グラディウスIII -伝説から神話へ-
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ジャンル | シューティングゲーム |
対応機種 | アーケード[AC] スーパーファミコン[SFC] プレイステーション2[PS2] プレイステーション・ポータブル[PSP] |
開発元 | コナミ |
発売元 | コナミ |
人数 | 1人(2人交互プレイ可) |
メディア | SFC:4Mbitカセット PS2:CD-ROM PSP:UMD |
発売日 | AC:1989年12月 SFC:1990年12月21日 PS2:2000年4月13日 PSP:2006年2月9日 |
価格 | SFC:7800円(税抜) PS2:オープン価格 PSP:5040円 |
その他 | PS2は『グラディウスIV -復活-』とのカップリング PSPは『グラディウス ポータブル』に収録 |
『グラディウスIII -伝説から神話へ-』(GRADIUS III)はコナミから発売された日本のゲームソフト。
1989年12月にアーケード用の横スクロール型シューティングゲームとして発売された。
グラディウスシリーズのメインストリーム3作目。
目次 |
[編集] 解説
[編集] アーケード版
「グラディウスIII -伝説から神話へ-」は大ヒットした「グラディウスII -GOFERの野望-」の続編。発売前にアーケードゲーム誌「ゲーメスト」誌上でアイディア募集が行われ、発売に先駆けてAOUショーで発表された美麗なグラフィックと重厚なサウンドはアーケードゲームの最先端を感じさせ、ユーザーの期待は非常に高かった。
しかし発売後は、難易度が理不尽なまでに高いこと、一部の敵の当たり判定の理不尽さ、各種バグが発見されたことなどから前作ほどの評価は得られなかった。死んでも一部のパワーアップが残る「ビギナーモード」が用意されたものの、3面クリアでゲームオーバーになるため、あまり意味は無かった。しかしながら、難しいが故に挑戦を続けるゲーマーもまた存在した。狭き門を潜り抜けたゲーマーには後半のステージ構成は評価され、第4回ゲーメスト大賞では3位を受賞した。また、ごくわずかに「2周、3周」の境地に達する猛者もあらわれ、このゲームとゲームプレイヤー達の戦いの系譜が「神話」として業界内で語り草になっていった。
本作より海外版シリーズも"NEMESIS"から"GRADIUS"に統合されたが、当然ながら海外では"GRADIUS(1)"と"GRADIUS II"は存在していないため、いきなり"III"からカウントされるという少々妙な話になっている。ちなみに海外ではサブタイトル部分はなし。そのためかオープニングデモにおいて、<1985・GRADIUS>、<1986・SALAMANDER>、<1988・GRADIUS II>のイメージグラフィックがカットされ、いきなり<1989・GRADIUS III>のそれが表示されるようになっている。また日本版に存在した「ビギナーモード」はなくなり、ノーマル(テクニカル)モードのみとなるが、ミス後に復活した自機は全てのパワーアップが失われず、ビギナーモード同様ミス毎に上位のパワーアップから順次失われる仕様になっている。
当初はシリーズ完結編として制作されていた。そのため、グラディウスIのストーリーで紹介された「バクテリアン」が最終ボスとして登場したり、ストーリーに「最後の攻撃」と入っている。
[編集] スーパーファミコン版
1990年にコナミのスーパーファミコン第一弾として「グラディウスIII」が発売された。当時の家庭用最先端のハードとは言え、SFCの4Mbitのカセットでは容量的にもハード性能的にも完全移植は難しく、対象ユーザー層の違いも考慮され、従来の家庭用グラディウスシリーズ同様にアレンジ移植となった。サブタイトルが無かったり、ロゴがAC版のものと異なるのは「グラIIIであってグラIIIで無い」という事を敢えて伝えるため(また後述する『グラディウスIII&IV -復活の神話-』の発売においても、雑誌のインタビューに対し「『復活の神話』は(アーケード版グラIIIの)初の移植である」とするコメントがあった)。
