カイラスギリー
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カイラスギリー
- カイラスギリーは、ヒマラヤ山脈中央部に位置する山。ヒンズー教、仏教などの聖地。詳細はカイラス山を参照。
- カイラスギリーとは、TVアニメ「機動戦士Vガンダム」に登場した架空の建造物。本記事では、この建造物について述べる。
[編集] 機動戦士Vガンダム版
ザンスカール帝国の最終兵器として建造された超巨大ビーム砲(通称:ビッグ・キャノン)で、その破壊力はかつてのコロニーレーザーに匹敵する、あるいはそれを凌駕するものである。
二基の巨大な粒子加速装置から送られたメガ粒子を圧縮、縮退させ、物質化寸前の高エネルギーを放出する、エネルギー供給とビッグキャノン(この要塞のビーム砲の名前)の制御は2隻のスクイード級戦艦から行う構造になっており、戦艦と接続するためのコネクターを2つ装備している。また、ベスパの補給基地も兼ねる。まさに地上・宇宙両方に対するザンスカール帝国の恫喝とも言うべき脅威であったが、ハイランドのトマーシュ・マサリクや技師らの協力でマイクロウェーブによる敵部隊の攪乱を行い、その後のリガ・ミリティアの猛攻により陥落。この要塞を防衛していたタシロ・ヴァゴは撤退し、以後はリガ・ミリティアの手に落ち敵に使用され部隊に大規模な被害を受けた。
[編集] ∀ガンダム版
カイラスギリーという名称はTVアニメ「∀ガンダム」でも登場している。小惑星が月面の都市に落下しそうになった際、ムーンレィスの宇宙艦隊を率いるギム・ギンガナムがカイラスギリーを用いて小惑星を破壊しようとしたのがそれである。ギンガナムは、ターンXの頭部であるXトップによってカイラスギリーをコントロールできるとも発言した。ただし、カイラスギリー本体が映像に登場することはなかったため、ギンガナムの言うカイラスギリーが機動戦士Vガンダムに登場するものと同一のものであるかどうかは定かでない。
また、カイラスギリーの一部であった戦艦スクイードが白の宮殿として登場している。二隻の戦艦スクイードのうち、スクイード1はリーンホースJr.として改造されていることから、スクイード2と考えるのが妥当だろう(但しスクイード2自体はエンジェル・ハイロゥ攻防戦にて撃沈しているが)。
なお、福井晴敏の「ターンエーガンダム〈上・下〉」にも「カイラス・ギリ」という兵器が登場する。これは月面を一周する運河に設置された粒子加速器を持つ、巨大な荷電粒子砲である。
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