪ねてくると言うエピソードで、作品世界にも参入したことがある。
- プカシュー(声優:松来未祐)
- テレビアニメの人気キャラクター。びんちょうタンも大ファン。
- たまかえる
- まるまると太ったカエルのキャラクター。こちらもびんちょうタンのお気に入り。
- オーク氏(声優:立木文彦)
- クヌギたんの父親。高所恐怖症。
- サクラお母さん
- クヌギたんの母親。病気のため視力が弱っている。療養のためなのか、離れて暮らしている。クヌギたんが街の学校へ通うのと、炭を身に付けている(地域の子供の風習という設定)のは彼女の願いによる。クヌギたんとはお手紙をやりとりしている。
- スダじい(声優:西村知道)
- クヌギたんの家の執事。
- しゅろ和尚(声優:櫛田泰道)
- れんタンの父方の祖父で、カラス山にある「もみ寺」の住職。れんタンを溺愛している。さかき神主とは犬猿の仲。
- さかき神主(声優:丸山詠二)
- れんタンの母方の祖父で、もみ寺の隣にある「しょうが神社」の神主。しゅろ和尚に負けないほどれんタンへ愛情を注いでおり、それがケンカの種の一つになっている。
- さじ
- 紀州犬。元は野良犬であったが、保健所行きになるのを心配したびんちょうタンとちくタンが共同で飼い始める。
- チシャノキ先生(声優:鈴木菜穂子)
- クヌギたんが通う学校の用務の先生。
- マダケじいちゃん(声優:緒方賢一)
- ちくタン、ちくリン姉妹の祖父で薬師。
- うめばあちゃん(声優:鈴木れい子)
- びんちょうタンと一緒に暮らしていたおばあちゃん。今は遠いところへ行ったらしく、びんちょうタンの回想でしか登場していない。
- ゆりお母さん(声優:藤生聖子)
- あろえの母親。
- そてつお父さん
- あろえの父親。
- あめふらし
- 雨の日に現れる四本足の生物。びんちょうタンとは友だちらしい。海洋生物のアメフラシとは無関係。
- ウバメガ氏
- びんちょうタンの元へ定期的に備長炭を送って来てくれる人物。その正体は謎につつまれている。
- アリビア
- ユーカリたんの頭にいつも乗っているコアラ。ユーカリたんの仕事中は邪魔にならないよう柱に繋がれている。
- 悪いびん
- 本編ではなく「びんちょうタンのお仕事」コーナーで、品質が悪い備長炭をあらわすキャラクターとして登場。ウンコ座りでタバコを吸うなど態度が悪い。正反対の「良いびん」はびんちょうタンである。
[編集] テレビアニメ
[編集] 概要
- 全12話。TBS・BS-iは編成の都合上第9話で打ち切りとなったが、放送エリアに和歌山県を含むMBSでは放送開始に先駆け、自社制作情報番組『ちちんぷいぷい』や『関西バンザイ新聞』などで一般層にも紹介するPRを行った上、2話セット×6週の全話分放送枠を用意。更には、TBSで地上波放映された作品で唯一地上波デジタル放送ではフルサイズ放送となった上に、TBS・BS-i放映分には無かったエンディングも放送すると言う『完全版』形式であり、制作局であるTBSよりも高待遇と言う、極めて珍しい事例となった。
- こうして関西のファンが大いに喜んだ反面、これを知った関東のファンは左右カットの件(後述)もあって憤慨し、TBSへは残り話数の放送を求める声が相次いだ。その声に応えてか、第10話と第11話については後に版権元のアルケミスト主催イベントでの上映が行われたが、第12話については全くフォローのないままに終わった。
- なお、エピソードタイトルは必ず「~びん」となっているが、びんちょうタンが喋る際の語尾に「~びん」が付く訳ではない。
- 左右カット
- 画面サイズは16:9で製作されているが、TBSでは左右をカットして4:3で放送されていた(BS-i・MBSではフルサイズ放送)。
[編集] スタッフ
- 原作:江草天仁
- 連載:月刊コミックブレイド
- 企画:余田光隆 (TBS) 、川城和実(バンダイビジュアル)、浦野重信(アルケミスト)、安田正樹(ムービック)、上玉利純宏(フロンティアワークス)
- 監督・シリーズ構成:古橋一浩
- キャラクターデザイン・総作画監督:斎藤哲人
- 美術監督:伊東和宏
- 色彩設計:松本真司
- 撮影監督:川口正幸
- 編集:松村正宏
- 音楽:岩崎琢
- 音楽制作:フロンティアワークス、オンザラン
- 音楽プロデューサー:吉川明(フロンティアワークス)、櫻井優香
- 音響監督:平光琢也
- 音響制作:広瀬洋子(ザックプロモーション)、八木沼智彦(ザックプロモーション)
- 宣伝:田中瑞穂 (TBS) 、齋木美香
- プロデューサー:中山佳久 (TBS) 、大河原健(バンダイビジュアル)、永田一大(アルケミスト)、太布尚弘(ムービック)、シバタミツテル(フロンティアワークス)、松田桂一 (Studio DEEN)
- アニメーション制作:Studio DEEN
- 製作協力:バンダイビジュアル、アルケミスト、ムービック、フロンティアワークス
- 製作:びんちょうタン製作委員会、TBS
[編集] サブタイトル
- 「春のお目ざめびん」
- 「お仕事げっとびん」
- 「びんのお誕生びん」
- 「雨の日曜びん」
- 「着物のおもひでびん」
- 「夜のおつとめびん」
- 「ラムネとりんごあめびん」
- 「むすんでひらいてびん」
- 「クワガタついてるびん」
- 「おイモの季節びん」
- 「初雪、初ぞり、初飛行びん」
- 「お空にお手紙びん」