ボスキャラクターが縮小されていたり、削除されているステージやボスがあったりと完全移植とは言えないものの、AC版で弱すぎた武装の強化、数々の新ウェポン追加、簡単になった難易度、長すぎたステージの短縮、オートパワーアップモードやコンティニューの追加など、対象ユーザーを考えつつAC版の不満点をふまえたアレンジは好評を博し、SFC初期の名作として評価されている。
一方で、AC版の完全移植を望んでいたマニアにとってSFC版は(開発者としては意図していたものであるが)似て非なるゲームでしかなく、マニアを満足させる完全移植はさらに10年を待たなくてはならなかった。
また、有名な「上上下下左右左右BA」コマンドが「上上下下LRLRBA」に変更されている。「左右左右」の方を入力すると突然自機が自爆してしまうようになっており、当時変更を知らずに唖然としたプレイヤーが数多く存在した。
[編集] 完全移植版(PS2、PSP)
その後2000年にプレイステーション2で『グラディウスIII&IV -復活の神話-』として『グラディウスIV -復活-』とのカップリングが発売された。こちらは一部のバグを修正しつつ、ステージ構成、BGM、グラフィック、当たり判定など、いずれもアーケード版をほぼ忠実に移植してあり、マニアにとってもようやく満足の行く完全移植となった。また、理不尽だった難易度を調整したモードや、SFC版の装備を再現したモード、恒例のコナミコマンド、ステージセレクトなども用意されており、マニアだけではなく初心者への配慮もされている。
その後2006年にはプレイステーションポータブルでグラディウスI、II、III、IV、外伝のシリーズ5作品を収録した『グラディウス ポータブル』が発売されている。PS2版の追加要素に加え、自機の当たり判定サイズの設定やゲーム中のセーブ機能などが追加されている。
[編集] パワーアップシステム
パワーアップゲージの項目が従来の6つから1つ増え、7つあるのが特徴。7つ目の項目はシールドを表す"?"の後ろに"!"マークで表示されており、基本的には画面上の敵を一掃するメガクラッシュが割り当てられる(後述するエディットモードの場合は異なる)。
また、ゲーム開始時にパワーメーターを4種類のセットの中から選択する従来の「タイプセレクト」方式の他に、パワーメーターの各項目を個別に選択して構成する「エディットモード」が追加された。なおPS2、PSP版では隠し要素としてSFC版の新装備も含めた全装備を選択可能な特殊モード"EXTRA EDIT"が存在する。
[編集] パワーアップ一覧
選択できる4種類のパワーアップゲージは以下の通り。?(バリア)はフォースフィールド、シールド、フリーシールドから選択する。なお、これはAC版、PS2版、PSP版の構成であり、スーパーファミコン版では構成が異なる。
カプセル数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプA | スピードアップ | ノーマルミサイル | ダブル | レーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
タイプB | スピードアップ | スプレッドボム | テイルガン | リップルレーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
タイプC | スピードアップ | 2ウェイミサイル | ヴァーティカル | サイクロンレーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
タイプD | スピードアップ | フォトントーピドゥ | フリーウェイ | ツインレーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
エディットモードでは以下の装備より選択する
ミサイル | ダブル | レーザー | オプション | ? | ! |
---|---|---|---|---|---|
ノーマルミサイル | ヴァーティカル | ツインレーザー | オプション | フォースフィールド | ノーマルショット |
コントロールミサイル | スプレッドガン | リップルレーザー | スネークオプション | シールド | スピードダウン |
アッパーミサイル | テイルガン | エナジーレーザー | フリーシールド | リメインオプション | |
スモールスプレッド | フリーウェイ | サイクロンレーザー | リデュース |
SFC版のタイプセレクト
カプセル数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ1 | スピードアップ | ノーマルミサイル | ダブル | ノーマルレーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
タイプ2 | スピードアップ | 2ウェイミサイル | テイルガン | リップルレーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
タイプ3 | スピードアップ | スプレッドボム | ヴァーティカル | サイクロンレーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
タイプ4 | スピードアップ | フォトントーピドゥ | バックダブル | ツインレーザー | オプション | ? | メガクラッシュ |
SFC版のエディットモード
ミサイル | ダブル | レーザー | オプション | ? | ! |
---|---|---|---|---|---|
ノーマルミサイル | ヴァーティカル | ツインレーザー | オプション | シールド | スピードダウン |
ホークウィンド | ダブル | リップルレーザー | スネークオプション | フォースフィールド | リメインオプション |
2ウェイバック | テイルガン | エナジーレーザー | フォーメーションオプション | ローリングシールド | フルバリア |
スモールスプレッド | バックダブル | サイクロンレーザー | ローリングオプション | リデュース | メガクラッシュ |
PS2、PSP版のエクストラエディット(カッコ内はEXTRAで1周後に追加される武装)
ミサイル | ダブル | レーザー | オプション | ? | ! |
---|---|---|---|---|---|
ノーマルミサイル | ダブル | ノーマルレーザー | オプション | フォースフィールド | メガクラッシュ |
スプレッドボム | テイルガン | リップルレーザー | スネークオプション | シールド | ノーマルショット |
2ウェイミサイル | ヴァーティカル | サイクロンレーザー | (フォーメーションオプション) | フリーシールド | スピードダウン |
フォトントーピドゥ | フリーウェイ | ツインレーザー | (ローリングオプション) | リデュース | リメインオプション |
コントロールミサイル | スプレッドガン | エナジーレーザー | (ローリングシールド) | (リデュース) | |
アッパーミサイル | (リデュースII) | ||||
スモールスプレッド |
以降は、それぞれのパワーアップについて解説する。名称の後の注記はそれぞれ以下の意味。
- AC - アーケード版およびPS2、PSP版に登場する。
- SFC - スーパーファミコン版に登場する。
- PS2 - アーケード版およびPS2、PSP版の通常モードには登場しないが、EXTRA EDITには登場するもの。主に元々SFC版に登場したものである。
[編集] ミサイル
- MISSILE (ノーマルミサイル) AC/SFC
- ミサイルを投下、着弾後地面に沿って前進する。壁や急な斜面は登れない。AC版では2連射可能、SFC版では単発。
- 2WAY MISSILE (2ウェイミサイル) AC/SFC
- 上下に1つずつミサイルを発射するが着弾後その場で消滅する。アーケード版とSFC版ではミサイルの軌道が違う。
- SPREAD BOMB (スプレッドボム) AC/SFC
- 前方下方向に爆弾を投下、着弾後に爆風が発生。周辺の敵を巻き込む上に高威力。しかし爆風により敵弾などが見え難くなる欠点あり。AC版では2連射可能。SFC版では単発。