- ※10~12話のテレビ放送はMBSのみ。
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ:『いろは』
- エンディングテーマ:『びんちょう音頭』 ※TBS・BS-iでは未放送
[編集] CD
この他にも、アニメ主題歌のシングル・アニメサウンドトラックが発売されている。
[編集] キャラクターCD
- 『びんちょうタン キャラクターCD vol.1』
- フロンティアワークスから2005年11月25日に発売された、びんちょうタンとクヌギたんのキャラクターソングが収録されたCD。
- 『びんちょうタン キャラクターCD vol.2』
- フロンティアワークスから2005年12月22日に発売された、ちくタンとれんタンのキャラクターソングが収録されたCD。
[編集] ドラマCD
- 『びんちょうタン ドラマCD 第1巻』
- フロンティアワークスから2006年1月25日に発売された。
- 『びんちょうタン ドラマCD 第2巻』
- フロンティアワークスから2006年2月24日に発売された。
- 『びんちょうタン ドラマCD 第3巻』
- フロンティアワークスから2006年3月24日に発売された。
[編集] DVD
- アニメDVD第1巻がバンダイビジュアルより2006年5月26日に発売された。
- アニメDVD第2巻がバンダイビジュアルより2006年6月23日に発売された。
- アニメDVD第3巻がバンダイビジュアルより2006年7月28日に発売された。
[編集] 書籍
ウィキポータル |
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いずれもマッグガーデン刊。
- 単行本
- 第1巻 2006年2月26日初版発行 ISBN 4861272319
- 「お仕事マスコット」付き初回限定版 ISBN 4861272238
- 第2巻 2007年3月30日発売 ISBN 4861273730
- フィギュア付き初回限定版 2007年3月10日発売 ISBN 4861273293
- ガイドブック
- 『まくのうちびんちょう あったかごはん味 びんちょうタン ~公式手引きの書~』
- 2006年1月26日初版発行 ISBN 4861272327
- フィギュア本
- 給食バージョン 2006年7月発売 ISBN 486127267X
- カレンダー
- ひめくり びんちょう ~びんちょうタン 日めくりスクールカレンダー
- 2006年3月発売 ISBN 4861272335
[編集] ゲーム
2007年4月26日にマーベラスインタラクティブよりプレイステーション2用ソフト『びんちょうタン しあわせ暦』(びんちょうタン しあわせごよみ)が発売予定。ジャンルは箱庭ゲーム。ゲームオリジナルキャラクターとして『まめタン』が登場する。
[編集] 備考
- アルケミストのサイトに「あぶっちゃうヨ! びんちょうタン」が初掲載された2003年5月7日がびんちょうタンの誕生日になっている。アニメでもその設定が反映されている。
- 和歌山県日高郡みなべ町の『紀州備長炭振興館』のマスコット。アルケミストが地元の森林組合(みなべ川森林組合)へ売り込んで採用された。[1]
- 2006年2月25日、日本旅行によって、備長炭の窯出しなどを体験する「びんちょうタン・バスツアー」が野中藍の同行のもと、みなべ町で実施された。[2]
- 2004年、擬人化で『一番連絡の取れやすい』という理由から日本オタク大賞を受賞。
- 一般的には癒し系の萌えアニメという位置づけだが、幼けない主人公が一人で何の支援もなく暮らし、またそれに不平不満のひとつも言わない様子が、その正反対の生き方をする一部現代人に強烈なダメージを与えることになった。[3]
- 音楽ユニットLOOPCUBEによりイメージソング『びんちょう音頭』も製作された(アニメ版でも使用された)。
- 当初はモバニメーション製作、アニメ天国枠内で放映されると発表されていたが、いつの間にか立ち消えとなり、後に現在のアニメ化企画が発足している。
- 大阪府池田市では、びんちょうタンのお友達クヌギたんのふる里として、応援活動を展開していて、商店街に看板が設置されている。
- 古くから、擬人化の手法を用いた作品である『アンパンマン』を描いたやなせたかしが、コミック第1巻の帯にコメントを寄せている。
- 2004年10月から2005年2月には、『アニメ魂』のオープニングアイキャッチでびんちょうタンが登場した。
- 2006年11月20日にみなべ町を取り上げたNHK総合テレビの番組「鶴瓶の家族に乾杯」の中で町紹介をびんちょうタンが担当した(BGMは『びんちょう音頭』だった)。
[編集] 脚注
- ^ みなべ川森林組合 マスコットキャラクター「びんちょうタン」 アニメオタクに大人気(アガラ)
- ^ 「びんちょうタン」 故郷にファン集う ツアーで窯出しなど体験 みなべ町(アガラ)
- ^ 青ひげノート びんちょうタンに絶望する人々
[編集] 外部リンク
以下は毎日放送における前後番組の変遷である。TBSおよびBS-iについては、アニアニランド参照。
毎日放送 アニメシャワー第3部 | ||
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