- SMALL SPREAD (スモールスプレッド) AC/SFC
- AC版では後方下方に、SFC版では真下に小型の爆弾を投下。爆風は多少狭いが威力は高く、2連射可能。
- PHOTON TORPEDO (フォトントゥーピドゥ) AC/SFC
- 動作はNORMAL MISSILEと似ているが、こちらはザコ貫通性能を持つ一方坂を登れない。AC版では2連射可能、SFC版は真下に発射され、単発。
- UPPPER MISSILE (アッパーミサイル) AC
- 上方向にミサイルを発射、天井に接触後は前進する。2連射可能。
- CONTROL MISSILE (コントロールミサイル) AC
- 正面にミサイル発射後、レバー操作に合わせて上下に移動する。扱いが非常に難しい。
- 2WAY BACK (2ウェイバック) SFC
- 2WAY MISSILEを後方に投下する。オプションを上手く使わないと使いづらい。
- HAWK WIND (ホークウィンド) SFC
- 自機(オプション)が画面上半分に居る場合は上へ、下半分に居る場合は下へミサイルを発射。接地後は前進する。
[編集] ダブル
- DOUBLE (ダブル) AC/SFC
- 前方と右上斜め45度にノーマルショットを撃つ。
- VERTICAL (ヴァーティカル) AC/SFC
- 前方と真上にノーマルショットを撃つ。
- TAIL GUN (テイルガン) AC/SFC
- 前方と後方にノーマルショットを撃つ。
- SPREAD GUN (スプレッドガン) AC
- 前方へ2方向に広がっていくノーマルショットを撃つ。2段階あり、さらにパワーアップする事で3方向になる。
- FREE WAY (フリーウェイ) AC
- 前方と最後にレバーを入れた方向にノーマルショットを撃つ。
- BACK DOUBLE (バックダブル) SFC
- 前方と左上斜め45度にノーマルショットを撃つ。
[編集] レーザー
- NOMAL LASER (ノーマルレーザー) AC/SFC
- 前方にザコを貫通するレーザーを発射。ボタンを押し続ける間はしばらく出続ける。
- RIPPLE LASER (リップルレーザー) AC/SFC
- 前方にリング状のレーザーを発射。遠くに行くほど判定が広がる。AC版では7面の破壊不能の溶岩弾を貫通して攻撃できる唯一の装備のため重用された。
- TWIN LASER (ツインレーザー) AC/SFC
- 前方に2本の短いレーザーを発射。SFC版のみ貫通性能を持つ。
- CYCLONE LASER (サイクロンレーザー) AC/SFC
- 螺旋模様で貫通性能を持つレーザー。NORMAL LASERとほぼ同性能だが、こちらのほうは少し貫徹力が劣る反面レーザー一本中のヒット回数が少し多い。
- ENERGY LASER (エナジーレーザー) AC/SFC
- ボタンを押し続けることでチャージが可能なレーザー。チャージ中も攻撃力があり、ボタンを離すかフルチャージで前方に発射される。貫通能力もある。AC版では前方にチャージされるが、SFC版では自機を中心に広がる形でチャージされ威力も高くなっている。
[編集] オプション
自機と共にショットとミサイル攻撃を行う。
- NORMAL OPTION (オプション) AC/SFC
- 自機の軌跡をたどり追いかけてくる。自機が停止するとその場で停止。
- SNAKE OPTION (スネークオプション) AC/SFC
- 動作はNORMAL OPTIONと似ているが自機が停止すると進んでいた方向に一定距離滑ってから停止。
- SFC版では動作が若干異なる。
- FORMATION OPTION (フォーメーションオプション) SFC/PS2
- 自機の上下に2個ずつ特定の場所にオプションが配置される。一定条件下で間隔を変更することが可能。
- ROLLING OPTION (ローリングオプション) SFC/PS2
- 自機の周辺を回転するオプションを配置。一定条件下で回転半径の変更が可能。
[編集] ? (バリア)
- SHIELD (シールド) AC/SFC
- 自機の前方のみ防御可能なシールドユニットを2個設置。耐久力は16発×2=計32発と高い。
- FORCE FIELD (フォースフィールド) AC/SFC
- 自機全体を包み込むバリアが発生。全方位を防ぐ。耐久力は6発と他の作品と比べると倍ほどある。AC版では地形および地形判定を持つ障害物に対しては防御能力を発揮しない。
- REDUCE (リデュース) AC/SFC
- 自機の当たり判定を小さくする。アーケード版とSFC版で性質が異なる。
- アーケード版では、1度目のパワーアップで初期の2分の1、2度目で3分の1に縮小される。他の「?」系装備のような耐久力は無く、装備中でも被弾したりするとミスになる。SFC版では、1度のパワーアップで3分の1のサイズになる。さらに耐久力があり、2発分まで耐えることができる(被弾するごとに、3分の1→2分の1→原寸大 と大きくなる)。
- なお、PS2のEXTRA EDITにおいて、「?」にREDUCEやREDUCE IIを選択しなかった場合、「!」でREDUCEを選択できる。
- REDUCE II (リデュースII) PS2
- 1度目では当たり判定が2分の1になり、2回目で3分の1になるという点はアーケード版の物と同じだが、被弾した際に当たり判定が大きくなる(1/3→1/2→原寸大)というSFC版における耐久力の仕様を引き継いでいる。なお、「?」にREDUCEやREDUCE IIを選択しなかった場合、「!」でREDUCEを選択できる。
- FREE SHIELD (フリーシールド) AC
- パワーアップボタンを押した直後に前方からシールドが1個が流れてきて、自機がそれに任意の方角から体当たりすることでプレイヤーの望む位置にシールドを装備できる。シールドの耐久力は16。最大8個まで装備可能だが、地形に当たるとあっけなく削られてしまうため8個揃えるのは非常に困難。取り逃した場合、もう1度だけ前方から現れる。
- ROLLING SHIELD (ローリングシールド) SFC/PS2
- 自機の周辺を回転するシールドを2つ設置。敵機や弾のみに反応し、地形にぶつかっても小さくならない。PS2版、PSP版では2段階のパワーアップが可能で、最大4基のシールドを設置できる。
[編集] ! (エクストラ)
- MEGA CRUSH (メガクラッシュ) AC/SFC
- 画面中の全ての敵にダメージを与え、敵弾も消滅させる。AC版では無敵のオプションハンターも撃破する事が可能。
- REMAIN OPTION (リメインオプション) AC/SFC
- 通称残機オプション。その名の通り残機を消費して(オプション1個につき残機1つを消費)一度に最大4個のオプションを装備できる。アーケード版では、一定条件により残機が増えてしまうバグが存在。
- SPEED DOWN (スピードダウン) AC/SFC
- 自機のスピードを1段階遅くする。SFC版では丸腰状態で使用することによりパワーアップできる裏技が存在する。
- NORMAL SHOT (ノーマルショット) AC
- ショットをノーマルショットに戻す。敵の攻撃難易度を下げる目的で使用する。
- FULL BARRIER (フルバリア) SFC
- 現在装備しているバリアの耐久力を最大まで回復する。ただし、バリアが装備されていないと選択不能。
- REDUCE (リデュース) PS2
- 「?」でREDUCEおよびREDUCE IIを選択しなかった場合にのみ登場。アーケード版のREDUCEと同じく縮小は1回ずつで耐久力なし。通常の「?」のバリアとの併用もできる。ちなみに、アーケード版の開発バージョンでは、「!」の位置にこのパワーアップが存在していた。
[編集] ステージ構成
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] AC版・PS2版・PSP版
1 | ||||
砂漠 | ||||
上下を砂山が多い囲んだステージ。砂で出来たドラゴンやライオンが行く手を阻む。最初のステージにしては難易度が少々高め。ボスはアリジゴクのゴライアス。 | ||||
ボス | ゴライアス | |||
使用曲 | DEPARTURE FOR SPACE→SAND STORM→DARK FORCE | |||
2 | ||||
泡 | ||||
画面が処理落ちを起こすほど大量の泡が行く手を遮る。最も大きい泡は一定時間経過で自動的に分裂する。ボスはバブルアイ。 | ||||
ボス | バブルアイ | |||
使用曲 | DEPARTURE FOR SPACE→AQUA ILLUSION→DARK FORCE | |||
3 | ||||
火山 | ||||
前半は途中に火山や落盤トラップが配置されたステージ。あることを行えば、BGMが"A Long Time Ago"に変更できる。その後迷路的なエリアを経て、岩盤を掘りながら進むエリアとなる。ボスはビッグコアMk-III。なお、ゲーム開始時のモード選択でビギナーモードを選択した場合、この面で終了となる。 | ||||
ボス | ビッグコアMk-III | |||
使用曲 | TRY TO STAR→IN THE WIND→UNDERGROUND→DARK FORCE | |||
4 | ||||
高速ステージ | ||||
高速3Dスクロール面。途中に点在するパワーカプセルを拾いながら進む。この面にボスはなく、パワーカプセルを取っても点は入らない。 | ||||
ボス | ||||
使用曲 | HIGH SPEED DIMENSION | |||
5 | ||||
モアイ | ||||
最初の空中戦を終えた後、前方から巨大なモアイが出現し度肝を抜かれる。このモアイは途中で上下どちらかに通常のモアイを吐き出して去っていく。その後はシリーズおなじみのイオンリングを吐き出すモアイ像が密集する中を進み、縦列状に並んだ4面モアイを突破した後ボスに至る。この面はボスが2種類存在する。最初のドガスは周囲を回る護衛が付いており、時折前進して後ろから攻撃する事がある。後半のヴァイフは6カ所から弾を当てるたびにふくらむ護衛(グローム)を吐き出すため、うかつに撃つとふくらんだ護衛に追いつめられることがあるので注意。このうちドガスはバグ技や背中の詐欺判定を持つことで有名。 | ||||
ボス | ドガス→ヴァイフ | |||
使用曲 | DEPARTURE FOR SPACE→EASTER STONE→DARK FORCE | |||
6 | ||||
細胞 | ||||
触手を1~2本持つ球状の敵と戦いながら進む。途中にはこの球体が道をふさいでいるところがあり、さらにその先は復活する壁を崩しながら進むエリアとなる。ボスはグレゴール。動きが止まった後2方向に腕を伸ばし、それを縮めながら迫ってくるので早急に一方を破壊するようにしたい。 | ||||
ボス | グレゴール | |||
使用曲 | TRY TO STAR→DEAD END CELL→DARK FORCE | |||
7 | ||||
溶岩 | ||||
大量の火山弾が飛び交う中を進む。火山弾を撃つと破壊不可能な3つの小さな火山弾に分裂する。膨大な火山弾の量はこのステージを難所たらしめている。ボスは2体おり、ワイバーンを倒した後その爆発の中からバルチャードドラゴンが現れる。バルチャードドラゴンが倒れた際、その体が外側に向けて飛散する。それらに当たり判定はないが、視認性が低下するので、残っている敵弾に当たらないように注意。バルチャードドラゴンが完全に姿を現してからメガクラッシュを使うと一発で倒せる(その場合、次のステージに移行するまでかなりの間が空いてしまう)。 | ||||
ボス | ワイバーン→バルチャードドラゴン | |||
使用曲 | DEPARTURE FOR SPACE→FIRE SCRAMBLE→DARK FORCE | |||
8 | ||||
植物 | ||||
植物系の敵が多数出現する。触手はつかまってもミスにならないが、その根本へと引き寄せられ敵に当たってミスとなることもあるので注意。この面のBGMのオーケストラ・アレンジ版は、アメリカ横断ウルトラクイズでも使用されたことがある名曲。ボスはブロッティング・ウィード。スピードが3段階以上ないと吸引に逆らえずに確実にミスになるので注意。 | ||||
ボス | ブロッティング・ウィード | |||
使用曲 | TRY TO STAR →COSMO PLANT→DARK FORCE | |||
9 | ||||
クリスタル | ||||
前方から飛んでくるクリスタルブロックを避けつつ、水晶の迷路を抜けて進む。迷路を抜けた後は飛来してくるクリスタルブロックを一定数避け続けた後、ボスのリザードコアが待ち受ける。なおこのボス前のクリスタルブロックの中には突如自機に向かってくる物が混じっており、このシーンは7面の火山弾ラッシュと並んで難所との声が高い。 | ||||
ボス | リザードコア | |||
使用曲 | DEPARTURE FOR SPACE→CRYSTAL LABYLINTH→DARK FORCE | |||
10 | ||||
最終ステージ | ||||
ボスラッシュ(ミスした場合にはデモス大群→テトラン戦からやり直し)の後バクテリアン軍の基地へと潜入する。基地の途中には突然せり上がる壁や通路をふさぐ敵、一本の線にしか見えないが当たると即死という回転レーザーなどが待ち受ける。途中に出てくる破壊不可能のボス「シャドーギア」は強烈な詐欺判定を持つことで有名。 途中から有機的な内部となり、復活する壁の向こうにはバクテリアンの頭脳が待つ。頭脳を破壊した跡は高速スクロールの脱出ステージで、これを脱出できないとクリアしたことにならない。なおクリアすると、クリア時の装備で次の周回に入ること、2周目クリア以降はエンディングがカットされ、すぐに次の周回に入る、といったこれまでのシリーズとは異なる点がある。 | ||||
ボス(前半) | テトラン→カバードコア→ビッグコアmk-II→クリスタルコア→デスmk-II→デリンジャーコア | |||
ボス(後半) | ディスプラクト→シャドーギア(撃破不可)→バクテリアン(頭脳) | |||
使用曲 | BOSS ON PARADE(ザブ地帯:1、テトラン:2、カバードコア~デスmk-II:3)→DARK FORCE→MECHANICAL BASE→DARK FORCE→FINAL SHOT→DARK FORCE→ESCAPE TO THE FREEDOM | |||
* | ||||
復活ステージ(隠しステージ) | ||||
最終ステージ、最終ボスであるバクテリアンが吐き出す3つの白い玉のいずれかに体当たりすると、グラディウスや沙羅曼蛇のステージにワープする。一番上の玉にぶつかると沙羅曼蛇、一番下がグラディウス、中央は前二者からランダムに選択されたいずれかにワープする。なお、ワープするとそれまでの装備をすべて失うので注意。いずれのステージもクリアするかミスをすると、再びバクテリアン手前の、いわゆる肉団子地帯に戻される。クリアして戻っても、隠しステージで得た装備はすべて失う。 | ||||
ボス | (グラディウス)ビッグコア (沙羅曼蛇)ゴーレム | |||
使用曲 | グラディウス・沙羅曼蛇とも、道中は元作品の1面のBGM、ボスはボス戦用BGM。 |
[編集] スーパーファミコン版
- 砂漠
- 基本構成はアーケード版と同じであるが、サンドライオンが出現しない。ボスはゴライアスだが、護衛の形が異なる。
- 泡
- 基本構成はアーケード版と同じであるが、ボーナスステージへの入り口がある(火山・モアイ・溶岩・高速ステージにも存在する)。ボスはバブルアイ。
- 火山
- 基本構成はアーケード版のそれから迷路部分を取り除いた物だが、各ブロックの内容はアーケード版とは異なる。特に岩盤エリアは全く別物といえ、また難易度にもよるが岩石が破壊可能になっている。ボスはビッグコアMk-III。(但し反射レーザーの速度がオリジナルより遅く、容易に避けられる)
- モアイ
- 巨大モアイは出現しないが、途中のモアイに動く物が存在する。ボスはTWINヴァイフ。護衛を撃っても膨らまずに消滅するだけだが、弱点の口を攻撃すると画面上から小さな岩を降らせて攻撃してくる。
- 溶岩
- アーケード版に比べ、火山弾の量や硬さは抑えられている。また、分裂した後の火山弾も破壊可能。ボスはゴルゴーン。基本的な対処法はアーケードのバルチャードドラゴンと同じだが、こちらは倒れた後の破片に当たり判定が存在する。
- 植物
- アーケード版と違って触手に触れるとミスになるので注意。ボスはブロッティング・ウィード。
- 高速ステージ
- 横方向高速スクロール面であり、アーケード版の4面とは別物。ボスはSFCオリジナルのビーコン。
- ボスラッシュ
- デス→クリスタルコア→ビッグコアmk-II→カバードコア→デリンジャーコアの順で出現する。ステージ突入時及びミス後の復帰時にはボス出現前に大量のザブが出現しパワーカプセルを供給する(終盤のザブはパワーカプセルを持たない)。また、アーケード版と違いミスした場合にはミスしたボスから再開となる。またこれらのボスには専用のBGMが用意されている。
- 要塞
- ボスラッシュとは別のステージになっている。進入通路やゲートも存在せず、そのまま潜入が可能。内部のトラップは、停電ポイントや回転レーザーをはじめ、多くのものがカットされている。そのため全体的に攻略は大変楽だが、唯一壁ボス後の壁はがれ地帯ははがれる量とスピードがアーケード版の比ではなく、競り負けてやられる危険があるので注意。ボスはディスラプト→シャドーギアMk=II。
- 細胞(最終ステージ)
- アーケード版からカットされた肉団子地帯に相当する最終ステージ。触手を生やして攻撃する肉団子や復活壁が存在するため、感覚はアーケード版6面に近い。ボスはバクテリアン。アーケード板同様3つの白い弾を吐き出すが、隠しステージが存在しないため当たってもやられるだけになっている。また撃破後はそのままエンディング(デモ中にアーケード版における高速スクロール地帯に相当する脱出シーンはある)が表示され次の周回となる。
[編集] その他
- アーケード版、PS2版、PSP版は画面内の敵機を全滅させる青カプセルが一切出現しない。(青カプセルの効果は「メガクラッシュ」が引き継いでいる)
- シリーズ恒例(?)の1000万点だがゲームセンターでやるには開店から閉店までやりこむ必要があり、2周目の復活は困難を極め、3周目以降となると一部復活不能になる程難しい。ネット上では自宅で基板でプレイして1000万点に到達した人がいるらしい。
- 前作グラディウスIIから引き続いてオプションハンターが登場する。ただし今作でのオプションハンターは前作のそれと異なり、オプションを1つでも装備していると出現する可能性がある。またオプションハンターはバスター、ゲス、カーンの3種類が存在し、この順番で出現する。移動方法が異なり、バスターとゲスは直進するがカーンは蛇行する。さらにバスターとカーンは「メガクラッシュ」以外では撃破できないのに対し、ゲスは通常ショットなどで撃破できる。いずれにしろ撃破すればとられたオプションをとりかえすこともできる。
- アーケード版では、ウェポンセレクト画面での「SHILED」「REPPLE LASER」「NOMAL」や、インストラクションカードでの「FLEE WAY」といった英語のスペルミスが目立つ。
- スーパーファミコン版にはボーナスステージが複数存在している。ボーナスステージでは赤カプセルと青カプセル以外に、黄カプセル(得点)と緑カプセル(1UP)が出現するが、これは初代グラディウスのMSX移植版の追加要素としてあった「エキストラステージ」を受け継いだものである。
[編集] 外部リンク
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本編 | グラディウス - グラディウスII - グラディウスIII - グラディウス外伝 - グラディウスIV - グラディウスV |
沙羅曼蛇 | 沙羅曼蛇 - ライフフォース - 沙羅曼蛇2 - 沙羅曼蛇 ポータブル |
MSX・X68000 | グラディウス2 - ゴーファーの野望EpisodeII - ネメシス'90改 |
携帯 | ネメシス - ネメシスII - ジェネレーション - NEO - NEO IMPERIAL - グラディウス ポータブル |
パロディウス | パロディウス - パロだ! - 極上 - 実況 - セクシー - 究極 - パロウォーズ - パロディウス ポータブル |
その他 | コズミックウォーズ - ソーラーアサルト(リバイズド) - オトメディウス |
関連 | ビックバイパー(開発史) - ロードブリティッシュ |